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【人種差別】私は歴とした日本人ですが、なにか!?

こんにちは、この投稿を開いていただきありがとうございます🙂
ニュージーランドに長期留学中の「なっさん」と申します。

暑そうな日本に反比例して、こちらニュージーランドはかなり寒いです。。。海が近いこともあり風も強く、日照時間も短いです(朝8時にようやく明るくなり始め、5時半には真っ暗😢)。
早く春が来ないかなとそわそわしています。

写真は私が現在通っているニュージーランドの大学構内で発見した「The 日本」コーナー。日本語学習者向けの広告がたくさんありました。なんとなく、日本に帰りたくなりました笑

本日のテーマは「人種差別」
平和な国、ニュージーランドでも人種差別ってあるんだ!
あるんです。4ヶ月半こっちで生活して、私は今のところ3回、人種差別のようなものを経験しました。今回はそれらを紹介していきたいと思います。「人種差別」とそれに関連する「異文化理解」「異文化を尊重すること」。オリンピックが始まったこともあり、この時期にぴったりなテーマかなと思います笑


私がニュージーランドで経験した3つの人種差別



街のバス停付近で

ニュージーランドについてまだ2週間のころ。
停車中の路線バスの近くを歩いていると

「Hey, can you drive this bus??? hahahahahaha」
(このバス運転できる?ハハハハハ)

と通りすがりのニュージーランド人に言われました。。。
これはまだかわいい方です。まあおそらくお前ら(アジア人)に運転能力じゃあるのか??または英語がわからなそうだから変に話しかけたのどちらかです。まあどっちにしろからかわれた感じですね。

笑ってごまかしました!これはまだ可愛い方です。でも普通に考えて通りすがりの人にこんなこと言いませんよね!

車内から大声で。。。

ニュージーランドに来て2ヶ月ほどたったある日。
日本人の友達と歩道を歩いていると、反対車線で走っている車の中の男2人から
「Fuck! HAHAHAHAHAHA」(多分。早口だったので聞き取りづらかったけど多分Fuckです、多分後中指も立てられた気がする)
と言われました。

Fuckなんて映画でたまーに聞く程度だったので、まじか、言うんだ!言われるんだ!とびっくり。

これも鼻で笑って無視しました。それにしてもひどいです。
鋼のメンタルは持とうとしつつも、その日は1日落ち込みました。

日本人間での人種差別???

これが正直今のところ1番心に刺さっているものかもです。。。

最後は「日本人間で感じた人種差別」。
え。どういうこと?と思う方もいるかもしれませんが、
日本人の間でも日本の文化の考え方に違いがあるんですよね。
というのも、その違いというのは、

交換留学生(私)のような、
人生のほとんど(または全部)を日本で過ごしてきた日本人」と
高校や大学、またはそれよりも前から
日本を離れ海外に何年も住んでいる日本人」の違いです。

私は先日、大学主催の夜のパーティーに参加しました。
いわゆる、「ダンシング&ドリンキングパーティー」
日本にはパーティー文化はないので、すごく刺激的でした。
しかも、いろいろな国出身の人(インド、スリランカ、アフリカなど)がいたので、ザ・インターナショナルな感じでとても楽しかったです。

あまり盛り上がる場に積極的に行く訳ではないけど、行けばその場のノリに割と順応できる私は、隣の名前も国籍も知らない人達とゲラゲラ笑いながら踊ってました笑

そのパーティーの中では、

  • 多くの外国ではパーティー文化があり、誰でも、お酒を飲む飲まない関係なく盛り上がって楽しい場所であること

  • ・国籍関係なく様々な人と交流し、異文化の素晴らしさ(EX:インドのダンス文化はめっちゃおもしろくてエキサイティング!)を知った

  • 言語を使ってのコミュニケーションはなくても、音楽で人はつながって楽しめること

などなど、色々学びもあり、充実したな!と思います。参加費は高かったけど!$

うーん。でも一つだけ、もやっとしたことが、、、
私は交換留学で1学期だけの大学在学ですが、もちろんニュージーランドに長い間住んでこっちの大学に正規で入学している日本人もいますよね。どこの国もそうだと思います。
参加したパーティーにも、そういった日本人がたくさんいました

その方達の「中からこみ上げる自信」とパーティー文化に馴染んで(慣れて)いる「凜としたたたずまい」
やっぱ数年こっちにいれば馴染むよなーすごいなーと思っていると、その日本人の中の一人が

「あの日本人達なんかウケルw なんか全くこの場に馴染んでないよね笑」

と。言ってたんですね~~~~~~
私は地獄耳なので、すかさずその言葉をキャッチしました。

私は心の中で「うぉ、まじか!言うね~~~」と思うと同時に腹が立ったんですね~~~~~~

決して「ウケルw」と言った人に向かって悪口を言うわけではありません。誤解しないでくださいね!

腹が立って頭を冷やした後に私が感じたことは、環境は人を変えると言うこと。
おそらく彼女たちは、「日本」「日本人」「日本文化」を極めて客観視しているのだと思います。
つまり、ニュージーランドで生きる人の視点から、日本という異文化見ているということ。何年も日本から離れていたらそりゃそうなると思います。
私はまだ4ヶ月半しかこっちにいないし、あと3ヶ月半すれば日本に帰るので日本の文化を完全に客観視することは難しいと思います。現にカルチャーショックやらホームシックやらを経験している最中で日本が恋しいので笑

でも、、、、文化は尊重するものだと思います!
ニュージーランドの、植民地時代に色濃く根付いた「西洋の文化」
が良い、正しい、優れているといいたようなステレオタイプ。
このステレオタイプはもはや消すことは不可能だと思います。

郷に入っては郷に従うということわざはあります。ニュージーランドにいるのであればニュージーランドのしきたりに従う。これは正しいです。

ですが、異文化のしきたりに従うことと、他の国の文化をけなしてここの国の文化を「正」しい、異文化を「異」とするのは間違っていると思うのです。

郷に入っては郷に従うのことわざは、個人的には日本モードの自分と他国モードの自分と、オンオフの切り替えをすることに近いと思います。
ずっと他国モードの自分でいるのは疲れるから、たまには日本モードの自分に戻ったり(日本の友達と電話したり、日本のお笑いのYouTubeを見たりなど。)

なので海外(日本外)にいる=日本の文化(日本人)はそぐわない、おかしい、間違っている
「ではない」
ことを、このグローバル社会、出身国も居住国も色々なバックグラウンドがある世界の人、地球人が持たなければならない価値観だと思います。

そもそも「多様性」ということば自体に差別のような印象もあるのでは?と思ったりもしてしまいます。

「多様性を尊重する」という言葉は多分「マジョリティ」側の人間が言えることであって、「マイノリティ」側の人間が言うセリフではないと思うからです。

「マジョリティ」側の人間は自分が多数側だから、安心感というか、自分の後ろに大きな存在(物理的なものではなく、社会の「当たり前」のような心に根付いている心理的なもの)があると思います。だから他者にも目を向けることができる。
しかしマイノリティ側(少数派)の人間は、そういったものがないので心の余裕も無いし、他人を受け入れる以前に自分たちが認められるのに精一杯だと思います。

現に私はこっちではマイノリティ側の人間。「異文化を尊重し合おう」というよりも「日本の文化は他の人からどう思われているのか」のほうが気になります。(あくまで持論です。個人的な考えなので笑)


まあでもこんなこと言っていては切りが無いので、とりあえずオリンピックイヤーというのもあるし、異文化を寛容的に受け入れ世界平和を願いたいものです。

日本では経験することのない「人種差別」。ある意味貴重な経験だと思って、人生経験値あるのみだと信じて、あと3ヶ月半、命燃やしていきたいと思います。

ポジティブに、ケセラセラだよね😃😃

最後まで読んでいただきありがとうございました🙂
次回もよろしくお願いします:)






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