アルコールって、どのくらいなら飲んでいいんだっけ?
飲兵衛の間でもよく話題に上るテーマなので、私も少し書いてみたいと思います。
…何をどれだけ飲んだかって、わからなくなりがちなんですよね…。特に飲みになんか行くと。最近は外飲みをしないという対策を行なっております。
まず大前提として、私は減酒治療という形で通院しているアルコール依存症者でありますが絶対断酒主義者ではありません。
私自身も現在進行形で習慣的飲酒をしていますので、その上での1意見とひて読んで頂ければと思います。
また、近年アルコール依存症からアルコール使用障害に名称が変わり、その略称であるAUD(alcohol use disorder)というのが使いやすそうなので、それも少しづつ使用してみようかなと思っております。
今回私が参考にしたのは、AUD関連でも比較的国際的に信頼が高いとされるNIAAA(National Institute of Alcohol and Alcoholism)の記事を参考にしたいと思います。
厚生労働省でもいいんですけど、まだ1単位が20→10に変更するとか、まだハッキリしてないに上限が甘く感じてしまうので取り上げるのはやめました。
たと他の欧米諸国であるイギリスやフランスとかだと各国また基準変わってややこしくなると思ったのでここはアメリカ、特にNIAAAの基準でお話しします。
まず基準となる1ドリンクの量です。
全部oz表示ですが、概ね350mlのビール、150mlのグラスワイン、40mlのウイスキーやスピリッツが1ドリンクという解釈で良いかと思います。
面白いことにこの団体はこれくらいなら安全な飲酒量を示してはおらず「適度な飲酒量」(modeate drinking)という、かなりお茶を濁したような表現でして、男性は1日2ドリンク、女性は1日1ドリンクというなかなか厳しいものになっておりました(笑)
それより進むと下記に示したHeavy Drinkerの基準を上回るとヤバいよってことみたいです↓
ヘビードリンカーというのは男性で1日4ドリンクまた1週間の合計が15ドリンク以上。女性だと1日3ドリンクまたは週に8ドリンクと定められています。みんなこのくらいは毎日飲んでるよね(笑)
ちなみに日本語だとあまり言わないBinge Drinking はこれ。もっと良くない飲み方の例。
血中アルコール濃度0.08mg〜女性で4ドリンク男性で5ドリンクを2時間以内に飲み切ってしまうやつですね。まあ飲み会とかだとみんなやってそうですが。
じゃあどのくらいなら飲んでもいいの?って話になると、NIAAAは明確で、
「アルコールを飲むこと自体が多数の病気に繋がるリスク因子だから、ゼロがいいよ!飲まない方がいいよ!」って言ってます。
交通事故が嫌だったら車乗るな、に近い言い方ですけど(笑)
もちろんAUD(アルコール使用障害)診断されてる人、妊婦さん他に医学的な制限をお持ちの方はあるあを飲むこと自体ダメとされております。
今はAA・断酒会もあるしオンライン自助グループなどもかなり増えて来ました。私が取り組んでいるようなハームリダクションという考えでの減酒治療という新しい選択肢もあります。
その上で、今一度このような一定の信頼性に基づいたリソースを確認し、自分自身日々の生活に当てはめてみるのも悪くないかな、と思いシェアさせていただきました!
読んで下さった方、ありがとうございます❗️