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新城ロードレース

Jプロツアー新城ロードレースに参加してきました。

チームから聞いていましたが、吉岡さんの欠場が決定してしまい、どうやって戦うんだ〜と思いながらとりあえず前日に新城へ移動。

東名高速を移動していると見かける知名ですが、なんて読むのか知らなかった。
行ってみたら長篠の戦いで有名なその辺の地域だったんですね。

前日に1周だけコースを試走してから少しだけ歴史のお勉強。

長篠の合戦場に行ってきました。
その後、近くの峠を登ってみたらかなりいい感触。
これは、いい感じなレースになるかもしれない。自分に期待しながら調整走は終了。

晩御飯は安定のすき家へ。

しかしながら色々なチームがすき家に来ていてすき家は完璧にパンク。

レーススタイルが大博打な宇賀選手だけあって、晩御飯も博打に出てみて、近くの台湾料理屋に行ってみました。
美味い&大盛り。そして安い。
これは勝った。

なんかいい流れな気がする。

ってのが前日のお話。

コースはこんな感じで16キロ×10Lapの160キロ
日本では珍しく160キロのレースでした。

去年フランスでロードレースを走ると8割は160キロのレースだったので慣れ親しんだ距離といったところ。

コースも2分強のアウターでこなせる登りがある一方でその他の区間はとても単調な平坦路でフランスのアマチュアレースのようなゲーム性が高くなるコースでした。

ロードレースのゲーム性が高くなるとチームメイトの数が重要です。

6〜8名出走しているチームが多いですが…サンブレイブは3人😇

難しいレースになることが分かっていましたが、公道をダイナミックに使用し、チームカーまで走らせてくれる日本らしくない本物のロードレース。
何か爪痕を残してやろうと意気込んでスタートラインに並びました。

10時に定刻通りレーススタート。

1周目
落車多発。
なんでここで?
コース見てないの?
見てなくても転けないよ?
ってところで落車する選手ばかりでJプロツアーのプロトン怖いっす。

2周目
せっかくなのでチームカーからボトル補給。
日本のレースのコミッセールカー(審判車)はプロトンの遥か後ろを走るため、補給するのが大変そうだなぁと思ってました。
(チームカーからのボトル補給はコミッセールカーの後ろで行うルールです)
ダメ元でコミッセールカーの運転手に「もっとプロトンの真後ろまで行ってくれます?」と言ってみたところプロトンの真後ろまで行ってくれたので楽に補給できました。
意見を言うのは大切ですね。

3周目
スタートラインのスピーカーから「〜16名〜」と聞こえたので

「え?逃げいるの?しかも16人?まじ?」
ってなりました。

練習仲間の横塚さんに聞いてみると勝ち逃げになるかも知れない危ないメンバーとのこと。
ボトル補給してる間に集団が割れたようですね。
こんな序盤でそんな逃げができるとは思っていませんでした。

落ち着いて集団の状況を見定め登坂区間の前の平坦区間では何もしない事にしましたが、チームメイト2人が集団を牽引していました。

先頭の16名との差は30秒との事。

3人しか参加していない我々が集団の牽引をするタイミングとしては早すぎるので
「まだ何もするなー」
と伝えるためにウガも集団の前に行きます。

で、前に行ったついでに集団前方に居座って登坂区間に入ります。

Photo:蒲生善之

登坂区間に入ってすぐ、全日本チャンピオンの小林選手が麓からペースを上げ逃げとの差がグッと詰まりました。
頂上手前で逃げグループを捕え、ダウンヒル区間に向けてウガがアタック。

コーナーで差をつけて集団から飛び出しました。

ウガのダウンヒルについて来れたのはブリッツェンの武山選手のみ

ダウンヒルの後の平坦区間では2人では厳しいと武山さんと話してペースは上げずに後ろを待つ事にしました。

そして集団からブリッジしてきたのは
キナン孫崎選手
シマノ入部選手

4人での逃げが始まりました。

Photo:三井 至

頭を下げて空気抵抗を必死に減らしながら逃げます。

Photo:三井 至

この4人での逃げはメンバーが色々な意味で良すぎるため
「嫌な逃げになってしまったなぁ」
というのが素直な感想。

集団スプリントに持ち込みたいチームはにとっては少人数の逃げは都合がいい。かと言って弱いメンバーで逃げているわけではないので集団が追わなければ捕まることもない。

泳がすには丁度いい逃げだったのです。

ウガとしては泳がされてる可能性も考えながら後ろから数名がブリッジしてきて勝ち逃げを狙える逃げになる事を期待してましたが

Photo: 三井 至

タイム差は20秒前後を推移

恐らくどこかのチームがプロトンをコントロールしてるわけでもなく、散発的にアタックがかかっていると予想しました。

ここから4周目

結局1周回逃げて登り区間の頂上付近で集団に捕まってしまいました。

Photo:蒲生善之

捕まる直前の写真。集団との差を確認する。

プロトンはウガたちの逃げ集団に対して登り区間だけで20〜25秒を詰めてきたので、そこそこペースが上がって強い選手しか動けない状況になっている可能性がある。

なので…

ダウンヒルでもう1度アタック!

その結果…

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