2024年10月8日
先日まで横溝正史の「八つ墓村」を読んでました。
昭和の頃の小説なので言い回しなどあんまり慣れないとこが多かったけど、意味はわかる言葉が多かったので読むには問題なかった。
所感としては、もう少し超自然的な要素があるかなーと期待してたけど、どちらかというとヒトコワな印象。
自分がよく読んでた作品だと、ミスリードしながら読者を誘導しつつ、最後に種明かしするパターンが多かった。
けど八つ墓村はどちらかというと、情報量が多かったからかもしれないけど、事実描写の積み重ねの上に真相が見えてくるといった感じ。
あと、物語後半で辰巳が狐の穴に逃げ込んだ後、典子が度々ごはんを持って会いに来てた。
都合よく抜け穴を見つけたのは目を瞑るとしても、見張りがいて、かつ洞窟なのでほぼ一本道なのに毎回見張りをかいくぐって辰巳に会いに来るのはちょっと笑った。
典子の隠密能力高すぎだろうと(笑)
ステルスゲーの主人公並みに隠密向き。
あと八つ墓村の暴動が激化した際、警察が積極的に介入して制圧しなかったのは気になった。
当時はそういうものだったのかもだけど、人殺ししようとしてる人間を警察が能動的に止めないってそんなことあるんですかね。
時代的なものだとしたら、現代万歳ですね。
次は何読もうかな〜
もっとホラーなものがよくて、京極夏彦のものとこ気になるけど、書店で単行本を手に取りと分厚すぎて毎回撤退してる(笑)