鈴木大輔 (artist management / photographer)
僕が今よりもさらに青かった頃の話。
5年間くらいかな。
毎月のように様々な国へ仕事で行かせてもらっていた。
人や文化にたくさんふれて、理解したり、出来なかったり。
貧困を目の当たりにして考えたり。
そう、時には出会った女性と恋に落ちたりもした。
僕は旅というものを重ねれば重ねるほど「分かり合いたい」という気持ちが大きくなって、それと同時に「それぞれは違うのだ」と知った。
自分の過去なんて恥ずかしいことだらけで、目も当てられない。
けれど、たまに出る
「人生やり直せるとしたら、いつから?」
という話に対して、僕は迷わず
「やり直さない」
と答える。
人生という旅を経て、今が一番豊かで、これからが楽しみだと思えるからだ。
鈴木大輔
(artist management / photographer / ex.柏のライブハウスの人)
大輔君とは長い付き合いだ。
若かりし頃ライブハウスで共に切磋琢磨して来た経験があるから、
お互いの暮らす環境が変わっても久しぶりに会うと何てことない顔で「元気すか」と笑いあえる。
それはとても貴重なことだ。
僕は彼のいつでも「アツい」ところが好きだ。
いつでも真剣に音楽のことや将来のこと、今考えているビジョンや面白いと思っていることを話してくれる。
大人になってもふざけず臆せず本音だけを話してみたいって思えるアニキってやっぱりいいなぁ。
大輔君は今第一線の音楽業界でクリエイティブを続けている。
リスペクトを込めて僕も僕なりの歌を書き続ける。
旅はいつもふと交わる。
出発点がお互いに近い場所にあると、よりそれは偶然的に必然的に、交わる。
Ryuji