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地獄爆走阿呆遊び
激烈に寒い山中を爆走する車が一台…その上に何か変なモノが乗っている。
「おう、お前!ワシの声聞こえとるんじゃろ!?なぁ!こっちに来いや!!面白いど!」
「うるさい!クソ妖怪!!運転中だ、黙ってろ!!」
尻尾が5本ある妖怪番長、車の屋根を引きちぎり、妖怪除けの札で手が焼けるのも何のその、遊ぼう遊ぼうと語りかける。妖怪のいう「こっち」とは必然「あの世」とか「修羅界」とか夢もチボーも無い所である。「遊ぶ」「面白い」も「五体ばらばらになるまで殺し合おう」の意であるから、これまた非常に厄介だ。
対して眼鏡の退魔師青年、車は壊されるわ、札は効かないわ、耳元で五月蝿いわ、寒風がもろに当たってメチャメチャ寒いわ、保険使えるかなとか、本当だったらあの店で熱いラーメン食ってるはずだったのに、なぜ俺はこんな事になってんだとヤケクソに爆走するしか無いのであった。
これ描いてたら、修正液が無くなりました。
着色は着色はPaintsChainer「かんな」さんです。
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