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豊かな美容師ライフを送るための秘訣 〜他者の否定は成長を妨げる〜

こんにちはRyuhoです。

ぼくは神戸で小さな美容室を経営しつつ、メイクアップアーティストとしても活動中です。

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今回は「豊かな美容師ライフを送るための秘訣 〜他者の否定は成長を妨げる〜」ということについてお伝えさせていただきます。



少し前ですが、ぼくはTwitterでこのようなツイートをしました。

このツイートは全然伸びなかったのですが、ぼく自身はすごく気に入っています。

そして、ぼく自身も肝に銘じていることです。


このことについてもう少し詳しく、今回は技術的なことやテクニック的なことではなく「考え方」の部分をお伝えしたいと思います。




■世の中には正解がないことの方が多い

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現在、わたしたちは無意識に正解を探してしまうクセがついています。


よく考えてみてください。

分からないことがあれば、情報を収集してすぐに解決できる時代です。

分からないことがあっても、スマートフォンを叩けば、おそらく95%ぐらいのことは解決できるでしょう。

それ自体は悪いことだとは思いません。


しかし、便利な世の中になったことは良い反面、マイナスに働くこともあります。


たとえば、それに慣れてしまっていて、分からないことに対して正解を探そうとするクセがついてしまっています。


これは、逆に言えば「全ての物事には正解があるもの」だと思ってしまっているということです。


とはいえ、世の中には正解がないことの方が多いです。

1+1=2ですが、全てがそのように正解があるわけではありません。


にもかかわらず、私たちは正解を求めます。

それは前述のとおり、正解を探すクセがついてしまっているからです。


たとえばトレンドのキーワードで言うと、「ワクチンを打つかどうか?」という問題。

これは、「どちらが正解か?」なんて言い合っても意味がないですよね。

みんなそれぞれに正解があって、その全てが正解でいいはずです。

その正解を求め合うなんて、本当に時間のムダだと思います。


その他、お金の使い方や時間の使い方に関しても、みんなそれぞれの人生なので、どう使おうが全て正解ですよね。


つまり、法律を犯したり他人に迷惑をかけることは当然間違いだけど、それ以外は正解というものはなく、そして正解がないことの方が世の中には多いということです。


まずはここを理解しておきましょう。



■否定しないと正論化できない正論はたいしたことない

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冒頭でお伝えしたツイートの最後に、「否定しないと正論化できないことはたいしたことない」と書いています。

これはまさにその通りで、「自分は他者を否定しなければ自分のことを肯定できない」と言っているようなものです。


美容師さんで考えてみましょう。


よくあるのが、「会社員美容師か?フリーランス美容師か?」という問題です。

当然どちらも正解です。

とはいえ、いまだに「フリーランスはダメ、会社員でいるべき」とか、「会社員美容師なんてオワコン、早くフリーになるべき」ということ論争をあちこちで聞きますよね。

これも同じく本当に時間のムダです。


さらに最近では、他店での施術を否定して自分が施術した内容をSNSにアップする、なんてことも見受けられます。

つまりビフォーアフターの様子で、ビフォーの時の施術ややり方を否定してアップするケースです。

これは、他者を否定して自分を肯定する内容そのものです。

自分の恥をさらしていると思ったほうがいいです。


つい先日も、某SNSで美容室のリクルートが目的の広告を目にしたのですが、いろんな美容室を否定して最後に「自分たちはこうです」というコンテンツの作り方でした。

これも他者を否定して自分を肯定するやり方ですよね。

それでは刺さりにくいし、なんなら自分たちの価値を下げていることにもなりかねないということを理解していないのだと思います。

逆に自分たちの悪いところを広告で拡散しているなと感じました。

たとえば、大手のメーカーが他のメーカーの商品を否定して、自分たちの商品の良いところを言うようなCMを見たことがありますか?

ないですよね。

そんな方法は意味がない(そもそも逆効果)ということを知っているからです。


仮にそれで結果が出たとしても、それで集まった人たちはどういう層の人たちなのか?ということを考えてみましょう。

すごくもったいないですよね。



■他者を否定するのは自分に自信がないから

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では、なぜ他者を否定するのでしょうか?


これは簡単で、自分がやっていることに自信がないからです。

自分がやっていることに自信があれば、他者を否定することなんてしなくてもいいはずです。

そもそも目の前のことに全力で取り組んでいる人は、他者を否定したりしません。

時間がもったいないと理解しているし、そんな暇がないからです。


逆に、他人に矢印が向いている人は自分のことが見えていません

他者の否定が多い人は、他人ばかりに目が向いてしまって、自分のことは見えていないという人が多いです。


つまり、「フリーランス美容師なんてダメだよ、会社員美容師として将来安定するべき」って言っている美容師さんは、自分の今の働き方に自信がないからです。

前述したビフォーアフターの件も、サロンリクルート広告の件も、自信がないからです。


他者を否定することによって、自分に言い聞かせていたり、自分を上に見せているのです。

そこまでしないと自信を持てないからです。


こうやって見ると、必死で否定している人が哀れに見えてきますよね。

そして、他者を否定して自分を肯定することなんてしたくないと思いませんか?

すごくカッコ悪く見えてきますよね。



■リーダーは否定が必要なときもある

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とはいえ、否定をしないといけないシーンも出てきます。


それはリーダーのお仕事です。


リーダーとは、「何かを決める人」です。

何かを決定するときは、否定をしないといけないシーンが出てきます。


ただし、今回のそれと、リーダーのお仕事として否定はまた違います。

あくまでもリーダーは「したくなくても否定をしないといけない」のです。

もちろんそれにはテクニックが必要です。

ただ単に否定をして、「想いとは裏腹、、」ということは当然リーダーとして避けるべきです。


これは別のテーマのお話で、長くなるのでまたの機会にお伝えしたいと思います。



■他者を否定し続けていると自分の成長はない

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最後に1番重要なことをお伝えします。

せっかくここまで読んでいただいたので、これだけは頭に入れておいてください。

否定するのをやめた方がいい本当の理由をお伝えします。


結局のところ、否定して自分を上に見せたとしても、その人が上に進んだのではなく他者を下に落として見ているだけです。


どういうことかといいますと、無意識にずっとそれをしていると、否定する人はいつまでも成長できないということです。

他者を否定して自分を上に感じているだけなので、成長していると勘違いをしているだけです。

その場にとどまっているだけなんですよね。


つまり、無意識に他者を否定するクセがついていると、ものすごく危険です。


成長がないからです。


結局、「他者を否定し続けていると自分の成長はない」ということです。

逆に成長し続ける人は、他者を否定しなくても自分が成長していくので否定しないのです。


世の中はシンプルにできています。


今回は、テクニック的なことではなく「心の部分」をお伝えさせていただきました。

とはいえ、考え方やハートの部分は、豊かな美容師ライフを長く続けていくためにはとても重要な項目です。


今回の記事が、あなたの美容師ライフの何かが変わる1つのきっかけになればと願っています。


最後までお読みいただきありがとうございました。


ではまた!

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Ryuho【リュウホ】
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