美容師さんが読書をしなくてもいい理由
こんにちはRyuhoです。
ぼくは神戸で小さな美容室を経営しつつ、メイクアップアーティストとしても活動中です。
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今回は「美容師さんが読書をしなくてもいい理由」についてお伝えします。
タイトルが少し斬新なので、内容が気になった人も多いのではないでしょうか?
「そんなことないでしょ!」
「読書大切でしょ!」
と、タイトルを見てほとんどの人が思ったと思います。
しかし、ぼくがお伝えしたいのは「読書はムダです」ということではありません。
この記事を読み終える頃には、タイトルの印象が大きく変わると思います。
そんな楽しみも感じながら、読み進めていってもらえたらと思います。
■着地点が同じであれば読書にこだわる必要はない
本を読むことは、自分の考え方やスキル、知識などの幅を広げてくれるツールですよね。
そんなことは、誰しもが理解していると思います。
世の中では、「読書家=勉強家」というイメージがあります。
では、本を読む人はとても勉強をしている人でしょうか?
もちろん勉強をしている人だと思いますが、「本を読む」という行為自体はそこまで大切ではありません。
大事なのは内容です。
簡単にお伝えすると、「本を読むことは勉強していることと同じ。だから本を読もう。」という考え方で読書をするのではあまり意味がありません。
よく言われる「練習のための練習」と同じです。
たとえば、ぼくは読書をするときは、基本的には参考書のようなHow to本がほとんどです。
「自分が知らないジャンルのことを知るために読む」という流れです。
その理由は、それを理解しないと自分のやりたいことができないからです。
たとえば、ブログを始めたくてWordPressの参考書を買ったり、Google Analyticsの内容を知りたいから参考書を買ったりということです。
つまり、自分がやろうとしていることを勉強するために読書をしているだけです。
とはいえ、上記のことをWebで調べて解決できる人はそれでいいと思います。
参考書を買っている人の方が勉強をしているというわけではありません。
理解ができれば同じことです。
何が言いたいかというと、着地点が同じであれば別に読書にこだわる必要はないということです。
それは参考書に限らず、たとえば自己啓発本も、心から尊敬するメンターがいて、その人の話を聞けるのであれば、無理をして読書をする必要はありません。
■インプットしているフェーズの重要さ
さらに、本もハズレがたくさんあります。
ハズレと言ったら著者の方に失礼ですが、今の自分と合っていないものがあります。
少し具体的に言うと、今の自分のフェーズより下のものや上のものです。
たとえば、背伸びして買った本を最後まで読まなかった経験はありませんか?
ほとんどの人に経験がありますよね。
それは、フェーズが下であればすでに身に付けているもの、上であれば理解が出来ないからです。
つまり、いくら読書をしてもフェーズが違うと理解しにくいということです。
ちなみに、これは本に限らずインプットをする上で非常に重要なことです。
ここで少し話がそれますが、お伝えしたいことがあります。
「発信がうまくいかない」や「発信で結果が出ない」と言う人がいます。
では「なぜ、アウトプットがうまくいかないのでしょうか?」
それは「インプットがうまく出来ていないから」です。
では「なぜ、インプットがうまく出来ていないのでしょうか?」
それは「インプットしているフェーズが違うから」です。
これは本当に重要なことです。
なのに、あまり理解されていません。
もちろんアウトプットがうまくいかない理由はそれだけではありませんが、ここは意外と盲点の部分です。
つまり、アウトプットがうまくいかないという人は、インプットを見なおすことが大事です。
■自分のフェーズがわからないのは、全力で取り組んでいないから
では、「自分がインプットする適切なフェーズはどうすればわかるのか?」という疑問が出てきますよね。
それは結局、目の前のことに全力で取り組んでいる人にしかわからないのです。
逆に言えば、目の前のことに全力で取り組んでいる人は自分のフェーズがわかります。
だからアウトプットでも結果が出るのです。
つまり、
となるのです。
ちなみに、この「全力で取り組んでいる」というのは、人それぞれの物差しです。
たとえば、自分で「全力で取り組んでいる!」と思っていても、他人から見れば「まだまだですね」となることもあります。
その逆もあります。
なので、正解はありません。
とはいえ、アウトプットで結果が出ていないのであれば、「自分はまだ全力じゃなかったんだ」と思いましょう。
そうすることで、人は成長できます。
■本との出会いは人との出会いと同じ
少し話がそれましたが、読書はとても大切だけど、「どんな本を読んでいるか?」ということのほうが重要だということです。
なので、一概に「読書家=勉強家」とはなりません。
つまり、「必ず読書をするべきだ」とは言えないのです。
よくあるのが、「週に○冊読んでいます」というワードです。
そんなものは全く意味がありません。
それよりも、1冊の本を暗記するぐらいまで読む方がためになるかもしれないし、先ほどお伝えしたフェーズがズレていると、どれだけたくさんの読書をしても意味がありません。
なので、美容師さんも無理をして読書をする必要はありません。
読書をするときは、人との出会いと同じで、起こるべきタイミングで起こります。
ここまで読んでいただくと、「無理をして読書をしても意味がない」ということがお分かりのはずです。
さらに、「読書をしないといけない」と思った時点でアウトです。
先輩に「読書したほうがいいよ」と言われて「読書しなきゃ」と思う時点でもうアウトです。
新しい本との出会いは、新しい人との出会いと同じなんですよね。
たとえば、新しい人とは「出会おう」と思って出会えるものではないです。
人と出会うのは、「ときめき」と「きっかけ」と「タイミング」があったときです。
本との出会いも同じなんです。
上記で言うと、
とはならないですよね。
人との出会いはコントロールできません。
つまり、今回のタイトルは「美容師さんが読書をしなくてもいい理由」ですが、無理な読書ならしなくてもいいということです。
「読書をしたことがムダになる」とか、「全く身にならない」というわけではありません。
無理して読書をしても効率が悪いですよということです。
冒頭でお伝えした、着地点が同じであれば読書にこだわる必要はありません。
もちろん読書が好きな人は読書でいいと思います。
1番危険なのは、「読書をしているから勉強している」と思ってしまうことです。
それを理解しておきましょう。
読書をしていない美容師さんがダメというわけでもありません。
慌てなくて大丈夫です。
ぜひ、今後の参考にしてみてください。
ではまた!