見出し画像

Miki Morita Recording Session in Izu Studio report3 "Vocals"

Hi there! 涼しい日が増えてまいりましたね。今回は前回に続いての伊豆リポートのVocal編になります。
前回の記事で伊豆スタジオのブースのサウンドの素晴らしさについても書きましたが、少し極端な表現をするならば、そこで奏でられたYAMAHA CF(Grand Piano)の落ち着いた響きと、演者達が選んだ各楽器、マイク、楽曲のアレンジ等々、それらは全て森田みきさんのVocalの方向を向いて進んでいった訳です。行き着く先は歌ですね。
メンバー、スタッフがその核心部分を何も言わずしても無意識に共有出来ていたのは素晴らしい事でした。

そんな核心部分を捉えるべく、エンジニアの森田さんがチョイスしてくれたvocal
Chainは、

Chandler Red Mic
Tree Audio Brunch
Universal Audio 1176 AE

という組み合わせ。
しっかりとしたサチュレーションのある組み合わせで、それでいてクリアなのは1176 AEとの組み合わせのせいでしょうか。とても存在感のあるVocalが録れたと思います。

Chandler Red Mic をセットする森田さん スタンド、ホルダーも自前です。
左上段に1176 AE とTREE AUDIO BRUNCH が見える。

さて機材の方は万全で、また皆さんのハードワークのお陰で本丸のVocal Recの日程もしっかり確保できておりましたので、あとは森田みきさんの歌いたい歌をしっかりレコーダーに収める、ということに尽きました。各曲それぞれで山場などありつつ、もうこれは技術的な問題よりも気持ちの持って行き方がほとんどだったような気がします。こちらはただじっと、みきさんが歌いたいように、何かを掴み取るまで待つことに専念いたしました。
結果的に3曲とも曲にあった表情の良いVocalテイクが録れたと思います。

Vocal recの様子。
プレイバックを聴き込みます。

2004年にみきさんのEPを作った時から年月が過ぎまして、ご本人も声質の変化なども自覚されていまして、その辺りもエンジニアの森田さんを交えて入念にディスカッションして今回の制作に臨んだ訳ですが、僕の印象としましてはご本人の世界観、音楽感の本質は変わっていないので、時の流れに自然に向き合うようなVocalを録音するだけで十分だった訳です。
それでも長いブランクを経て今「やりたいこと」をサウンドに詰め込んで、そこに歌を乗せていく作業というのは、森田みきさんにとってはとてもチャレンジングな事だったと思います。そんなみきさんのチャレンジに対するリスペクトで、僕も他の演者さんも、スタッフの皆さんも制作に取り組めてます事をとてもラッキーに感じております。
出来上がりましたVocalトラックはLiveな森田みきさんの歌そのものです。是非その世界観を体験してみてください!
今回はVocal recについてでした。See ya!

追伸:伊豆スタジオで録音した3曲が2024年10月11日に配信開始となります!
こちらから試聴、そしてYoutubeで少しTrailer動画が観られます!是非、ご試聴、ご視聴ください。

そして更には2024年12月3日(火)に南青山マンダラにて、マキシシングル発売ライブを行います!レコーディングメンバーによるバンドセットですので、何としてでもご都合をつけて是非お越しください!笑
また、何と年明け2025年2月10日(月)にも第二弾が控えております!
こちらは中目黒の楽屋にて行います。是非お誘い合わせの上、お越しください。



いいなと思ったら応援しよう!