大地が生み出した絵画
【 Ryui Monthly piece 】 - 4月- Montana agate
アメリカ・モンタナ州で産出されることから
その名が付いたモンタナ・アゲート。
アゲートの和名は "瑪瑙(めのう)"
細かな石英が緻密に固まったもので、
岩石の空洞部に長い歳月をかけて幾重にも層を成し、
沈殿することで生まれます。
古くはメソポタミア・エジプト文明の時代から
装飾品の他、魔除けとして用いられ
お守りの石として人々に愛されてきました。
日本も含め世界各地で産出されており、
その色彩や模様の入り方は千差万別。
育まれた土地によって異なる個性を持っています。
中でもモンタナ産のものは
赤色の酸化鉄と黒色のマンガン酸化物を含み、
点々とインクが滲んだような模様や
筆先でさっと塗ったような模様がリズミカルに表れるのが特徴で、
抽象画のような個性を持つユニークな石が多く見られます。
そんなモンタナ・アゲートからセレクトした今回のピースは2種類。
ひとつは半透明な橙色がグラデーションで変化し
そこに浮かぶ黒い点が夕日が描いた影のように
美しい日暮れの風景を思わせるピース。
もうひとつは乳白色のキャンバスに
無作為に描かれた絵画のように
黒い模様がリズミカルに表れ
レイヤーごとに変化する
コントラストが奥行きを感じさせる
モンタナ・アゲートならではの個性が光る
これらのピースを、リングとピアスに仕立ててゆきます。
次回は制作の様子をお届けいたします。
" Montana agate Ring & Earrings"
4月29日(金) 発売