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子供の好きと夢中を邪魔しない

秋田大学講義終了。

理工学部の院生が相手なので、Scientistの卵たちを相手に、二週に分けて認知開発®️手法について話しました。

「人は事実を突きつけても変わらない。それがScienceが世界を救えない最大の理由」

ではどうしたら変わるのか?そもそも社会を変える前に自分を変える必要がある時はどうすればいいのか?

僕たちがやっていることは、「最も基本的で根本的なこと故に誰も思いつかない領域」を動かす技法の指導なので、その「誰も思いつかない」ところに気付きを与えることが入り口となります。

気付きは興味・関心から始まる

それは「好きかも」という淡い感覚の発動から始まる(もちろん「嫌」という感覚から始まるものもある)。

好きの先に上手があるので、好きという感覚を阻害しないことが教育の基本になると思います。

大リーグで活躍中の大谷選手のご両親のお話があるインタビュー記事に載っていました。

大谷選手の子供時代、ご両親は、彼が何かに夢中になっている時は絶対に邪魔をしなかったそうです。たとえご飯の時間が来ても、夢中になっている時は放っておいたというようなことが書いてありました。

それを読んだ時、野口整体の子育ての仕方と同じだなと思いました。

僕たちは、人の集注は、「関心」→「同調」→「同化」という流れを取ると考えています。

これを言い換えると、「好きかも」→「夢中です」→「飽きました」になります(笑)

子供が一旦夢中になったら飽きるまでやらせろ、絶対に止めるなと師匠に厳命されて、僕たち夫婦(特に女房)は最大限努力してきました。

なので現在、オーストラリアに留学中の長女は、小学一年の一学期が終了した時点で学校を辞めました(笑)

時間割で集注を邪魔されるのが我慢ならなかったようです。

子供たちの好きや夢中を奪う親や学校というシステムは教育に向いていないと思うし、実はそれが地方の衰退ももたらしてるのかもねというような話をしていたら、関心を示す学生が出てきました。

いい感じ。

じゃあKeep in touchでということでホテルに行ったらハロウィン仕様のナマハゲがお出迎え…

何か哲学的課題を与えられたような気がしています(笑)


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