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海外大学院は今じゃない

海外大学院を延期した4月の上旬。そこから7月に明確な目標を立て、IELTSの勉強を再始動させた。そんなわけで、心情が変わったタイミングではなく試験が終わった7月にこのNoteを書くことにした。

IELTSの勉強ということに関しては、自分の目標が達成したタイミングで振り返ろうと思う。



予定変更の経緯


順調に進めてきた留学準備。
イギリスの大学院のプレセッショナルコースにも入りたいと思っていたため、7月出発予定で、最初の半年間の入学金を払わないといけない時期でもあった。

だが、今年の4月に母から真剣な顔で「本当に行くの?」と聞かれた。

円高も順調に進み、4月時点で、1ポンド190円を突破した。

当時、奨学金も借りれておらず、数少ない奨学金に応募しながら、無理だったら自費で(借金して)行くしかないとも思っていた。

早く留学したい。一般的な大学生とは違い、卒業して働かないという道を選んだことから多少のプレッシャーもあった。

デンマークから帰ってきて、海外への気持ちがとても強くなり、そこから英語の勉強も真剣にやってきた。1年間の独学で最低ラインのスコアは突破し、入学のスタートラインには立てたのだ。

だからこそ、母から本当に行くの?と言われた時は「え?」ともなった。

ずっと言ってきてたじゃないか。。。
金銭面の話もして、留学で出る借金を取り返すために頑張ると意気込んでいたじゃないか。。。
そんな気持ちだった。

でも、冷静に母の話を受け入れ、3日考え、
1年間遅らせた方が良いか」と言う結論に至った。

ここの2番目の項目で書いているように、一人で悩まなかったことも良かったことだと思っている。


一年遅らせる選択肢(ギャップイヤーを取ると言う選択肢)もデンマークに行っていたおかげで持ってはいたのだが、それを実践するのはやっぱり難しいなと身をもって実感した。母から言われ、柔軟にその発想になれたことも休学して留学しておいて良かったポイントだった。

しかし、「早く行きたい気持ち」と「新卒のチケットを捨てた惜しい気持ち」が強く、本当にギャップイヤーを取ることはあまり考えれていなかったのだ。

一年遅らせるメリットについて



前置きが長くなったが、一年遅らせることによって得れるメリットを大きく3点

・英語力の更なる向上
・大学院選び
・奨学金獲得の可能性

英語力の更なる向上


当時の英語力はIELTS6.0, 大学院の短期のプレセッショナルに入る最低限のスコアは獲得した。

しかし、その英語力で大学のアカデミックな学びについていけるのだろうか?とも思っていた。英語力はあればあるだけ、その留学は価値あるものになると思う。

今まで、「英語力が無くても価値あるものにしてきた」という自負があった分、「あったらもっと色んな事が出来たんだろうな。」「得たものももっと大きかったんだろうな。」と想像することもあったからだ。


大学院選び


周りに海外の大学院に行った人があまりいないことから、まずはエージェントに頼んでみたものの、あまり信頼できずに自分で調べることにした。

SNSを最大限に活用をした。

去年の私がSNSでどれくらい海外の大学院について情報を集められたか覚えていないが、間違いなく言えるのは、今の方がより多くの情報、繋がりがある。

考慮するべき点が多く、出費が多いことから大学選びについてミスは許されなかった。

今年はその「考慮するべき点」を自分なりに整理し、明確な優先順位を付けた。

まず初めに、「海外の大学院を選ぶ上で1番何が必要か」を考えた。


私の答えは、
実用的な学びであること」だった。

多くの大学はアカデミックな論文を求める。特定の分野の専門性を高めるために、多くの学術論文を読み、仮説を立て、データを分析しロジカルな論文を作成しなければならない。

でも、それだけで自分は満足するだろうか?


学生として過ごす期間は、「次のキャリアへの準備期間」だと思っている。多くの優秀な教授や友達、地域住民と関わることが大きな価値であり、それを海外で創り出すということが出来るというのが、高額な学費を払い、「学生」という肩書きを得る最大のメリットだと思う。


だからこそ、「実用的な学び」=体験型の学習スタイルが理想だと感じた。

大学院なのでそういった所は少ないのが当然の話だが、諦めずに今後も納得できる形で調べを進めて行きたいと思う。


奨学金獲得の可能性


去年の今頃、私の英語力はIELTS4.5か5.0くらいのもので、ほとんどの奨学金に応募する権利すらなかった。もっと言えば英語の勉強に集中していたので、奨学金の情報収集もあまりしていなかった。

今の英語力以上のスコアを獲得して、奨学金を獲得できるのではないかと考えた。

しかし、これは後から分かることになるのだが、学部生を対象にしている奨学金もあり、学生という権利を失った今、選択肢の幅は少し狭まっている。


以上、3点の理由から、私は1年間、ギャップイヤーとして海外大学院に向けての準備期間にすることにした。この選択は間違っていなかったと思う。

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