歌会 season.2に向けて
来る7月30日、吉祥寺キチムにてイベント『藤田さん、清水さん、高橋さん ~歌会 season.2~』が開催されます。
2020年の1月に第1回が上石神井のおかっぱちゃんハウスにて行われ、今回またこうして同じメンバーで集まることが出来ました。
2人とも僕の音楽人生における重要人物で、縁の深いシンガーたちです。
オトナモード高橋啓太くん(https://otonamode.net/)は2006年に下北沢で初共演してからの長い付き合いです。
当時、何故かお互いのバンドメンバーで事前に集まってカルタ大会をしてからライブに臨んだことを思い出します笑
そう、ホタバンのドラマー小野ちゃんは彼のバンドメイトでした。
啓太は今在宅医療の現場でお仕事をしていて、"人生"や"命"の話を聞かせてもらったり僕も聞いてもらったりしながら、いつも大切な気づきを与えてくれる唯一無二の親友です。
Dewの清水悠ちゃん(https://www.yushimizu-officialwebsite.com/)は2012年に柏で初共演をして、2019年久方ぶりに柏高島屋のイベントにて再会。
悠ちゃんのソロアルバム「Kodo」が素晴らしい名作で、相変わらずの力強く透き通った歌声が心の深い場所を包み込みました。
今年、念願叶ってホタバンの10周年アルバム「SING A LONG」にコーラス参加していただき(Dewの2人のコーラスワークが絶品な収録曲『またね』→https://www.uta-net.com/song/302298/)
さらに縁が深まったところ。
おっとりしたように見えて意外と芯が太くさらりとした悠ちゃんの生き様を見て、僕は最近"サムライ"と呼んでいます笑
長年のファンでもあり、同年代の仲間としてかけがえのない2人と、辿ってきた日々を懐かしんだり、それぞれの現在地を重ね確かめ合うように一日かけて紡ぐ空間はまさに"ユートピア"です。
個人的に2021年は、RAVEというバンドで1st ALBUM「僕のアパートに彗星がおちた日」をデビューリリースしてから15年が経つタイミングであり、これからも長く歌い続けようという意志の元・今までの活動を総括するようなセットリストでライブをお届けしようと思います。
7月30日(金)吉祥寺キチム
『藤田さん、清水さん、高橋さん ~歌会 season.2~』
17:30開場 18:00開演
チケット: 前売り3000円
出演:藤田リュウジ(ホタバン)、清水悠(Dew)、高橋啓太(オトナモード)
座席ご予約→http://kichimu.la/2020/yuu2.htm
東京五輪を目前に控え都内には緊急事態宣言が発令される中ですが、感染対策を万全にしてイベントを開催したいと思います。
会場のキチムさんは本当に素敵なお店なのでゆっくり味わっていただきたいところですが、18時の開演から終演の20時までと限られた時間です。
皆様それぞれの事情がお有りと思いますのでご無理のない範囲で、お互い心も身体も健康を優先しましょう。
その中で可能な限り歌を響かせていきたいと思います。
配信環境が整えられず、遠方の方には申し訳ありません。
これからもこの縁をいただいていけるように、今回の開催をさらに未来へ繋げていきたいと考えています。
悠ちゃんが素敵なアートワークを書き下ろしてくれました。
鳥を想うと"自由"という言葉が浮かんできます。
"自由"とは本来、西洋的な枠組みから言うと抑圧からの解放という意味を持ちます。
現代人の我々が普段使いする「自由だよね〜」という甘いルーズさとはかけ離れたものです。
鳥たちは厳しい生存環境の中で必死に命を運ぶ中、空にかける様子はまさに"自由"の本質を体現しているのだと思います。
今の私たちには少しだけ"自由"という言葉のコアな響きが聞こえてくるような、そんな日々の狭苦しい暮らしが広がっていますね。
これからの時代はより一層、
目に見える・手に取れる物質や資源だけでなく
心の中にある精神的な豊かさが求められていくと感じます。
一生懸命に風を巻き起こそう、何とか自分の力で空を飛ぼうと羽をバタつかせ知らず知らず傷つき続けていた砂漠の世界を抜け出し、何者であるか・何をこの世に残したかなどという欲求をあきらめ、ただ風に身を任せて海の向こうのユートピアを想像し自らを大いなるものに預けていく勇気が未来を切り拓きます。
そしてその希望をシェア出来る、最適な表現方法が"歌うこと"。
啓太がよく歌ってくれる「サウンドオブミュージック」という曲が大好きなのですが、
あの歌を聞くと彼の音楽へのリスペクトと原風景を感じます。
歌の力を想うとき、頭に浮かんでくるのは同名の映画で描かれるトラップ一家の"どんな時だって心に音楽を・歌を・メロディーを"っていうあの生き様です。
ひとりぼっちで爪弾くメロディも、 空気に触れたり人に出逢うたび、様々にハーモニーへと変わっていくのですから。
歌うことは、人はひとりでは生きていないということをいつも教えてくれます。
心はいつだって"音楽の子"なんだと
僕は最近感じるのです。
7月30日はほんのひと時、
歌に導きかれ逢い
音楽という母なるものに心をゆだねて『歌会』を楽しみましょう。
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