与えられた試練を「有意無二」の強さにする
皆さんこんにちは。
ニュージーランドに長期留学中のなっさんです🙂
ニュージーランド生活も残すところあと2ヶ月半。。。
タイトルからなんとなくかっこつけているように感じますが、、笑
もう、正直、最近はきっっっつい日々が続いておりまして。辛いもんは辛いんです。
明るく、前向きなことを今まで書こうと努めてきましたが、今回はちょっと正直に、辛いと思うことをちゃんと包み隠さず話して、自分の心を整理し、自分を励ますためにブログを書こうと思います。
(ですがこの投稿が誰かの背中を押せたら嬉しいです:))
今回は、自分を悩ましている種(試練)と、自分なりの解決策について話していきたいと思います。
でも今の時点で断言できることは、
「留学という経験は間違いなく人として強くなれる」ということです。
自分だけに与えられた試練
吃音
前々回の投稿で打ち明けました、私の言語障害「吃音」。
言葉が上手く出ずに、「あ、あ、ありがとう」「。。。。ぁりがとう」などと発話がつっかかってしまう障害です。
中学校のころに克服できたつもりの吃音が、留学中に再発(おそらく環境の変化とストレスが原因)。
異国の地、ニュージーランドで日々悩まされています。
ここ1ヶ月で経験した「吃音のせいで思うようにいかなかったこと」3つを紹介します↓
新学期、自己紹介、
大学では7月半ばから新学期となり、授業の中はもちろん、はじめて出会う人との交流がたくさんある中で避けては通れないのが「自己紹介」。
私は吃音であるため、自分の名前をすらすら言うことができず苦しんでいます。
先日は、大学の合唱クラブに初めて参加。
活動の前にやはり、学期始めということもあり、自己紹介の時間がありました。
順番に名前と出身を専攻を言うことに。
自分の番が回ってくるにつれて緊張してバクバクする心臓。
私は緊張すると絶対にどもるんです。緊張してきた瞬間、どもることは確定するんです。
結果、どもりました。
私の吃音の症状のほとんどは「難発」。息が詰まったように一文字目がでなくなる吃音です。
とりあえず笑ってごまかしましたが、、、涙が出る寸前でした。
下を向くと確実に涙が出るので、ずっと上を向いてました。
その夜は帰って自分の部屋に入った瞬間泣きました。
なぜどもるんだ、留学中で英語を「流暢に」話したいのに。流暢とはまるで対義語の「吃音」が自分をどんどんむしばんでいく。そんな気がしてなりませんでした。
留学のストレスで吃音になるくらいなら、いっそ留学なんてしない方が良かったのではないか。そんな気分なってしまいました。
友達の誕生日パーティー
この前は友達の誕生日パーティーに参加しました。
当日のメンバーの中には初めて会う人もたくさんいて、新しい友達を作るチャンス。だったのですが、、、、
(初めての人と会うと必ず名前を聞かれる。答えないといけない。あ、だめだ、どもってしまう)
心の中のブレーキが掛かってしまいました。自分から話しかけることができませんでした。
自己紹介をすることはなかったし、新しく出会った人とインスタも交換できたものの、、、、
「吃音がなかったら」絶対に自分から話しかけるのに。
「どもる恐怖がなかったら」もっといろんな人と話せたかもしれない。
後悔の嵐でした。
英語教授法の授業に参加
先日は大学で行われている英語教授の授業に見学という形で参加させていただきました。
私は将来英語教師を目指しているので、自分にとってこの機会は貴重でした。
教室に入って、数人の生徒が私の方を見てきました。
本来であれば、「Nice to meet you, I'm ◯◯. Can I observe this class?」などど軽快に自己紹介をして学生達と授業前にSmall talkを楽しむつもりだったのですが。。。(自慢ではありませんが、ネイティブと日常会話ができる英語力です。本当はできるんです。。。)
「Nice to meet you」の最初の発音、「ナイス」の「ナ」が、詰まって言えませんでした。
そしたら学生達が、緊張しているのか英語がわからないのか、察してくれて、「あ、授業見学の子?どうぞどうぞ‼」と歓迎してくれました。
「あーーーーーー、本当は話したいし自分から話せるのに、本当に恥ずかしいし自己嫌悪になる。もうこの場から抜け出したい気分だ」
と。思ってしまいました。
留学中に思いもよらなかった吃音の再発のせいで、ただでさえ初海外長留学でハードルが高い試練が、さらに高くなってしまいました。
プラス大学の課題も大変でさらにストレスがかかり、あまり寝られない日々が続きました。
どう乗り越えるか
正直現段階では全部乗り越えてはいません。ですが、この試練を一つの大きな山と例えるなら、登り始めかな??と言ったところです笑
とりあえず今実践していることを、4つ紹介したいと思います。
とにかく誰かに話す
まずはこれです。
私は耐えられなくなり、親と妹と電話をしました。
持つべきものは、信頼できる家族。
日本語で話せるので、自分の思っていることを全て話すことができました。
ニュージーランドでは日本語はあまり使っておらず(使わないようにしている)、母語を発していなかったストレスも多少あったと思います。
すっきりしました。溜め込むのは良くない、信頼できる人間に話すことが1番。
あとは大学の友達と何気ない会話を楽しむこと。
笑いたくなくても友達と話していれば自然と笑えます。
しかも仲良くなった友達には自己紹介しなくて済むし(不断の会話はそれほど深刻にはどもらないので)
人との関わりは普段の生活で必要なことかな:)
でもあまり多くの人と関わりすぎても疲れるので、最低限(数人で)十分です🙂
自然と戯れる
現在私はホストマザーの別荘に居ます。
めちゃくちゃ田舎で、湖と山と鳥と人しかいないような場所です。
ですが、写真にもある通り、湖が本当に綺麗です。
今朝、ホストマザーと散歩して撮った写真。1時間くらい湖で写真を撮ったりベンチに座ってただぼーっと景色を眺めたり。最高に平和でリラックスした空間でリフレッシュできました。
また、私の大学までの通学路に植物園があり、心を落ちつかせる「緑」を求め遠回りしながら散歩したり、外で一人優雅にランチしてみたり。
自然に触れながら、一人の時間を待ったり過ごすことで、嫌なことを考えないようにしています。
ニュージーランドに来たおかげで自然が大好きになった私。将来は田舎暮らし確定です🙂
自分の世界をつくる
ちょっと大げさですが、、、
日常生活の中で、しんどいって思ったときに、何か日常化から逃れることができる「逃げ道」を作ってあげると楽かなと思います。
映画見たり、本を読んだり、運動したり、、、
私の場合は、「ブログを書くこと」かもしれません。
このブログを始めて約5ヶ月。
自分の気持ちを整理して言語化する時間は、自分だけの時間で、誰にも邪魔されることはなくて、100%自分のための時間。
書いたブログを見返すと「あ、自分以外と頑張ってるわ‼偉いわ‼」と思えます。このブログが、自分自身を励ます道具になっています。
ブログを始めて良かったと、心から思えます。留学が終わっても、続けていきたいと思ってます。
「試練」=「糧」と考える
これは考えるのもではなく「事実」だと信じています。
若いうち(もう22ですが笑)につらーーーーーーーーーいこと、くるしーーーーーーーーこと、逃げたいなーーーーーーーーーーと思う試練にぶつかることって本当に大切。
個人的に考えることですが、若い頃に辛い経験をした人は、大人になったときに何かにじみ出る強さがあると思います。
日本にいてもニュージーランドにいても、年上でも年下でも、「この人なんかすごいな、人として尊敬できるな」と思う人には共通して「辛い経験を乗り越えた」という事実があるような印象を受けます。
私も将来誰か1人でもいいから尊敬される人間になりたい。
そのためなら、今立ちはだかっている辛いも苦しいも、全部自分のためになると考えると、「まあ頑張ってみるか」と思えます。
たとえ吃音が治らなくても、吃音のせいで後悔してしまうことがまた起きたとしても、「吃音で悩みながら乗り越えた留学生活」って誰にも味わえない経験だと思います。
そういった意味で「与えられた試練」を「自分だけの」「唯一無二」の「大きな糧、財産」として、留学が終わったとき、大事に日本に持ち帰りたいと思ってます。
ということで、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
立ちはだかる試練はう変わらずとも、捉え方次第では気持ちが楽になって、生きやすくなると感じています。
飲み込まれることなく、一旦立ち止まって、辛い日々と向き合ってみましょう。最後は時が解決してくれそうです🙂
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次回もよろしくお願いします😃