長谷工住まいのコンペティションに参加してきました。
お疲れ様です。建築学科の者です。
先日、学科の友人と応募した長谷工住まいのコンペティションにて、佳作を受賞することができたので、本日の公開審査会に参加させていただきました。
※「集合住宅の新しいあらわれ」と言うテーマに対し、従来の集合住宅で内に閉じた居室空間を、廊下と反転させることで全面的に外に出す、と言うアイディアで応募しました。
〈公開審査会の感想〉
乾久美子さん、藤本壮介さん、増田信吾さんなと、著名な建築家の先生方が他の受賞者の作品にコメントされていたのですが
・そのテーマだからこそ表れるアイディア
・敷地や提案を超えた可能性があること
・テーマ(あらわれ)に対する深い洞察
・その案ならではの新規性
(従来の建築システムを改良しうるもの)
などの要素が、建築のコンペを考える上で非常に重要である事がわかり、学びになりました。
審査員の方々が、懇親会で面白い案だと言って下さった一方、アイデア、コンセプトの段階から実際の建築(よりリアリティのある形)に落とし込む過程や、それを伝える手段、表現方法にまだまだ改善の余地があることが分かり、成長の余地を大いに感じました。
僕は工学系に進む予定ですが、こうした発想や表現も引き続きコンペなどを通してスキルアップしていこうと強く思いました!
また、学生コンペということで今回は一見突飛な案を作品として提出しましたが、同時に
・不動産としての経済的側面
・工法、工事費
・法規制や建築性能
など、様々考えるべきことは多く、今行っている工学系の設計課題でやっていることもリンクするものが多く、今後実務を重ねる中でそこをどう折衷するかも非常に重要な問いであり、そこに関しても勉強していきたいと感じました(コンペ内でそこまでやるとつまらない案になってしまあと思う反面、案を通してそうした部分にまで介入できればより良いと思いました)。
来年はコンペや学校のタスクに加えて、実務を通した価値提供もしたいと考えています。学生のうちに業界やそもそもの「働く」と言うことに対する視野を広げ、大学院を出たタイミングで自分がどう価値を提供するのか、と言うイメージを固めていきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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