【MUP WEEK9 ロジカルデータスキル 】

今回はMUP WEEK9という事で学んでいきます。

タイトルはロジカルデータスキルです。

 

結論:掛け算の法則で、どれだけスキルがあっても論理的思考スキルがなければ無意味です。

(100×0=0。それだけロジカルに考えるという事は重要です。

 では学んでいきましょう!

  

ラーメン屋の売り上げ計算
 

まずはラーメン屋の売り上げを考えてみます。
場所:浜松町
従業員:3名
席:13席
ラーメン:650円

 この時に売上の正解、不正解は重要ではありません。なぜなら売上はその店の人しかわからないからです。では何が大切かというと、その売り上げを導きだすに至った考え方が重要なのです。

 その考え方の正解、不正解を見る思考力をフェルミ推定といいます。

 例:売上101万円です。ならなぜその101万円になったのか、過程が重要。

 まずは以下の表を書き出します。そしたらそこに数字を入れていくだけです。

これを1つもっているだけでいつでもお店の売り上げを算出する事ができます。

 

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このように、顧客視点を論理的に証明、追求する事がビジネスでは最重要です。

 コペルニクスの地動説思考

次に、思考について学んでいきます。

コペルニクスの地動説を皆さんはご存じでしょうか?これは当時の人々が皆『地球が中心として太陽が回っている』と考えておりましたが、コペルニクスは『太陽が中心で地球がその周りを回っている』と説きました。

 この定着された考えを覆す視点こそが、ビジネスにおいても重要な思考法になります。

 なぜか人は自分中心に物事を考えてしまいがちです。

そんな時は是非一度立ち止まり、自分の見える視野が決して正しいモノではないという考えを思い出しましょう。

しっかりとしたデータに基づく事実が必要です。

 ではここでも例を用いて考えてみます。

 皆さんは世界で予防接種を受けられていない子供は何%だと思いますか?

20%? 50%? 80%?


実はこれ、正解は20%なんです。どうでしたでしょうか?50%や80%と思った人はいませんでしたでしょうか?

そうなんです。意外にも80%の子供は予防接種が受けられているのです。
これは勝手に自分の頭の中でドラマチック化してるだけで、実際はたくさんの人が受けられているのです。

 ここから分かる様に、人はドラマチック化してしまう習性があります。

 

ハンス博士の著書により詳しい内容が書かれております。

世の中の真実の質問に世界トップクラスの関係者が答えた結果、正解率はなんと10%でした。これはチンパンジーが適当に回答を選ぶ正解率とほぼ同じだというのです。

 例:飢餓で苦しむ人がいるというニュースを見ると、その国の人はみんなこうなんだと思い込んでしまう。でもいったんデータで見直しで見ると、実際それはごくごく一部の人の事で、大半の人は飢餓で苦しんでいないんだと気づく事があります。

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ではどうすればよいのでしょうか?

それは、思い込みを捨てる思考を持つことです。つまり人の考えと自分をマッチングしていくのです。思い込みを捨てる為には、以下二つの思考を消さないといけません。

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分断思考


分断思考とは?
 

まず、分断思考ですが、人は物事を2つに分けたがります。

よく以下のように分断して考えられます。

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ですが、それぞれ中間層が大半であったり、線引きがあいまいであったりしていますよね。この世界は2つに分断できないのです。

 グラデーションの理解が不可欠
 

まずは先程より話しております、人間の分断本能をなくす事が重要です。なくす際の例を見ていきます。

例:飲食店を作りたいとします。

 よく立てる立地を考えた際に、交通量が多い=良い、交通量が少ない=悪いと分断されますが、ほんとにそうでしょうか?交通量が多い側にデメリット、少ない側にメリットはないでしょうか?

 

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上記図を見ていただいてわかる様に、一概に交通量が多い場所だから良い、にはならないのです。交通量が多い場所なのによく見せが潰れるのは、売上は上げてますが、人件費や家賃等の経費が高く、お金が回らなくなることがほとんどです。
ですがなぜか田舎にポツンとあるお店は続いてますよね?それは売上は少ないが、経費も少ないから利益が残せるのです。

なので注視すべきポイントは、どれだけ売上を上げるかではなく、どれだけ利益を上げられるかなのです。

だから分断思考で2つに分けては何もうまくいきません。
分断したのを細分化して、グラデーションを考えるのが重要なのです。

ネガティブ本能

ネガティブ本能、これは共感についてです。

人はネガティブにすごく共感します。

 

以前話題になりましたが、

保育園落ちた死ね ⇒ 共感されましたが
保育園は入れた  ⇒ こちらに共感は聞きませんよね?

 そういった術をメディアも頻繁に使用しています。

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 例えば交通事故ですが、事実を伝えるだけであれば、どこで、どういった事故があり、人はどうなったのか、これを伝えるだけで良いですよね?ですが、メディアはその遺族のインタビューまで流し、共感を得て、視聴率を取ろうとしているのです。

 メディアの情報だけを聞いていると、まるで世界が悪くなっているように感じると思いますが、決してそうではありません。

 このように目に入ってくるものを常に疑う事が重要です。

さらに例を見ていきます。

 例:ソフトバンクの通信障害で1万件以上の解約

 このようなニュースがありました。ですが、こういった情報も冷静に考えてみる必要があります。なぜなら、ソフトバンクユーザーは日本の訳23%で、2000万人程度います。ユーザーは何もしなくでもある一定数は定期的に入れ替わるので解約をします。その解約率を見てみると1万件程度の解約は日常的な事で、何も通信障害が理由ではないことがわかりました。

 このように入ってくる情報が本当に正しいのか、考える癖を付けましょう。

 メディアの裏付けというのがとても重要で、自分の感覚や感情に流されなず、感情を定量化して証明する事が重要です。

つまりそれがロジカルデータスキルです。

 

サービス設計の流れ
 

では次回、感情に流されず、サービス設計を定量化してロジカルに組み立てるとどんな事でも成功できるという事を学んでいきます。

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最後まで御覧頂きありがとうございました。

 

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