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令和三年十一月十三日 白瀧龍神(しらたきりゅうじん)/横浜市旭区

あまり時間が無かったので近場で龍神様の神社を探し、見つけたのが白瀧龍神。岩穴の祠に祀られているようであり、興味を引かれた。

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帷子川(かたびらがわ)近くに掘られた岩穴は、岩盤からポタポタ滴が落ち続ける。提灯の文字は「○大龍王」と読めるが、最初の文字は「魁」か?ネット上にも情報がない。

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彩色を施された龍の石像。この地には、龍が白瀧(白糸の滝)の付近から中堀川(なかぼりがわ)・帷子川、海、大岡川を経て円海山(横浜南部に広がる市内最大の森・円海山緑地の中核をなす山)山麓と往き来していたという伝承が残っているらしい。

こちらがその白糸の滝。白根神社の境内を流れる中堀川にある滝で、幅約7m、落差3.2mで、横浜市内ではもっとも大きい。

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その白根神社だが、石の鳥居をくぐると住宅が続き、境内に繋がり拝殿が現れる。(白瀧龍神はこの境内から川に降りる格好になる。)

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白根神社は、創立の年代は不詳とされるが、源義家が信仰したと伝わるため、歴史は平安時代後期までさかのぼる。御祭神は日本武尊(やまとたける)。

江戸時代には白根不動として知られ、今でもお不動さんが隣接する。明治四十二年(1909年)に神仏分離令によって社号を白根神社に改められたとのこと。境内には、しめ縄で結界?が張られた八角形の井戸のようなものも。側壁には梵字が彫られている。

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境内を出たところに不動明王の像があった。

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最後に「妙法蛇之塚」 。明治初期に二俣川大池に大蛇が出たという伝説がある。大池の主であったその大蛇が亡くなり、白根不動に葬るため、白い布で担ぎ、運んできて百日紅の木の下に埋めたといわれている。その供養のために塚が建てられたらしい。

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龍神ボニーとともに、龍神様の神社を巡る 08

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