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ミロカロスオンバーン【シティリーグ優勝】【ポケモンカードゲーム】

挨拶


GIRAFULL京都店様にて10/19(土)に開催されましたポケモンカードゲームシティリーグシーズン1において、優勝という成績を残せましたのでnoteを書かせていただきます。

普段はGIRAFULL京都店をはじめ、京都駅周辺でポケモンカードを遊んでおります、りゅうぐん(@ryugunn_SI)と申します。

今回このような結果を残すことができたのも、普段ジムバトル等で対戦してくださる方々、練習に付き合ってくれたチームメイトあってのことです。本当にありがとうございます。
このデッキの草案をくださったいぶし(@PTCIBUSHI)さん本当にありがとうございます。

私自身の力不足もあり、荒削りな部分も多々ありますがご了承ください。
また、環境考察につきましては採用カードとともに少し書かせていただきます。


デッキコンセプトとデッキ選択


環境全部に勝てるデッキが良い!!をコンセプトに、超電ブレイカーのカード情報公開以降おもしろいデッキを日々考えていました。
そんな中公開されたトリトドンとミロカロスを軸に、その2匹でカバー出来ないポケモンを相手取るオンバーンと闘オーガポンと共に心中しようと決めました。シティ前日のことです。

デッキリストと採用カード

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デッキリストです。
みなさんTwitter(現X)で見たかもしれませんが載せておきます。

ポケモン

この特性がヤバい

ミロカロスex進化ライン(3-3)
環境のリザードンやドラパルト、サザンドラ対策兼火力枠
輝くリザードンやカースドボムに抗うために2面立てたいため3-3採用
ヒンバスは覚醒持ちが環境にいるため迷わず採用
立てて強い特性は立て得

おんみつひこう無色がえらい

オンバーンex進化ライン(2-2)
環境のライコポンや古代バレット、ミライドンなどの対策枠
基本的に後ろにポケモンが出て欲しくないため1体出し目的のサイド落ちケア2-2採用
オンバットは色違いを使いたかったためHP70を採用

最強の双璧

闘オーガポンex、ミミッキュ(1/1)
ミロカロスとオンバーンでカバーし切れないレジドラゴやパルキア、その他v・ex対策兼上記2体を立てるための壁役
基本的にレジドラゴはどちらで相手してもキツイため1-1採用

可愛い顔してヤバい

トリトドン進化ライン(1-1)
リザードンやピジョット、ヨノワールやアーケオス対策
環境を見た時にライコポンのシェアが多いことや、ピジョットやヨノワールが採用されているデッキであるリザードンやドラパルトに対してはミロカロスが仕事してくれるため最低限立ったら嬉しいの1-1採用
ルギア対面でサイド落ちした場合はミミッキュ壁にして頑張りましょう。
カラナクシは1エネで殴れる方を採用

ハッピーセット

オリジンパルキアvstar進化ライン、輝くゲッコウガ(1-1/1)
上記のカードで対策できない唯一といってもいいデッキサーナイト(その他ロストなどの非エク系ちっちゃいものクラブ)に対してちょっとでも抗うためのカード
基本的にはパルキアは出したくないので最低限の1-1、輝くゲッコウガは何故か1枚しか登録できなかったので1枚採用


いつもの家電

ロトムv(1)
ごちゃ混ぜデッキの潤滑油
出さないで済むなら出さないが、初ターンにボールが余っていたり手札が弱い場合は渋い顔しながら出すカード
初手に欲しいがスタートして欲しくないため最低限の1枚採用

グッズ

仲良しポフィン、ネストボール、ハイパーボール(4/3/3)
メインアタッカーの進化元や万能壁ミミッキュを出すためのポフィン4、ロトムやオーガポンなどあまり使わないポケモンを出すため+ポフィンの補助でネストボール3、ポケモンはカイやエヴォリューションでもサーチできるため2枚使ってサイド落ちケアのハイパーボール3
その他言うことはないです。

大地の器(2)
このカードが出たおかげで多色デッキが息してます。ありがとうございます。
基本的に手張りでしか動けないためとりあえずエネに触りたいけど枠がない…の2枚採用

ポケモン入れ替え(2)
トリトドン縛られて月光手裏剣連打とかされたらブチギレるため2枚採用
正直トリトドンを使う以上入れ替え札は入れないといけないと思います。
あとレジェンドイラスト可愛い

夜のタンカ(2)
キャンセルコロンで突破されたポケモンを復帰する際に使用
なくても良いけどあると嬉しいカード
相手が何デッキかわからないタイミングで切ってしまった種ポケモンや超・闘エネルギーを素早く回収して復帰したいため2枚採用
ペパーからタンカ釣り竿エヴォリューションでトリトドン立て直したら脳汁出ます。

すごい釣り竿(1)
トリトドンなどをエヴォリューションで立て直す際や山を強くするために使うため最低限の1枚採用
過去イラストは入れ変え忘れました。

ポケモンの道具

ワザマシンエヴォリューション(2)
トリトドンとミロカロスをコンスタントに立てるためのカード
初動以外も立て直しで使うため相手によっては取っておく必要があります。
初手で打ちたいためサイド落ちケアの2枚採用

ヒーローマント(1)
耐久ポケモンが耐えるための最強バフカード
トリトドンがカースドボムを耐えたり、ミロカロスやミミッキュ、闘オーガポンの万が一の保険カード
4枚入れたいが何故かはじかれたため1枚採用

森の封印石(1)
ほぼダブルターボエネルギーを持ってくるためだけのカード
家電じゃないのにいっつもロトムに引っ付けられてかわいそう
あると嬉しい最強ケアカードのため最後の砦で1枚採用
パルキアとvstar権を取り合うため使い所が難しい

サポート

ナンジャモ(4)
相手の要求を上げるデッキコンセプトのため、一番打ちたいサポートのため4枚採用
ミロカロスは立ててからはゆっくりできるのでダブルターボ引きにいくために打ったりする
最近はネットリテラシーが高い意外と真面目なインフルエンサーであることがわかった。

カイ、ペパー(3/3)
初動でどっち引いても嬉しい確定サーチカード
どっちも手札にある場合は道具が欲しいかどうかで選択
枠があれば4枚入れたいが泣く泣く3枚ずつ採用

エネルギー

基本水エネルギー(5)
輝くゲッコウガを使うために水エネルギーの配分を多くした。
リザが5枚で回るなら5でええやろの5枚採用

基本闘エネルギー、基本超エネルギー(1/1)
壁役の闘オーガポンとミミッキュが置物にならないための最低限1枚ずつ採用
詰ませるではなく勝つためには技撃たないとね。

ダブルターボエネルギー(4)
このカードがプールにあるだけで救われるポケモンがいっぱいいる。
オンバーンは技を撃たなければ始まらないため最大枚数4枚採用
複数枚付けてダメージを下げてゆっくり倒すというプランもある。

以上60枚です。

何回でも見て

不採用カード

ポケモン

キチキギスex
なるべくベンチに倒されるポケモンは出したくないため不採用
復帰の際は強いが、そもそも復帰があるのか?という疑問と、スタートした際にロトムほど有用ではない。さらには封印石が貼っても使えないなど。
こいつがvポケモンなら採用してたかも知れないが、パルキアもvポケモンだし良いかなとなりました。

リキキリンex
立てれたら強いポケモン
進化前のキリンリキにHP70以下がいないためポフィンで複数展開が狙えないため不採用
また、古代バレット等非エクの種主体のデッキに対して役割が薄いためなし。
ダーティヘッドって語感は好き

クチート(あまいわな)、カビゴン(とうせんぼ)
コンセプト上殴り勝つことを視野に入れ、また後述する裏呼び札の不採用に伴い不採用

ロトム(クラッシュパルス)、バッフロン(ロストヘッド)、デデンネ(でんじソナー)
コントロールがしたいわけじゃないので不採用
また今度こいつら使ったデッキは作って遊びたい

ピジョットex
トリトドンを自分が立てる可能性がある都合上使える場面が少ないなら無くていいということで不採用

ビーダル(はたらくまえば)、ノココッチ(逃げ足ドロー)
速度よりもサイド取られたくないが優先のため不採用

ピィ(にぎにぎドロー)
ヒンバスがHP30の都合上出すと色々とまずいため不採用
逃げ0はえらいがドローのために前に出ることが弱い
にぎにぎドローの語感は可愛い

マナフィ(なみのベール)、シャリタツ(きゃくよせ)
HP70の無防備なポケモンがスタートポケモンで出て欲しくないため不採用
あれば強いカードだが、なくてもなんとかなるカード

オーガポンいどのめんex
サイド2のリスク背負ってまですすりなくや激流ポンプを撃つのは弱いため不採用
デッキが裏呼びが出来ないことや、ドロー特性の有無で輝くゲッコウガに軍配が上がった。

グッズ

ポケギア3.0
サポートにさわれないと始まらないのはそうなんですが、実際問題カイとペパーという確定サーチカードが多めに入っており、ロトムで手札補充もできるため不採用
正直ボタンやフトゥー博士のシナリオ、ビワや野党三姉妹など、自分の動きを強くする訳ではないサポートが入ってない以上枠を無理やり作るものではないと思います。

ヒスイのヘビーボール
最後まで悩んでた一枚
正直パルキアvstarやトリトドンが落ちても拾えないのはなぁというのと枠の都合上不採用
ただ、闘オーガポンやミミッキュが落ちた時のケアができてないのはかなりヤバいので、次使うなら無理やり枠作って入れると思います。

カウンターキャッチャー、プライムキャッチャー
このデッキを作った時は、サイド先行できるし、なんなら突破手段があるなら勝手に前出てくるからなんとかなるって思ったため不採用
後述しますがボスくらいは入れても良かったかも

クラッシュハンマー、改造ハンマー
エネ割ったところで積ませれるだけで勝てる訳ではないので不採用
再三ですが殴るコンセプトから外れるためなし

友達手帳
サポートの現物を増やして初動に引けるようにした方が強いため不採用

ロストスイーパー
枠があったら入れたいカードではあるが、何が割りたいか明確なものがなかったため不採用

アンフェアスタンプ
ド偏見ですが、現環境でこのカードを使った側使われた側色々見てきましたが、これで止まるほど今の環境腐ってないです。
リセットスタンプほど強くないため不採用

ポケモン回収サイクロン
回復手段としてとても有用なカード
回収してもそのターンに復帰は難しいので不採用

シークレットボックス
1ターン起動を目指すならとても優秀なカード
ただ、入れたいスタジアムがないのと切るコストが重すぎたため不採用

ポケモンの道具

ワザマシンエナジーターボ
ベンチポケモンを育てたところで余り意味がないので不採用

カウンターゲイン
ヒーローマントと両立が難しいため不採用
ACESPEC枠がプライムキャッチャーなど他のカードにするなら入れても良かった一枚

ガチガチバンド
そもそも技のダメージをほとんど受けないため、30程度はあまり変わらないと思い不採用

緊急ボード
逃げエネ1で前に出て逃げるようなポケモンがいないため不採用

サポート

ボタン
このカードを打てるターンが来る頃には回収したいポケモンは気絶してることが多いため不採用

フトゥー博士のシナリオ
回復手段として優秀なカード
回収する時に道具やダブルターボエネルギーをトラッシュするのが弱いため不採用
回収するならそのターンにペパーからエヴォリューションの動きがしたいためなし寄り

ビワ、野党三姉妹
キャンセルコロンをトラッシュしてレジドラゴに抗いたかった一枚
ビワは最初は入っていたが動き優先のため不採用

ボスの司令、ルチアのアピール
他のキャッチャー類同様、わざわざポケモンを呼ぶ必要がないため不採用
勝ちを急ぐ必要があると思うなら入れたほうがいい一枚

セレナ
vポケモンを呼び出したり、ドローが出来たり器用なカード
vポケモンなんてどこにいるんですか…?
ドロー自体もあまり引けないと思い不採用

クセロシキのたくらみ
ロックが決まった後、ナンジャモを打つまでドローゴーが続く場合間に挟めると強いカード
あまり強く使えた試しがないため今回は不採用
殴るということや突破されないという性質上あまり刺さらないのかもしれない

ネジキ
序盤に展開できなかった時の保険兼即復帰用カード
今回はそれぞれの枚数を確保して安定性を高めたため不採用
あるとパルキアが1ターンで立つので欲しいかも

ブライア
デッキの性質上急ぐ必要がないため不採用
あと相手のサイド調整が基本できないのも難点

ジャッジマン、ツツジ
序盤から相手を遅らせたり自分のドロー枚数を優先したかったためナンジャモに軍配が上がったため不採用
ドロー特性やサーチ特性を盤面に用意できるのであれば一枚くらいは入れても良かったかも

アクロマの執念
ダブルターボを確定で持って来れる優秀なカード
欲しいスタジアムがなかったため不採用
封印石で代用できるしな〜っていうのと、元々キツいレジドラゴのキュレムが動くのは非常にまずい。

アカマツ
オンバーンが即座に殴り出すために一役買ってくれる一枚
このサポートをどうやって持ってくるねんってことで不採用
オンバーンならまだしも、ミロカロスで技を撃つために使った場合は手札にダブルターボがある前提になるなど、越えなきゃいけないハードルが増えるためなし寄り

マツバの確信
自分の手札を保持しつつ大量ドローが見込める優秀な一枚
他のドローサポートの中でも入れる可能性が一番高いが、今回は枠の都合上不採用
このカード強くて結構好き

アクロマの実験、探検家の先導
一枚から複数枚に増える優秀なドローカード
切りたくないカードが多すぎるため不採用

スタジアム

ボウルタウン、テーブルシティ
自分の展開を強くするための一枚
相手の動きの助力にもなってしまうため不採用

タウンデパート
エヴォリューションを確実に撃つための補助カード
当日は先攻を取ると決めていたため不採用
相手の封印石などの助力にもなるからなし寄り

グラビティマウンテン
相手のHPを下げて倒しやすくする一枚
ミロカロスがダブルターボ込みで140しか出ず確定数が変わらないため不採用

ポケモンリーグ本部
古代バレットのイダイナキバを殴らせないための一枚
スタジアムを張り替えした時に自分の闘オーガポンやミミッキュの首を締めるため不採用
ミミッキュの首ってどこ…

レッスンスタジオ
ミロカロスとオンバーンの打点を上げるカード
倒さないプランもあることから不採用
不意の相手の1進化ポケモンの助力にもなる

ロストシティ
相手の対策ポケモンを永久追放するためのカード
自分の闘オーガポンやミミッキュ、オンバーンの復活が出来ないのは困るため不採用
割り切ってボスと一緒にガンガン殴るならアリ

エイチ湖
自分のポケモンの耐久値を底上げする一枚
ガチガチバンドとは違ってポケモンの道具の枠を割かないのが強いですね。こんなカードあるんですね。知りませんでした。
次に使うときはスタジアムの張り替えしも込みで1枚入れたい。

チャンピオンズフェスティバル
マシマシラに抗うための一枚
このデッキの場合自分の場にポケモンをたくさん並べること自体が弱いので不採用

エネルギー

レガシーエネルギー
相手のサイドをずらすことができる一枚
どの色にもなるというのは非常に魅力的だが、スタジアムを入れない都合上シンオウ神殿がキツすぎるため不採用

ミストエネルギー
トドロクツキやファントムダイブ、ゴーストアイに抗える一枚
ミストエネルギー以外の色エネやダブルターボが引けなければ話にならないので枠の都合上不採用
これを入れたらアクロマの執念も入れたくなるからグッと堪えた。

当日のマッチアップ

1回戦:後攻⭕️0−2(投了勝ち):ライコポン
2回戦:後攻❌3−6:レジドラゴ
3回戦:先攻⭕️6−4:赤ロスト
4回戦:先攻⭕️0−4(投了勝ち):ライコポン
5回戦:後攻❌0−6:レジドラゴ
6回戦:先攻⭕️6−5:ソウブレイズ

4−2で8位上がり

トナメ1回戦:先攻⭕️3−4(LO勝ち):古代バレット
準決勝:先攻⭕️1−2(LO勝ち):大空洞ミライドン
決勝:後攻⭕️4−5(LO勝ち):レジドラゴ(再戦)

各対戦の詳細については後述します。


みんなかわいい顔してやってることやばい

デッキの回し方

基本的なこと
このデッキは相手の打点を極限まで抑えて殴り勝つデッキです。
ビワや野党三姉妹、ボタンやフトゥーその他縛る系のカードに頼ることなく勝ちを狙います。
ベンチに出すポケモンは最小限にし、自分の盤面で相手がサイドを何枚まで取れるかを考えてポケモンを展開する必要があります。倒されたポケモンを復帰させる可能性も考慮する必要があります。さらにそこに復帰用の進化前の用意まで必要になります。後述しますが、進化した場合としなかった場合の取られるサイドも計算しなければなりません。
目指せサイドコントロールマスター!

初手の選択
基本的に先攻を取ります。
後攻からサポートを使って確実に展開していくのも強いですが、現環境においてはモモワロウの先攻ワンキルがいるため泣く泣く先攻を取ります。
なるべく盤面に無駄にサイドを取られるポケモンを出したくなく、またオンバーンの技解除を避けるために先1で相手を理解し先2での盤面完成を目指します。
後攻型にする場合はペパーやポケギアを増やしてエヴォリューションを打ちやすくしてもいいかもしれません。

初動
先1で相手のスタートポケモン1or2体から相手のデッキを判断し並べるポケモンを決める必要があるため、環境のデッキリストを把握している必要があります。
一番困るのはオーガポンやキチキギスでスタートされた時ですね。そういう場合はスタートポケモン+ロトムになったりします。ロトムスタートの場合はミミッキュを出しそう。
先攻手張りはできるならなるべくします。オンバットやヒンバスには水エネルギー、闘オーガポンやミミッキュにはそれぞれ闘,超エネルギーを貼ります。
相手が後1から殴ってこなさそうならダブルターボを貼ってもいいですね。殴ってきそうな場合はダブルターボは一番後です

その点、後攻だと相手のデッキがほぼわかっている場合が多いので、必要なポケモンを最低限並べるだけで済みます。手張りは基本先1と同じです。
さらに場合によってはペパーから盤面を広げてエヴォリューションでミロカロストリトドンを立ててニヤニヤすることもできます。一長一短ですね。

殴り出し
基本的にアタッカーにエネルギーを溜めて、技が撃てるようになったら技を撃ちます。簡単ですね。
この時オンバーンを動かす場合は何よりも早く神速で技を撃ちにいきます。時間切れ対策というのもありますが、オンバーンは技を撃たなければ始まらないので他を凌駕する勢いでおんみつひこうを宣言します。
この時、相手がドラパルトやレジドラゴでない限りは技を撃たないポケモンは進化させません。スタートしてしまったカラナクシも刺さらない場合はトリトドンに進化させません。

技の選択
基本的には技を撃ちサイド取っていきます。しかし技を連打する中で、相手の動きに合わせて技の撃ち分けが必要になります。といっても相手のリソースを見つつになりますが。特にレジドラゴ対面だとミロカロスで技を撃つのか、闘オーガポンで技を撃つのか、ミミッキュで技を撃つのか、はたまた技を撃たないのかetc…
小テクとして、オンバーンにダブルターボエネルギーを複数枚貼ってダメージを下げ、相手のLOを狙う動きもあります。そうやってなるべく相手のベンチを空けさせないことで予想外の動きに対処します。

以上が基本的なデッキの回し方になります。
何をすれば相手が止まるのか、自分がダメージを無効化できるのかを常に考え、相手のデッキリストを想像しナンジャモを適切に打っていく必要があります。
大会までの数日間の入賞デッキリストなどを参考に、キャンセルコロンや裏呼び手段の枚数などを判断しましょう。
また、相手が友達手帳やすごい釣り竿、ナンジャモなどの山札回復手段を何枚使ったかを把握することも大切です。ポケモンカードは情報戦です。

環境デッキに対する動き

リザードン
基本的には先2もしくは後1にミロカロスとトリトドンを立てることを目指します。
仮にトリトドンが倒されたとしても、そこに貴重な裏呼びや不思議なアメを使ってくれたならこちらとしてはありがたい限りです。
途中で闘オーガポンでお茶を濁せればあとは大体勝てます。
返しのターンやこっちが倒したターンにキチキギスから復帰されるのではないか?というのもありますが、その場合相手はキチキギスで引ける前提でスタートポケモンを選ばなければいけず、さらにはハンド干渉もしようとすれば適当に引けたから進化しようができないため相手の要求は跳ね上がります。
仮にそれが通されたとしてもなんら痛くはないです。ミロカロスを突破するために悪戦苦闘し、さらには前に出したポケモンがねむり状態になることも考慮しなければならず、結果相手は後手後手になるためそんなに気にする必要はありません。

ドラパルト
基本的にはリザードンと一緒で、ミロカロスを立てにいく動きになります。最近はピジョットのいない型も増えているため、トリトドンは相手のポッポを見てから立てれば問題ありません。
トリトドンが縛られたら?わざわざHP130のポケモンにファントムダイブを撃ってくれてるので非常にありがたいです。こちらのミロカロスにはダメカンがのらないため、詰みが近づき相手の首が締まるだけです。
一つ気をつけなければいけないのはデヴォリューションです。ドラメシヤやドロンチに攻撃されたのちデヴォリューションで気絶させられるのは非常にまずいです。ヒンバスちゃんはか弱いので相手を倒せるときは積極的に倒しましょう。ヒーローマントで耐久を上げるのも良いですね。

パオジアン、ルギア
基本的にトリトドンを積極的に立てていきます。
これらのデッキはアタッカーを切り替えながら戦ってはきますが、エネ加速手段を縛っているため基本的には殴り続ければ勝てます。
青天井を出してくるデッキではありますが、オンバーンが強そう。チラチーノは多分エネ加速と攻撃の両立ができないためミロカロスをちゃんと挟めば殴り勝てます。

テラパゴス、ソウブレイズ
基本的にはミロカロスを立てていく動きになります。
メインアタッカーを完封したあとはサブアタッカーの処理ですが、基本的打点は低いためヒーローマントをうまく使い高耐久を活かして殴り切ります。
ミミッキュも強いですが、大抵サブアタッカーは非エクのため一概に刺さるとは言えないです。

タケルライコ、テツノイバラ、ミライドン、未来バレット
基本的にはオンバーンで戦っていきます。後攻1ターン目からサイドを取ってくる可能性があるため、初ターンから2体のオンバットを置く必要があります。
この時ミミッキュも壁として一定の役割はしてくれます。
あとはエネをつけて殴るだけです。簡単ですね。
ドロー、おんみつひこう宣言で即座に番を返し、早急に試合を終わらせにいきましょう。時間との勝負です。

パルキア、サーフゴー
基本的に闘オーガポンとミミッキュで戦っていきます。
この2デッキはアタッカーが特製持ちのためのんびりしてたら勝てます。不意のメタカードのことも考慮して、闘オーガポンとミミッキュの2体+ミロカロスを用意しておきましょう。間にミロカロスでねむりを撒くことで復帰までの時間稼ぎができます。転ばぬ先の杖です。

古代バレット
基本的にはオンバーンで相手をしてきますが、かなり厄介な相手です。地盤崩壊に切り替えてきた場合のために火力枠のミロカロスを立て、アタッカーを切り替えながら有利に進めましょう。
なるべく地盤崩壊を打たせることで相手にサポートを使わせ、相手のリソース切れも狙います。

ロストバレット、サーナイト
基本的にはそれぞれ、オンバーンとトリトドンを立てていきますが、どちらも対応力の高いデッキなので少し難しいです。
しかしこれら2デッキに対しては別のアプローチがあるため、ターンを進めて相手のマナフィを切らせます。
マナフィが切れてからはパルキアを立て、月光手裏剣で捲ってやりましょう。これが通せないと勝てないと言っても過言ではないです。
さらに、場合によってはパルキアが一番打点の出るアタッカーになるのも覚えておいて損はないです。

レジドラゴ、トドロクツキ
鬼門です。正直当たりたくない。
基本的にはそれぞれ闘オーガポンとオンバーンを主体に戦っていきますが、間にミミッキュを挟んでサイドレースを有利に進めます。
しかし相手もこちらを突破するためにかなり動きをセーブしたり、リソースをかなり切ったりなどしなければならず、盤面の用意のしやすさ、復帰力の高さなどのリソース力で勝ちましょう。
パルキアやミロカロスを並行して立てることで火力を補いつつ、可能であれば月光手裏剣も狙っていきましょう。ねむりも強いです。
頑張ってください。

このデッキの嫌がること

デッキタイプ
簡単な話、カビゴンLOやコントロールデッキなど、相手を縛る動きにはめっぽう弱いです。
また、闘オーガポンやミミッキュなどでのミラーも殴り出しが早い方に軍配が上がります。基本エネ主体など無駄なく入れれる場合は闘,超エネルギーと合わせて入れても良いかもしません。

メタカード

キャンセルコロン
これまでも再三言ってますが、キャンセルコロンでミロカロスなどの特性が強いポケモンを突破されるのはかなりきついです。

ロストシティ
キャンセルコロンと合わせて使うと効果的です。
闘オーガポンやミミッキュが帰って来ないだけでもかなり勝ちやすくなります。

エリカの招待
少し前海外の方のカウンターカイナに入ってましたね。
倒せないポケモンがいるなら無視すれば良いの究極系です。
このデッキはなるべくポケモンを出さないように戦うので、手札に抱えている可能性はかなり高いです。

ボスの司令などの裏呼びカード
まだ育ち切る前からちまちま技を撃って倒すことを狙ったり、複数枚使うことでオンバーンの技解除を狙います。
裏を呼んで倒すことによって相手を単騎にさせてはいけません。詰みます。

デデンネ(でんじソナー)
キャンセルコロンやボスの司令などの解決カードを繰り返し使える保険カード
コントロールデッキではなくても1枚入れておくだけで解決したりするため結構優秀

他にもこんな対策がある!など思いついたカードがあればコメントやTwitter(現X)で拡散していただけると幸いです。こんな害悪デッキ撲滅しましょう。

当日の他の候補デッキ

参加するシティリーグが新弾発売翌日であることから、新弾のカードを使ったいわゆる初見殺しデッキでいこうということはシティリーグの当落発表後から考えてはいました。
そのためカードリスト公開後はモモワロウによる先攻ワンキルをずっと考えていました。しかし、後攻を取らされた場合のガケガニの火力の足りなさから諦めました。

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新弾でコライドン(はじょうもうこう)が追加されて立ち回り方が増えた古代バレットも構想段階まではしましたが、如何せん練度がないため構築止まりでした。

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他にも普段から使っているサーナイトやライコポンも候補ではありましたが、サーナイトは時間切れが多発しそうなのと上記のガケガニモモワロウに対してあまり勝てないという点から諦めました。
ライコポンに関しては環境にいすぎるせいでミラーやメタが多そうという点から諦めました。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。
突貫で組んだため荒削りな部分が多く、コントロール系のカードがあまり入れれなかったため突破力に欠けるデッキではありましたがなんとか形にしました。
結果的にはカード公開後からチームメイトとこんなん出来たら強いよね〜と言っていたミロカロスオンバーン(特にオンバーン)が環境に刺さってよかったです。

当日当たっていないデッキに対しては憶測の域を出ないことについてはご了承ください。

CL東京では散々な結果だったためもう今期は大型大会無理かなぁと思っていたところに舞い込んだJCS優先権!なんとか汚名返上してやります。

末筆ではありますが、当日対戦していただいた選手の皆様、ジャッジの皆様、本当にありがとうございました。


おまけ:マッチ詳細


軽いマッチ詳細ですが、

1・4戦目のライコポンはオンバーンのロックが決まったのち、お相手のポケモンキャッチャーの出目が悪く早々に投了されました。ちなみに両方表裏1−2です。

2・5戦目のレジドラゴに関してはお相手がものすごくうまかったです。ちゃんとキャンセルコロンを残しつつファントムダイブを撃ち、崩壊させられました。

決勝のレジドラゴに関しては再戦だったためデッキがバレていたのですが、お相手の初手が悪く先に殴り出すことができました。結果、立ち回りで書かせたいただいた通りに動き、最後はリソースが切れた段階でLOで勝ちました。裏のミュウが出てきたら負けてました。あー怖い

3戦目とトナメ1戦目に関しては立ち回り通りにうまくいくことができ、勝つことができました。

準決勝の大空洞ミライドンですが、オンバットスタートからの先1裏にオンバット出し、返しでカシオペアからごっつあんプリファイされましたが、先2でオンバーンを立てて完封しました。上振れです。

6戦目のソウブレイズですが、非エクアタッカーやキャンセルコロンの用意などしっかりと構築で対策されていましたが、ギリギリ勝つことができました。

予選終了後4−2で15ptかな〜と思っていたところギリギリ8位に滑り込み、
結果運良く優勝することができました。ゲン担ぎって大事ですね(名物もも焼き 大山 - ヨドバシカメラ京都店)


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