機械コントロールビショップ解説【光影の二重奏】
どうも、Ryukaです。
今回は、私が最近好んで使っている、『機械コントロールビショップ』(以降『機械コンビショ』)について解説します。
新弾発売後まだ5日しか経っていないため、内容の信憑性を保証するのが難しいですが、私は昨年度のJCS出場、今年度はエリア予選関東Bベスト8(あと1勝でJCSだった)ですので、これを担保とします。
最強デッキとは言えませんが、少なくとも戦えるデッキだと思います。大事な所は全部無料なので、是非読んでみてください!
1.機械コンビショとは
『機械コンビショ』というアーキタイプは一般的に存在していないと思うので、まずは2個前の環境である『森羅鋼鉄』の話からします。
11/19に行われた『大阪GP』にて、私が『機械コンビショ』を開発し持ち込みました。開発までの話はおまけとして投げ銭部分に書き残しておきます。
『大阪GP』では惜しい所で結果を残せませんでしたが、チームメイトに握らせた『機械コンビショ』は、5-2というまずまずの結果でした。
その後反省点を踏まえて1枚入れ替えて、11/26の『CS』で使用し、『優勝』することができました。このときにリストを見かけた方もいるかもしれません。
そして、12/3の『エリア予選関東B』で使用し、『ベスト8』という惜しい結果に終わりました。
使用した3大会すべてで好成績を収めていることからもこのデッキが『森羅鋼鉄では強かった』ということが証明できるかなと思います。
その後、12/9に『友田一貴さん』が50枚一致のリストで『ベスト4』だったとツイートされていました。リストは偶然の一致の可能性もありますが、おそらく私のCS優勝リストを参考にしてくださったと思うので、とても嬉しかったです。
2.どんなデッキ?
まず改めて『森羅鋼鉄』でのリストを貼ります。
おおまかにどんなデッキかというと、最低限の機械ギミックで『リモニウム』を活かし、『リモニウム』と『ジャンヌ』の『AoE』、『魔弾』と『破邪』といった『クイック』でコントロールしていくデッキです。
一つの理想的な動きは、5tに『ラピス』を縦置きにして、6tに『リモニウム』や『ジャンヌ』で相手の盤面を一掃して、圧倒的な盤面の押し付けを行うことです。
3.光影の二重奏の機械コンビショ
『光影の二重奏』環境で現在私が使用しているリストはこんな感じです。
『次元混沌』で『射殺す輝き』、光影の二重奏で『白牙の神殿』と『ツタンカーメン』が追加されました。
『白牙の神殿』が特に強くて、『白牙の神殿』効果で『リモニウム』を出すことができるので、6tに『リモニウム』を出しながら『クイック』を構えることができるようになりました。
『次元混沌』では『人形エルフ』など勝てないデッキが多くて『機械コンビショ』の使用を諦めてましたが、『光影の二重奏』の新カードによって大幅に改善されたので、大きな変化だと思います。
一応新弾2日目の『CS』で使用したリストも載せておきます。殆ど脳内調整しかできていないためリストに変化が起きてしまっていますが、先ほどのリストの方が多くの対面に対応できて環境的にも強いと思います。
4.戦績
使用数がまだ少ないですが、戦績はこんな感じです。試合内容の要約は後ほど書きます。
2/24CS 3-2
✕後ギルヴァドラゴン
◯後自然ロイヤル
◯後人形エルフ
◯先アミュレットビショップ
✕先2コスナイトメア
2/27CS 2-4
◯先秘術ウィッチ
◯先アミュレットビショップ
✕先秘術ウィッチ
✕後秘術ウィッチ
✕後吸血鬼ナイトメア
✕先ミッドレンジロイヤル
あまりぱっとしないですが、ある程度戦えるデッキということは保証できるかなと思います。
実際強いのかはなんとも言えませんが、結果を待つより新弾5日目で記事を出してしまうことを優先しました。
5.採用カード解説
欠落の聖女・リモニウム
『機械ビショップ』が環境に入ったことがないため、各種冒頭に画像を貼りながら書き進めていきます。
『リモニウム』の為に『機械ギミック』を採用しているといっても過言ではないです。
『リモニウム』の強い動きに、
①最速リモニウム進化
②6tリモニウム進化
の2つがあります。まずは『最速リモニウム進化』について解説します。
『リモニウム』を出して進化するまでのコストは、【『元コスト3』+『進化コスト7』−『EXのリペア枚数』−『ファンファーレのリペア1枚』】なので、【『9』−『EXのリペア枚数』】です。つまり『最速リモニウム進化』は、『EXにリペアが4枚』ある状態での、『先攻5t後攻4t進化』です。『EXにリペア5枚』あっても、『ファンファーレ』で加わってくれないので、4枚と変わらないので注意です。
この『最速進化ターン』の早さが『リモニウム』の魅力の一つです。『マーロン』などの、『3コス1進化族』の次のターンというのは結構早くて、今環境で言うと、『セリアの黒進化』や『プリム進化ノーニャ』と同速となります。この速度で盤面一掃しながら、『進化後リモニウム』と『機械フォロワー1体』が残るのですから、強いですよね。
そして、『最速リモニウム進化』の次のターンには『ジャンヌダルク進化』が可能なので、『2ターン連続AoE』が可能です。場に『リモニウム』が残っていたら、『進化後リモニウムの起動能力』の2回目を使いながら、『ジャンヌ進化時能力』でそれらをまとめて体力バフできるため、このデッキの『勝ちパターン』の1つとなっています。
『リモニウム進化後』の『体力が4』だったり、『元コスト3』だったりと、『ヴィクトリア』『ゆめのささやき』『烈火の魔弾』など取る手段が結構あるので、『最速出し』で場に残るのを期待はしにくいです。しかし、例えば『リモニウム進化後能力』で『鉄腕の修道女』を出せば、『守護裏』に『リモニウム』を隠せるので、ロイヤルの『白と黒の決闘』で取られなかったりします。刺さる時はとことん刺さるので、『リモニウム』を出すかどうかはよく考えましょう。
この『最速リモニウム進化』は確かに『上振れ』ですが、『機械コンビショ』の強みの一つに過ぎないです。こういった『強い動きの種類』がたくさんあるのかどうかが、そのデッキが強いのかの一つの『指標』だったりします。
『リモニウム』を使うもう一つの強い動きが、『6tにリモニウムを進化する』です。5tに相手の盤面を無視して『ラピス』などの『場持ちの良いフォロワー』を『縦置き』にして、一旦『相手の攻撃』を『ライフ』で受けて、『6tにリモニウムを進化』します。
これをすると何が起きるかというと、『リモニウム進化』で『相手の盤面』はほぼ必ず『無に帰す』にもかかわらず、『自分の盤面』は『ラピス』と『リモニウム』と『2コス機械フォロワー』となるので、相手のデッキによってはかなり『絶望的な盤面』が完成します。これが所謂『溜めの動き』です。
この動きの強みは『再現性の高さ』です。『6tリモニウム進化』ということは、『リペアモード3枚』で良いので、『最速出し』と比べて『要求値』がかなり低くなっています。また、『リモニウム』を『ジャンヌ』で代用可能な場面も多いため、『再現性』が高くなっています。今だと『ジャンヌ』は『アナスタシア盤面』を処理できないため、『次元混沌環境』はこのデッキそのものが微妙になっていましたが、『森羅鋼鉄』の頃は『ジャンヌ』で事足りることが多かったのです。
ちなみに私はこの『6tリモニウム進化』を、『最速リモニウム』と対になる表現として、『準速リモニウム』と呼んでたりします。ポケモンやったことある人なら伝わるかな。この表現は記事では使用しません。
そして、この『6tリモニウム進化』の動きが、『光影の二重奏』で、『再現性』と『出力』の共に強化されたのです。
まず『ツタンカーメン』については、この『6tリモニウム』の話では『ラピス』と同じ役割です。5tに『ツタンカーメン縦置き』して『1pp残し』でターンを返せば、それなりに取られにくいです。また、これが取られるということは、『相手が4点を縦に飛ばし』つつ、『横になった5/4を取っている』ので、それなりに『リソース』を割いています。なので『6tリモニウム』が『場残り』しやすかったり、そもそも『リモニウム』に行く必要が無くなる可能性があったりします。
そして『白牙の神殿』(以降神殿と呼ぶ)については、3tに置くことによって6tに『リモニウム』が出せます。なんと『リモニウム』は『信仰・フォロワー』です。これが奇跡的にこのデッキに噛み合っていました。『神殿』か『リモニウム』が引ければ『6tリモニウム』がいけるので『再現性』が高くなったのは勿論のこと、『神殿』から『リモニウム』を出せば『ppに余裕が生まれる』ので、『クイックを構える』ことができます。これによって『黒オーキス』を防げたり、『ヴィクトリア』を『クイック』で対処できたりするので、『人形エルフ』に対して『戦う術を得られた』ということです。
さて、『最速リモニウム』と『6tリモニウム』の『2軸』に分けて解説しましたが、大事なのはここからで、この2つの戦略が『互いに相手を牽制している』ということです。
どういうことかと言うと、『相手目線』で考えたとき、『最速リモニウム』を警戒して少しセーブした動きをしたら、『ラピス』が安着します。逆に『ラピス』出させないように全力で盤面を作ったら、『リモニウム』でひっくり返されてしまいます。
分かりやすい例は『アナスタシア』です。『先5でアナスタシア』行こうにも『スクナ』が付かない場面で、無理やり『アナスタシア』を投げたら『リモニウム』がきついです。『リモニウム』を警戒して『アナスタシア』を温存したら『ラピス』を出されてきついです、『神殿』があったら尚更ですね。
こういった『2つの択の関係』を、僕は『表択と裏択』と呼んだり、『表と裏』と呼んだりします。この記事では『表と裏』と呼ぶこととします。『表と裏』はこの記事で結構ポイントになってきます。カードゲームの面白い部分の一つでもありますね。僕はこういうの大好きです。
この『表と裏』の押し付けをするためにも、いつでも『リモニウム』行ける数の『リペアモード』を常に用意しておきたいということになってきます。
リペアモード関連フォロワー
『リペアモード』を『生成する』カードは、『ガンナー』『鉄腕』『ファルコン』『マーロン』『リモニウム』『ファーザー』の6種です。
『リペアモード』を『要求する』カードは、『リモニウム』『マーロン』『ファーザー』『ファルコン』『メルコット』の5種です。
『リモニウム』の話で出ていたように、このデッキでは『リペアモード』の枚数を確保するのが大事なのですが、その『枚数』を一旦整理していきましょう。
リモニウム : 4枚(ターン数により変動)
マーロン : 2枚は欲しい(状況次第)
ファーザー : 3枚(足りなくても可)
ファルコン進化無し : 2枚(足りなくても可)
ファルコン進化込み : 1枚(足りなくても可)
メルコット : 5枚(なるべく欲しい)
このデッキはどこまで行っても『リモニウム』が中心なので、『最速リモニウム』の『先4t後3t』までに『リペアモード4枚』用意が一つの基準になってきます。もう一つの基準が、『6tリモニウム戦略』が可能な『4tまでにリペアモード3枚』です。なんで4tかというと、5tは『ラピス』を投げたいからですね。
そして、対面次第ですが多くの場合において、『3tに神殿を置きたい』ということを頭に入れて考えていきましょう。
つまり、
・理想は先4t後3tまでにリペア4枚
・最低先後4tまでにリペア3枚
・神殿は3tに置きたい
これが思考の基準になっきます。
まずは『神殿無しの後攻』で考えましょう。
『マーロン』を後3tか後4tに投げることを前提に考えてみましょう。『マーロン』の『進化時効果』で『3-4コスト』を破壊できるのは、除去ラインとして優秀でもあります。
・理想は後2tまでにリペア3枚
・最低限後3tまでにリペア2枚
ということになりますね。理想の『後2tリペア3枚』は、『ガンナー+鉄腕orファルコン進化』、あるいは『ファルコン進化2回殴り』で達成できます。『後2ファルコン進化』って意外と生き残るので、思ったより達成できます。最低ラインの『リペア2枚』は、『ファルコンか鉄腕』があれば達成できるので、要求値が結構下がりますね。
『神殿無し先攻』については、後攻のパターンよりターン数に余裕があるので、『最速リモニウム進化』しやすいです。細かくは書きませんが、『先2ファルコン』も『先3ファルコン進化』もどちらも次ターン相手に取られやすい点は注意してください。
では、『神殿有り後攻』を考えていきましょう。
理想は『後2tまでにリペア4枚』です。ガンナー+ファルコン進化2回殴りで可能です。
最低ラインは『3tに神殿』置きつつ、『後4tまでにリペア3枚』です。『ガンナーorマーロン+鉄腕orファルコン進化』で可能です。
『先攻神殿あり』については割愛します。必要な要素は書いてあると思うので、是非考えてみてください。
6tまでの『リペアモード』の動きはこれで大方想像つくと思いますが、一つ大事な話があります。『5tファーザー』が『もう一つの裏択』ということです。
『6tリモニウム戦略』を取るためには『4tリペア3枚』が最低ラインとなっていましたが、これって『ファーザーの能力起動ライン』と一致しています。
これが何故『もう一つの裏択』になるかと言うと、相手目線の『ファーザー』のケアは『殴らないこと』だからです。しかし、もし殴らなかった場合、『ラピス』も『リモニウム』も完全に裏目になってしまっています。
勿論『ファーザー』じゃどうしようもない盤面や、『守護裏に隠す』等したらある程度『ファーザー』をケアできます。しかし、中途半端な盤面で殴ると『ファーザー』で盤面取られながら『2ドロー』を与えてしまう、この事実がとても大きいです。やはり『ラピスは5tに置きたい』ので、『ファーザーをケア』して『縦置き』で返してくれる可能性が比較的高いのはデッキとよく噛み合っています。
リペア関連の各カードについては、1言ずつ言及して終わりにします。
・ガンナー
上振れ強いが、手札消費が大きい点に注意。
・修道女
アクトとスタンドの判断が大事。
・ファルコン
顔を削り切るデッキなので、顔行けるなら行きたい。
・マーロン
エンシェントエルフやルルナイ取れるの偉い。
デッキに確定除去が少なめなので、異界などをマーロンで取れると楽。
・ファーザー
ファーザーのドロー大事なので、相手の攻撃をライフで受ける勇気も必要。
神殿で出てきたリモニウムにくっついたりする。
・メルコット
リモニウム、熾天使、クイックスペルあたりをサーチすることが多い。
サーチ発動しなくてもそれなりに投げる。
クイック除去
採用されてる『クイック除去』は、『射殺す』と『破邪』の二種です。
まず基本的には、『クイック除去』は6t以降に『ppを余らして構える』ために使います。
両者のカードで役割は違いますが、『射殺すは黒オーキスに使いたい』や、『破邪はミストリナに使いたい』などはある程度想像付く部分だと思うので、ここでは全体的な話を優先します。
例えば『ミストリナケア』で『4pp残して破邪を構えていた』とします。この時、相手が『ミストリナ』を投げずに『ベイリオン』をプレイした場合、『破邪』を打たなければ『4pp損』してしまうけど、『破邪』を打つと『後続のミストリナ』に『破邪を構えられない』、そんな場面が想像できると思います。
これって『クイック除去』を採用するデッキ全般が抱える問題で、『超越ウィッチ』のように、『魔弾と蓄積を同時に構える』といった、『表と裏のクイック』を同時に採用できるデッキ以外では、『クイックを構える』という動きは多少しにくくなっています。
では、このデッキには『表と裏の対になるクイック』があるのかと言えば、あります。『リペアモード』です。
『デッキリスト』を見て、『リモニウム以外』で『リペアモードを使用しない』ことに疑問を持った方が居ると思いますが、このデッキは『リペアモード』を結構『手打ち』します。
『クイック除去』と『リペアモード』が『表と裏』になっていることは、『想像以上に強い』です。なぜかというと、『リペアモード』は『見えている択』なのに、『クイック除去』は『見えていない択』だからです。
『2コスナイトメア』のような、『クイック除去』はあるけど『裏択は無い』デッキを相手にする時に、『2メア』が『2pp余らしてきた』ら『クイック除去をケア』することが結構多いと思います。具体的には、ベイリオンを投げず母君を投げる、黒オーキスを投げずノアを投げるなどです。これらの『クイック除去ケアの動き』には『裏目』が基本的にありません、相手の『2ppを無駄』にした時点で十分な『アドバンテージ』が取れているからです。
では相手の『機械コンビショ』が『2pp余らしてきた』らどうでしょう。『クイック除去ケア』で本来取りたい択では無いものを取った時、『相手は2回復する』ことができます。『エボルヴの2回復』って結構大きいです。『普通のデッキ』なら『2ppで体力回復』は結構『テンポで損する』のですが、『機械コンビショ』の場合は『リモニウム』や『ジャンヌ』で『帳消し』にしてきます。そして『再び2ppが余ります』。そんな状況で『クイックケア』できるでしょうか。
これは『経験則』で語ったほうが『信憑性が高い』と思いますが、『ppを余らしたとき』に、『クイック除去』を『ケアせずに突っ込んでくる』ことが多いです。所謂『割り切り』ですね。勿論『初見で対面』したから『クイックがあるか分からないから』というパターンもあると思いますが、こちらの墓場を確認してから考えて投げてくることも多いので、『割り切っている』パターンも多いと思います。
相手に『割り切り』を『選択させやすい』ことが、このデッキの『クイック除去の価値』を上げていると言えるでしょう。
ところで、『機械コンビショ』は手札があまり潤沢では無いので、『除去』を相手のフォロワーと単純に『一対一交換する』のはなるべく避けたいです。相手のターンに『クイック除去』をすることで、『相手の動きを大きく阻害できる』、『相手のリーサルを大きく遅らせることができる』ときに使いたいです。勿論温存しすぎて辛くなってもいけませんが。
『クイック除去』は『大事な場面』に取っておいて、使っても大丈夫な『リペアモード』でお茶を濁し、『リモニウム』や『ジャンヌ』で『まとめて処理する』ことが、『リソースの温存』に繋がります。
ここらへんが分かってくると、『リペアモードがリソース』だと思えるようになってきたり、『リモニウム進化』する時にどれだけの『リペアモード』を消費するのかの感覚が掴めてきたりします。『体力もリソース』というのはよく聞く話ですね。『リペアモード』の使い方が、このデッキのかなり難しい部分です。
その他のフォロワー
まだ解説していないフォロワーは、『ジャンヌ』『ラピス』『ツタンカーメン』ですが、説明の都合上『ファーザー』もこのグループに含めます。
これらのフォロワーは今まで出てきた使い方以外にも、『7pp以降』の『pp余らし戦略』でも使います。
『ファーザー』は『実質3pp』でppが余りやすく、『リペアモード』も供給してくれるので、『pp余らし戦略』と相性が良いです。
『ツタンカーメン』は『4ppで比較的軽く』て、『ppを余らしている時』に真価を発揮するので、これも『pp余らし戦略』と相性が良いです。『場持ちが良い』ので、相手の顔も削れるのも良いです。
『ラピスは5コスト』、『ジャンヌは進化込み6コスト』ということで少し重いです。しかし、『終盤』になってくれば十分『ppが余りやすい』ですし、『ラピスでの溜め』や『ジャンヌでのAoE』は、ここまでの内容でも分かるように、デッキ全般と相性が良いです。
そして、これらのコストが『3,4,5,6と別れている』のが非常に強いです。『リペアモード』でも『1pp毎の調整』ができるので、何pp余らすかの選択肢を広く取ることができます。
勿論『いつでもppを余らしていれば良いわけではありません。』『メルコット』で手札整えたり、『機械フォロワー』で『リペア供給』する動きも必要になります。『クイック除去』を持っていなくても『ブラフ』でpp余らしたほうがいい場面だってあるはずです。そういった『選択肢の多さ』が、このデッキの『難しさ』であり、同時に『面白さ』でもあります。
残りのカード
まだ解説していないのは、『神殿』と『熾天使』です。
まずは神殿から。
これまでの所で多少触れましたが、『3tに置きたい上振れカード』です。基本的に『リモニウム』を出すので、『3ppを前払い』して、ついでに『リーダー3回復』するカードです。
『エボルヴ』の『3回復』って本当にでかいので、『神殿のテンポロス』で思ったより顔削れないです。3コスなので、相手の『3コス1進化族』の前に出せるのも大きいですね。
そして、6tに『リモニウム』を無料で出すと、ppが余ります。4ppすら余らせられるので、『破邪』を構えることだってできます。
しかし、強みは『クイックを構えられる』ことだけではありません。『リモニウム』でppが余っているということは、『機械フォロワー』を展開していけるということです。
『リモニウム』の『進化コスト軽減効果』は、『起動効果』で『リペアモードを1枚ずつ消費』できます。そのため、『リモニウム』を出して『起動効果』で『EXエリア』を空けてから『リペアモード』を供給することで、『進化コスト』をさらに下げることができます。つまり、『リペア』は増えませんが、『ガンナーは実質0コスト』だし、『ファルコン鉄腕ファーザーは実質1コスト』です。
特に『6tリモニウム』に『ファーザー』をくっつけられるのがすごいです。本来『ファーザー』って、『リモニニウム』で一掃してしまうと、少なくとも次のターンは相手のフォロワーが『スタンド状態』で返ってきて、『ファーザー』の『殴り先が無い』ことが多いです。。しかし、『5tラピス縦置き』からの6tならば、相手は殴ってくれている可能性が高いので、『ファーザー』で『ドロー』が見込めます。このデッキは『手札がぎりぎり』なので、『ファーザー』の使用機会が増えることは本当に大きいです。
この『機械フォロワー』の『チートのような展開』によって、6tに『盤面空の状態』から、相『手の盤面を一掃』しつつ『フォロワー5面並べる』こともできます。
さらに、『神殿効果』で『リモニウム』が『デッキ』から出せるので、『手札のリモニウム』を温存できるので、『リモニウム連打』もやりやすくなりました。
一応『ツタンカーメン』も『信仰・フォロワー』なので、『神殿』で出すことができます。たまに使います。また、『ラピス』で『祈りカウンター』を進められますが、あまりやりません。
次に熾天使です。
『熾天使』は、必要な時に『メルコット』でサーチして、勝てない対面を勝つためのカードです。
『森羅鋼鉄環境』では、『超越ウィッチ』への唯一の勝ち筋として結構機能しました。『破邪2枚』を『0コスト』にして、『2超越』を受けきって勝ちます。
このように環境で必要な対面がある時に積むカードですが、『光影の二重奏環境』では、『秘術ウィッチ』『アミュレットビショップ』『2コスナイトメア』『スペルエルフ』あたりが仮想敵です。
『熾天使効果』で持ってくるカードは、基本的に『破邪』か『ラピス』を、状況に応じて選択します。
『ラピス』によって、『熾天使の祈りカウンター』を進められるため、『8t起動』がそこそこ安定するので、思ったより早く開けられます。
6.各対面解説
ここまでの解説で結構長くなりましたし、『光影の二重奏』の環境がまだ固まっていなかったり、私も調整できてないので、対面の解説は『ロイヤル対面』だけある程度書き、他は軽く済ませます。他の対面は、これを参考に考えてみてください。
ミッドレンジロイヤル
先攻
一番狙いたいのは、『先4ジャンヌ』です。ロイヤルは『後4』で『縦の体力4』を取る手段が、『オケアノス+リオード進化』くらいしかなく、通れば勝ちに大きく近づきます。『先3で射殺す』を構えて『フォロワーの体力調整』をすれば、より『ジャンヌ』が通しやすいです。
また、序盤に『鉄腕』を上踏みする手段が『イメラ』くらいしかないため、『鉄腕』をアクトする動きも重要です。
そして、『終着点』は、『リモニウム』を『鉄腕裏』に立てて、『白と黒の決闘をケア』することです。高確率で『リモニウム』が生き残ります。
『神殿』はあまり使う余裕ないですが、使える盤面だった時はそれで勝ちです。
後攻
一番狙いたいのは『後4tリモニウム進化』で鉄腕裏です。『後4tジャンヌ』や、『鉄腕の無いリモニウム』は、『先5t白と黒の決闘』で取られてしまうのであまり有効でないです。
こうやって書くと『先攻』の方が良さそうで、多分実際そうなのですが、お互いに『進化フォロワー』が強いので、『後攻』にもメリットがあって、一概に言えないです。
秘術ウィッチ
『ライリー』が『射殺す』で取れるので、後半は『2pp残し』で『ライリー』をケアしながら進行したい。
『神殿』か『熾天使』を置けると楽になる。
『ラピス』が残りやすい。
人形エルフ
『神殿』での『リモニウムクイック構え』の優先度が高い。
『黒オーキスケア』で勝ちたい。
7.CSの対戦内容の要約
参考までに、軽く書きます。
2/24 3-2
✕後ギルヴァドラゴン
相手のギルヴァ連打にリモニウム連打で合わせて勝てそうだったが、リモニウム進化のpp計算間違える致命的なプレミで負け
◯後自然ロイヤル
後1ガンナー後2ファルコン進化でメイド踏んだらファルコン残ったので、後3白牙後4リモニウムで勝ち
◯後人形エルフ
後3神殿から後5ラピス縦置き後6にリモニウムpp残しする展開
相手が動き遅めのかわりにリソース多い展開だったが、最後オーキスまで魔弾温存できたのが勝因
◯先アミュレットビショップ
先2ファルコンを宝石の巫女で取られて、3に神殿もなく、テンポもライフも溜めも先行される最悪の展開。耐久プランに切り替えて、相手の有効牌を削り切る粘り勝ち。時間切れ後の追加ターン決着だが、相手が盤面処理しきれなくなってから殴りきれた
✕先2コスナイトメア
先2ファルコンをツクヨミで取られてテンポを失う。後6異界後7ローズ後8ローズで相手リソース無限だったので、そのローズ2回を破邪で合わせて耐えに行ったが、ハンデス込で耐えきれず負け。
2/27 2-4
◯先秘術ウィッチ
リモニウムが無くて苦しかったが、熾天使で受けきって勝ち
◯先アミュレットビショップ
お互い40くらい回復して決め手がなくなり、最終的にターン終了を繰り返してLO勝ち
✕先秘術ウィッチ
リペアが2枚しか引けず、リモニウムが腐って負け
✕後秘術ウィッチ
テンポが取れずじわじわと負け
✕後吸血鬼ナイトメア
後4リモニウム進化したが、ぎりぎり打点受け入れず負け
✕先ミッドレンジロイヤル
リペアが少なく、ジャンヌも無い苦しい展開
マーロン進化前にガンナーを出すのを忘れるプレミをしてしまったので、それが無ければ勝っていた可能性もある
8.さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
『機械コンビショ』はエボルヴの面白い要素が沢山ある楽しいデッキなので、是非使ってみてください!
内容が良いと思っていただけたら、Xで拡散してもらえると嬉しいです。
また、投げ銭も用意してるので、投げてくれると嬉しいです。投げ銭のおまけは大阪GPの機械コンビショ開発の時の話です。評判が良ければ、今後もまた記事書こうと思います。
それでは。
9.おまけ
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