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COOの役割

HANOWA南部です!
年明けの折(本日2025/01/13)、今年をどのような一年にしていくか模索していた最中、「そもそも自分の役割とは?」が降りてきたのでまとめてみます。
組織図上いくつか役割がありますが、ここでは組織図上一番比重の大きいCOOの役割について、所信表明的に書き起こせればと思います。

COOの役割は3つ

COOの役割は以下3つだと捉え、今年は頑張りたいと思います。
フェーズにより役割は異なると考えてますので、「今年は」という表現にしてます。

また前提に、本年の株式会社HANOWAの状況について。
当社は祖業であるギグワークプラットフォームが離陸をできたタイミングであり、第2第3の事業の排出と組織の刷新を繰り返し、社会にどのようなインパクトを残すのか、を具体的に描き実行するフェーズに入っているのが本年であります。

1.ポジション(求人)の価値向上

「ポジション(求人)」とは、現在のスタッフの役割、また将来新設される部門やその役割を指します。

「価値向上」とは、そのポジションに対する報酬の向上であり、報酬の対価となる業務内容や役割への要求水準の向上を指します。
結果的に、HANOWA社としてもユーザに対して、高いベネフィットを提供することができ、売上として還元されると考えています。
こうしたサイクルを回すためにも、ポジション(求人)の価値をどんどん向上させていきたいと思います。

他方この役割に、配属されるスタッフへの配慮は一切入っていません。
自分に対しても同様の見方であることを前提に、そのポジション(求人)に対する期待値にマッチできないアサインであれば、当然ポジションの交代が待っていると考えます。
そうした緊張感の上で、皆で協力して会社を前進させていくことが、より良い製品を世に提供できると信じています。

2.適材適所の配置のための理解

1.でシビアな内容に触れつつ、昨今の日本の労働力不足を前提にすると、日本全体は売り手市場であり、求人サイド(ここではHANOWA)が人材を選び放題という状況では一切ないです。
その為、その時々で最適解は変わります。
スキルが未成熟でも期待して抜擢する場合もあれば、スキルが高くてもカルチャーフィットしないと判断すれば見送ります。
つまり、人間性・専門性そして将来に対する共感や共鳴、感性など総合的に人材を理解する努力の上で、判断を続けていく必要があるということです。

南部の感覚を添えるのであれば、現在アサインされている当社の各部門長に関しては、仕事という観点から見る「人となり」の理解は、各部門長の人生の中で私が1番理解していると思っています。
過去にお世話になられた上司もいらっしゃると思いますが、その方々より理解していると自負しています。
例えば、当社へ入社後のSlackでのテキストやmtgでのやりとりは、私自身が関係のない内容も含めほぼ全部見ています。そうした一挙手一投足やレスの速さ、1文字への配慮まで注視して判断しました。

もちろん1.で述べたように、会社の成長に伴い、業務内容の要求水準の向上を行いますので、未来永劫そのポジションであり続けられるとは言えません。しかし、その瞬間、当社が行える選択肢の中で最高の選択をさせていただいてると胸を張って言います。
そのような判断を継続するために、人間性・専門性そして将来に対する共感や共鳴、感性など総合的な理解への努力が、COOには必要だと考えます。

3.マーケットスケールの拡大とスケーラビリティの構築

マーケットスケールとは:市場規模の拡大に向けた取り組み。
つまり、アサインされたスタッフが、一生懸命頑張ってくれてもたどり着いた場所に何もなかった。砂漠だった。では意味がない。
創業者の社会に対する憂いから立ち上がったこの会社と理念が、価値ある方向に推進することができるのかは、COOの責任の一つだと思います。

スケーラビリティとは:利用負荷の増加にどれだけ柔軟に対応できるかを示す能力。
マーケットに対して、事業とともに組織が成長していかねばなりません。
逆にいうと、事業を構成する人材の機関である組織が、最適な状態を常に維持しなければ、事業そして会社は瓦解します。
そうならない為に、以下の3項目はCOOの責任の一つだと思います。

  • いかに組織の中に負債を貯めないか(溜まった負債のリファクタリングは解消の計画は立てられているか)

  • 情報や課題解決がmeceである状態を維持できるか

  • 適切なコストコントロールができているか

COOの役割を全うするには、COO目線だけでは限界があるとも感じました

ここまで述べた役割は、今日現在2025/01/13の私が考えるCOOの姿であり、組織や市場が変化すれば役割も進化する必要があると思います。
その為、「自分の役割は最適か?」「次のフェーズに向けて何を変えるべきか?」は常に問いたいと思いました。

他方、↑上記はCOOをやろうと思うCOOじゃ無理だと思いました。
「1.ポジション(求人)の価値向上させること」でポジションにアンマッチなアサインになれば交代しかない、と自分に対しても言ってるため(利益相反)。
またCOO(Chief Operating Officer)、つまりOperating[執行]という戦略実行の責任者という立場では、「3.マーケットスケールの拡大とスケーラビリティの構築」の戦略視点はスコープアウトされているためです。

個人的にはハノワに参画しCOOになりたいという意思で役割を担っているわけではないと言いますか、ボートメンバーとして参画し「ハノワの成長のために何が必要か」の観点のみで今日がありますが、今季のHANOWAのCOOの役割を全うするには、より市場と組織に向き合い、視座を高め続けることが本質的に必要だとも感じています。

本年もよろしくお願いします。

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