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一瞬を捉える

【 Ryui Monthly piece 】 - 4月- Montana agate

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ジュエリー制作では欠かせない技法「ロウ付け」。

今回はピアスのポストとモンタナアゲートを留める枠を
ロウ付けで接合しました。

ロウ付けとは、地金と地金を
”ロウ材”と呼ばれる地金より融点が低い合金を
地金間に溶かして流し込み溶合する
作業のことをいいます。

地金となる金が溶ける温度は905℃、
Ryuiで使用している金のロウ材が溶ける温度は780℃。

その差わずか125℃の間を狙って、
最高2500℃近くにもなる青い炎の酸素バーナーを用い
熱していきます。

とはいえ実際に温度計で計ることはできず、
一歩間違うと丁寧に作り上げた形は
ドロリと溶けてしまう繊細な作業。

そんな緊張感の中、感覚を研ぎ澄まし
熱された金属の色やロウの僅かな状態の変化を頼りに、
炎の強さ、距離、方向などを調整しながら
一瞬のベストタイミングを見極めます。

地金が赤く発光し、ロウが瞬間的に艶めいたらその合図。
一見静黙な作業ですが、
その一瞬の間に、作り手の頭の中では
さまざまな情報が駆け巡り
仕事の出来を判断し接合します。

言葉だけでは説明できない
制作の基本でありながら奥の深い作業は、
研鑽を積んだ作り手だけが成し得る"感覚の賜物"です。

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" Montana agate Ring & Earrings"
4月29日(金) 12:00- 発売

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