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We Wish You a Merry Christmas

クリスマスと言う事でキリストの誕生日だよねって思っている人が多いと思うし私もそう思っていたけど降誕を祝う記念日であって誕生日というわけではないらしい。4世紀ごろから12月25日で固定されており、325年のニケーア公会議でどの日にしようか?って議論されたようでその時の主な候補が1月6日、2月2日、3月25日、3月28日、4月2日、4月19日、4月29日、5月20日、11月8日、11月17日、11月18日、12月25日ってもういつでもよかったんだね状態。ローマ暦で冬至にあたるんで12月25日になったそうで。

そして「諸説あり」のうちの一つだろうけど、ローマ神話の「サートゥルヌス」の祝祭が12月17日から1週間毎年行われておりこれがクリスマスの原型になったとのこと。このサートゥルヌスさんは農耕の神様で土星(サターン)の由来の人です。で、ギリシア神話のクロノスと同一視されその結果ゴヤとかルーベンスの「我が子を食うサトゥルヌス」なんですね、興味深い。

我が子を食らうサトゥルヌス/ゴヤ

ギリシア神話でのクロノス(サトゥルヌス)のお父さんはウラノス。で、クロノスはそのお父さんウラノスのちんこを鎌で刈り取った事で有名。大変罪深い。
父親の男性器を切り落としたように自分もいつか子供達に同じように権力を奪われると予言されており、それが怖くて次々と子供を食らっていくというお話。
ただこの絵だと頭からガブリしてますが、実際の神話だと丸呑みしており末っ子だったゼウスだけ母親の機転で免れており、大きくなったゼウスが呑み込んだ順とは逆に吐き出させておりみなさん無事生還。この時なぜか兄弟の順が入れ替わることになりゼウスが長兄とされ主神になるという謎現象が起きている。

でー、何が言いたいかっていうと、今日明日のこのお祭り騒ぎの原型はこの妖怪じみた人のお祭りであり、普段とあいもかわらず編集作業に明け暮れてる身としては息抜きがてら浮かれた街の人々のちんこを刈りにでかけようかなってこと。

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