ホタバン新作リリースにあたって、僕が今伝えたい事。

5月のニューアルバムリリースに向けて、3月・4月と情報解禁が続きます。
中には「おお〜!」と驚いていただけるようなグレイトハッピーな内容もあります。
リリース直前やリリース後は、出来るだけポジティブなヴァイブスをお伝えしていきたいので、ちょっと早めにリアルなところを、今ここに書き残しておきたいと思います。
ずばり、

叶う事ならCDを購入していただきたい、そして是非ともライブに足を運んでいただきたい!

という個人的な願いについてです。
ここ数年でライブの動員や作品の売り上げはめっきり減りました。
昨今の世情もあるでしょうし、3年もリリースをしていなかった我々の活動事情、根本的には作品やライブの魅力不足ということも、もちろんあるでしょう。
元々売れてるバンドというわけでもないですし、末端のインディーズバンドがここまで活動を続けて来れている縁と運に感謝でしかないのですが、
このままの状況が続くと活動の継続は難しいなと感じているのが正直なところです。

2018年以降の我々はARIGATO MUSICという所属レーベルのサポートをいただきつつも、ほとんど自主制作という形で活動してきました。
今作を紡ぐにあたって、コツコツと貯めてきた皆様から頂いた売上や出演料等をどのように使っていくべきか、とても悩みました。
ある程度余地を残して、今後、より長く活動していけるようなレコーディングの規模も考えたのですが、メンバー皆の総意で、
「今考えうる、用意できる、最高の環境とチームで録音をしよう」
という決断に至りました。
結果、これからリリースされる「home sweet home」は紛れもなくホタバン史上最高クオリティの仕上がりになり、この決断に一つの後悔もありません。

バンドの録音ってね、とーってもお金かかるんです。苦笑
まずカッコいいドラムサウンドが録れる大きな部屋が必要だし、きちんとしたテクニシャンの方がついていただくだけで飛躍的に表現の幅は広がります。
全ての楽器・パートにおいて無限にこだわれるポイントは発生してきます。
我々クラスのローカルバンドですら、一つのアルバムを仕上げるのに3桁かかります。

今の世の中、音楽流通のメインストリームは配信です。
かくいう僕も音楽鑑賞のほとんどを配信上で行います。
世界中の音楽に出逢えるドアが常に開いていて本当に素晴らしい文明だなと感じている反面、バンドマンとしての自分は「1ストリーミング=1円ないしは1円未満」のシステムのシビアさに 打ちのめされそうになります。

CDを買っていただく歓びって、まだまだ現場には圧倒的に残っているんです。

金銭的な"信頼関係"のこと、そして作品として温もりある形で届けられる"重み"のこと。

その歓びの最上級がライブなのかもしれません。
ライブに行くって本当にすごいことだと思います。
あらゆる日常の営みを犠牲にしてもなお、その時間と空間に価値を求める行為。
どれだけそれが難しいことか、尊いことか、承知の上で、
ライブに来て欲しい。

あなたの存在がバンドを継続させていける大きな原動力に成ります。

ここまで書きましたが、これは誰かが何か悪いわけでも、何かとんでもなく不幸せなことが起きているわけでも何でもありません。
人生が色々とあるように、バンドもまた人生。
様々な季節のほんの1ページに過ぎない今なのですが、
この想いをアウトプットしないまま腹の中で抱えてステージに立ち続けたり、リリースをお伝えすることは自分としてはよろしくない隠し事になってしまうと感じたので、少し正直なトーンで綴らせていただきました。

改めて!
3年ぶりのニューアルバム「home sweet home」をよろしくお願いします!

今回のCD作品は真心込めて届けたいので、ライブ会場販売と自社通販が中心となる予定です。
配信も、もちろんやりますが
どうか良ければ、CD作品で聴いてやってください。
(CDを買わずにはいられないとっておきのお知らせも今回待ってます♪)
また購入方法や情報については追ってお知らせしますね。

そして、5月5日の柏カフェライン宇宙最速先行試聴会をはじめ、
6月・8月と発売記念のライブも決定しています。
正直今のところ全国ツアーを回れるような状況ではないのですが、
関東圏内だけでなく様々な場所で演奏したい気持ちは山々なので、
頑張ってCDを売って逢いに行けるように頑張ります。

ほんとはね、一応ミュージシャンなので、平気なふりしてカッコつけていたいんですが(笑)
今回心底やり切ったと言える納得のアルバムが出来たので、何とか泥臭くとも届けたいです、「home sweet home」

長文読んでくださってありがとうございます。
書き切りました。

改めて13年もホタルライトヒルズバンドを続けられてきたこと、出逢えてきた全ての巡り逢いが大袈裟でも何でもなく奇跡のようです。
あらゆるサポートにリーダーとして感謝をお伝えすると共に、
どうか僕たちの新しい音楽やこれからの活動が少しでもこれを読んでくださっている一人一人の"心のふるさと"に成れたら、近い未来にそうあれていたら、そう念じて止みません。

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