清水悠(ミュージシャン、dew)
イギリス南部の海岸沿い、セブンシスターズを訪れた時の思い出。
石灰岩で出来た真っ白な断崖がそびえ立つ景色は圧巻でした。
崖の下からは波で出来た海水の泡が花びらのように舞い上がり、全身を叩きつける冷たい海風に全ての音がかき消されて、初めて目にする景色の中で宇宙空間に放り出されたような気持ちになりました。
振り返ってみると、無性に旅に出たくなる時は大体、心に小さな行き詰まりを抱えていることが多いです。
あの時も「まだまだ世界は広くて果てしないんだよ」と背中を押して貰ったように思います。
旅、心の中に広がりを。
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dewオフィシャルブログ
https://ameblo.jp/dewie/
dewの活動も再開した悠ちゃん。
素敵なエッセイありがとう。
彼女の歌声を最初に認識したのはオトナモード2006年リリースの名盤「憧れの花」に収録されている"どこか遠くへ"という曲でコーラスを聴いた時。
なんて透き通った声の人なんだろうと驚きを覚えて調べてみるとdewというユニットの女性。
(dewの歌では「ダンデライオン」が好きだ。)
時を経て彼女がソロアルバムを出したことを知り、聴いた曲「morning side」がさらに深い場所へと響いた。
その感動を伝えたきっかけもあり、柏高島屋の野外ライブへお誘いを出す。晴れ渡る空の下初のセッション。
その後はじめてしっかりと"共演"と呼べる日が生まれ、今年の1月に
高橋啓太×清水悠×私の旧友3人衆で東京おかっぱちゃんハウス公演を行った。
ハーモニーを奏でたりして、改めて近くで彼女の声の波動を味わう。
思っていた印象と少し違って彼女は一生懸命振り絞るように歌う人であり、声も厚い。
繊細で美しいだけではない、野生的な魅力が清水悠のコアにあった。
また一緒に歌える日が楽しみだ。
あと悠ちゃんの描く絵をもっと見てみたいな。
Ryuji