AT限定と中型8t限定をまとめて解除した話#1

　最近、運転する機会が増えてきた。
　

　とは言っても仕事で乗ることはなく自分の車を所有しているわけでもないので、気が向いたときにレンタカーでその辺を走る程度。AT限定免許だし、ペーパードライバーに毛が生えたようなものだ。

　なので全く必要性はないのだが、なんとなくATの限定解除に行こうと思い始めた。いや、正確には以前からいつか行きたいとは思っていた。

　幼い頃はトミカのコレクションにハマり、小学校高学年になると、湾岸ミッドナイトや頭文字Dといっあ走り屋系の漫画に夢中になった。
　グランツーリスモというプレステのゲームにもずいぶん熱中したものだ。
　そんな様子なので「俺は18になったら絶対すぐに免許を取り、夜な夜な大垂峠なんかを攻めるのだ！」などと妄想を膨らませて信じきっていた。

　それが高校に入ると周りの影響であっさりとバイクにかぶれ、いきなり大型免許を取ってナナハンを買うという暴挙に出た。

　要は思いつきで行動するのである。

　普通免許の取得もしたいなと思っていたのだが、ついつい後回しになり、なんとなく大学生になってしまった。
　とりあえずは取っておきたいのだが、根が怠け者のためバイトも大して頑張らず、常にお金がない。よって教習所に通えないので試験場の一発試験で免許を取ることにした。
　
　これだと当時25〜30万くらいだった教習所の費用が安ければ検定料+@で済んでしまうということになる(実際には自由練習させてくれる教習所で車を借りて練習したりするから、どうしてももう少しかかる)。

　そんな感じで少しでもハードルを下げるためにMT免許は諦めてAT限定に絞ったわけだが、車好きの血はまだMT免許を諦めていなかった。

続きます。