苦土資材の種類・効果
[小浜BLOF研究会]の投稿まとめ
オカモト<[元木さん、太田さんに質問です]
お世話になっております。
ただいま、はらねさんと小山さんが肥料購入をするということで、僕も来年度作付の肥料購入便乗に向け、設計を急速に行っています。
炭酸苦土石灰について、粒状のものは、JA購入できたのですが、粉上のものをどこで手に入れれば良いか、ネット上で調べても分からない状態です。
そこで、再度質問なのですが、「炭酸苦土石灰」と「苦土石灰」の違いはどこにあるのでしょうか?
苦土石灰の化学式と検索すると「石灰石の中でも炭酸マグネシウムが多い岩石「ドロマイト」を粉末にしたものになります。アルカリ成分は55~100%です。主成分の化学式は「CaCO3・MgCO3」であり、PHは9.7です。」
と出てきますので、苦土石灰の粉上のものでも使えると、安価で簡単に購入できるのですが、、、。
太田さん<昨年お邪魔しました太田です。
どうぞよろしくお願いいたします。
苦土石灰と炭酸苦土石灰は同じもので、
言われるように炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムが混ざったものです。
(流通しているもので
消石灰などを混ぜている物も出回っていますが)ホームセンターに行くとよく粉状のものがやすく売っている場合がございます。
ただ苦土石灰は基本効きが悪いので相当入れ込む必要が出てくる場合があります。
粒状は溶け(崩壊)=溶けが粉より更に悪く施肥にはおすすめできません…
オカモト<ご回答ありがとうございます。太陽熱養生処理の際も、炭酸苦土石灰より、
ブルーマグなどを使用する方ががベターでしょうか?
太田さん<すみません!返答が遅くなりました。
コストの面では苦土石灰がいいですが、
与える目的、量を確実に効かせるという品質面としては、ブルーマグが確実です。
何かちゃっかり営業してしまってますが…
ただ石灰は入れる量が多ければ、運送料を見でも地元の資材を使用したほうが越したはないですよね。
苦土石灰はなく炭酸カルシウム(タンカル)があれば、ブルーマグとの併用という手もあります。
書籍[有機栽培の基礎と実際]によると
MgSO4:中性、水溶性で即効。硫黄とマグネシウムは過剰が起きやすいので注意。未分解有機物と嫌気性では、硫化水素発生で根腐れを起こす可能性があるので注意。JBFでは「マグキーゼ25」
Mg(OH)2:アルカリ性、水溶性とあるがすぐに飽和し溶けなくなる。元肥○追肥×。CO2と反応して固結しやすくなる。別名水滑石(すいかっせき)。JBFでは「古代天然苦土」ちなみに「ブルーマグ」は、Mg(OH)2が32%。MgSO4が8%
MgCO3:弱アルカリ性、ク溶性。水マグより溶けにくいので、長期に収穫する作物。