令和四年八月十六日 桐生織り御朱印帳(きりゅうおりごしゅいんちょう)
「龍神様の神社を巡る」というタイトルで始めた初投稿から早一年が経過したが、ボニーと半日程度で参拝できる近距離の「龍神様」には限りがあり、すでに龍神様を目に見える形でお祀りしていない神社にも参拝している。(勿論どの神社にも龍神様はいらっしゃるのだろうけれど)
そこで今後は神社だけでなく寺院も対象に加えることにしたのだが、その際、ご朱印帳の扱いをどうするかを考えた。諸説ある。①一つの御朱印帳にまとめても構わない。神様はそんな瑣末なことは問題にしない。②蛇腹の御朱印帳なら表と裏で使い分ける。③家の中でも神棚と仏壇の位置は被らないようにするものだから、御朱印帳も分けるべき。
自宅に仏壇を設置する際も神棚と仏壇の関係は考慮したため、③の方向に決めた。
従って三冊目の御朱印帳となるが、引き続き「西の西陣、東の桐生」と言われる桐生織をから生み出される「織物御朱印帳OKO」様の作品の中から選ばせてもらった。
一冊目から「御朱印帳」の文字や寺社名の入っていないこと、「龍」をモチーフにしていることを前提にネットで探し、数ある御朱印帳の中からOKO様の作品に辿り着いた。
OKO様のプロフィールならびに「桐生織」については、通販サイト「Creema」などに詳しいのでそちらに譲るが、手に取りディテールなどを拝見するとやはり量産品ではない作者の気持ちがこもった「作品」であると感じる。御朱印も、お参りの証、神仏とのご縁の記録として「書き置き」というかたちで頂くことに異存はないが、個人的には「直書き」を嬉しく思うのは、書き手の顔が見え、何もない真っ白な紙に「御朱印」という作品が生まれる過程を目にできるからであろう。
さて今回の御朱印帳は、表と裏で意匠が全く異なる大胆なもの。表の龍はインパクト十分。炭のような黒色の背景も雲か風の模様が織りの差?でグロス&マットに見え、奥行きを感じる。一転、裏は金糸がふんだんに使われ、なんとなく仏教の香りがするので寺院用には丁度いいと感じている。
先ずの行き先は、龍だらけと言われる「浅草寺か・・」と思案中。
龍神ボニーとともに、龍神様の神社を巡る 36