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AT限定と中型8t限定をまとめて解除した話#4

 さて、教習開始である。

 正直かなり緊張したが、待合室で教習原簿を渡して、憧れの中型トラックに初乗車。教官に助手席に乗るよう指示された。

 「こんな感じでーす。加速してギアチェンジして、カーブ来たら減速して曲がりますねー」

 2〜3周コースを走ったあと路肩の停止線に車が止まった。

「じゃあ、交代でーす」 

そんな!?


 実際、テキストすらないのだ。
 
 バイクには乗っていたからクラッチ操作も理屈はわかるが、脚でやるのは全然話が違う。
 あと、トラックのクラッチは繋がるところが深すぎてすぐガタガタいわせてしまう。怖い…

 ミラーも見慣れないからすぐ白線を割ってしまうし、そもそもシフトレバーに力が入りすぎてマトモにギアチェンジできない。

 教官は上半身を激しく前後に振りながら青ざめている…

 絶望感に打ちひしがれて、初日の教習が終わった。

 2日目からも相変わらずのガタガタ運転だったためなかなか課題走行に行けず。
 教官に帰り際「ん〜、このままだともう少し頑張りましょうという感じかなぁ」と言われた。

 本気でヤバいと思った自分は家に帰ってYouTubeをで関連動画を調べ始める。教習所の教官が解説している動画を片っ端から見るのである。

 まず、テキストがないので課題科目すらわかっていなかったのだが、検定での課題は

・路端停止
・S字カーブ
・クランク
・方向変換
・あい路
・坂道発進

となっているようだ。

 全然知らなかった。方向変換はちょっと記憶が定かではないのだが、あい路は間違いなく鮫洲の普通免許の課題にはなかった(実際普通と準中型ではやらないそうだ)。


あい路のモデル。左右どっちで試験されるかはわからない。

 ↑ちなみにあい路ってのは右折もしくは左折でこの枠の中に入れるってものなんだけど、意外と1発で決まらない。
 その場合は一回前に出して切り返すのだが、前方にも線があってそれを超えてはならない。
 最終的にできるようになったけど、3回に1回くらいは切り返しで怪しい感じになるので不安…。

 

 そこからはひたすらYouTubeを見てイメトレ。手をグルグルさせ、足元もガチャガチャやる。
 飽きてきたらたまにバスの動画とかに替えて新鮮さを保持する。

 妻は毎晩変な目で見ていたが、そんなの気にしちゃいられない。追加教習なんてなったら大変である。

続きます。

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