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老害一直線「楽観視バイアス」

どうも、しんたろーたりーと申します!営業マン歴13年、ナンパ歴14年の経験を活かし、voicyのパーソナリティをさせて頂いております。本日も「ろりラジ」で話したことを文章にしていきたいと思います。

今日は「ダニング=クルーガー現象」と「楽観主義バイアス」、そして「現状維持バイアス」についてお話しします。これらはすべて脳の働きによるものなんですけど、実はこれらが絡み合って、いわゆる“老害”になってしまう原因にもなるんですよね。今回はその本能の話をしていきます。

人間って、狩猟民族だった時代から、常に新しいことに挑戦し続ける必要があったわけです。狩猟をして食べ物を得たり、環境に適応したりするためには、試行錯誤が必要でした。でも同時に、安全でうまくいっていることに関してはあまり変えたくないという本能も持っているんです。これが「現状維持バイアス」なんですね。

例えば、津波が来るぞっていう時に逃げずにその場に残る人がいたりしますよね?あれも現状維持バイアスの一つです。自分だけが逃げるのは怖いから、周りの人と同じ行動を取ってしまう。結果的に危険に身をさらしてしまうんです。みんながやっているから自分も大丈夫だろう、今のままでいたい、変化を避けたいという気持ちが働くんです。これ、仕事でも同じです。同じ会社に長くいると、転職とか新しい挑戦を避けたいって気持ちが強くなりますよね。これも現状維持バイアスが働いているんです。

一方で、全然知らないこと、やったことがないことに対しては「楽観主義バイアス」が出てきます。「これ、簡単にできるんじゃない?」って思ってしまうんです。初めて狩猟をする時も、そんな感じで「楽しそうじゃん」「なんとかなるでしょ」って思うわけですよ。これが挑戦するための脳のメカニズムなんです。これがなければ新しいことに挑戦する勇気すら出なくなってしまいます。

例えばアニメを見てヒーローが暴漢をやっつけるシーンをみて、「自分も襲われた時はこうやって敵を倒そう!」って思ったり、拳銃を巧みに扱うキャラをみて「自分もこんな感じで・・」って思ったりするのも、楽観主義バイアスのおかげなんです。

この2つのバイアスがうまく作用している時は、新しいことに挑戦しつつ、失敗を避けるための慎重さも発揮できるんですが、歳を重ねるとこのバランスが崩れてきます。現状維持バイアスが強くなりすぎて、新しいことを避け、変化を恐れるようになるんです。これがいわゆる“老害”の元になってしまうんですよ。

新しいことに挑戦することを怖がらず、かといって楽観的になりすぎず、現状に固執しすぎない。このバランスを保つことが大切なんです。


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