New Album の出発点①
出発点というほど明確な物ではないのですが、有難いことに楽器店やタイアップしたメーカーさんの代理店などからデモ演奏の依頼が継続的にあったりしまして、その都度デモソングを書き下ろしていったり、予めストックしておいた曲を演奏したり、としていましたがそういう中でそういった作品を通して新しいインスピレーションも得られたりして、作品としていつかはまとまった物を出さないとな、、という思いが強くなっていったのが出発点だと思います。年齢的なものもあるのでしょうか?(笑)「ちょっとまとめないとな」と。
20代、30代と仕事をしていく中で何度か作品を作ってみないか?というお話も頂いたりもしましたが、何でしょうか、自分の中で機が熟していなかったのかもしれません。そして恐らく機材的な問題もあったのかなと思います。20代からラックシステムを使っていましたが、ずっと手探りだったものを数年前にShin's Music の鈴木さんが(今ある物を使って)完成させてくれたのが大きかったかなと思います。自分の出したい音、トーンがストレス無く出せるというのは僕にとっては非常に大きな問題なんだと再認識できました。本当でしたらまだまだラックシステムも拡張したいのですが、運搬などの現実問題もありまして、必要最小限のところで思いとどまっています。
さて、問題は具体的な作品のカラーになってくる訳でして、ただこれはもう自然体でいくしかないなと、変な開き直りがありました。一番わかりやすく言葉にすると『10代の頃の自分が絶対に繰り返し聴くであろうアルバムを作ろう。』ということです。それはつまり、Richard Marx、Michael Bolton、Celine Dion、Toto、Airplay、浜田麻里、今井美樹、Wilson Phillips、Mariah Carey、Michael Landau、Steve Vai、Los Lobotomys・・・などなど毎日ローテーションして聴いていたライブラリに食い込めるようなアルバム、ということです。(笑っちゃいますね。。)
プロの世界に入ってからというもの、お世話になった方々をはじめ、仲の良い仲間達からは「フュージョンは売れないぞ!」と茶化され続けて長いので、良い意味で開き直ってるというのが正直なところですが(笑)、それに加えて音楽をマネタイズする困難さが年々深刻さを増している昨今ですので、そういった要素も大きいと思います。好きなものを作っちゃえ、です。
とはいえやはり一度音の世界に入ってしまうと没頭するのが音楽家の常でして、曲作りは昼夜を問わず続きまして、20曲ほどのストックを目指して動き出すわけであります。。 (つづく)
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