ニュアンスの違い
今回はニュアンスの違いという事で、よく知られている英単語でも英語の意味ではちょっとニュアンスが変わってくる単語をいくつか例をあげて紹介していきます。
ProblemとChallenge
日本でも問題を英語で表しなさいと言ったら、Problemが真っ先に思い浮かぶと思いますが、
ビジネス場面で問題があると伝えたい時は「乗り越えられる課題」というポジティブな意味でもproblemではなくchallengeを使う事が多いです。Problemと言うと、どうしても解決が難しい印象があります。
前向きにチャレンジする問題という意味でも、ビジネス場面ではChallengeを使用すると良いです。
Problem
英)I have a big problem.
日)大きな問題を抱えている。
Challenge
英)I'm facing a big challenge.
日)大きな課題に直面している。
Hospital/Clinic/Doctor
病院を英語で言うとHospitalが真っ先に思い浮かぶと思いますが、英語でのHospitalのニュアンスは診療科目が複数ある比較的大きな総合病院などを意味します。
Clinicは、歯医者や眼科などの専門的な病院を表す際に良く使い、DoctorまたはDoctor’s (office)は、ニュアンスはClinicと似ていますが、風邪をひいた際に行く町の診療所のようなイメージです。
Access
日本のウェブサイトでよく見かけるAccessという単語。最近は日本国内でもグローバル化に対応し様々な企業がウェブサイトの多言語化をしています。
その中で良く見るAccess – アクセス。クリックすると行き方や地図のページに飛ぶという理解で、日本人からすれば特に違和感はないかもしれませんが、英語では違和感があります。なぜなら英語でAccessを使うときは、Do you have access to a computer? のように権利があるかどうかなどを尋ねる時に使っているからです。
海外のでウェブサイトではAccessではなく、LocationやMaps & Directionsを使用しています。
日本には和製英語も沢山あって、普段から使い慣れている言葉もあるからややこしいですが、その都度、勉強して覚えていけば良いと思います。
自分も留学してすぐに、ピーマンが英語だと思ってホストファミリーに連呼していたら全く通じず、Green pepperと覚えたのが懐かしいです(笑)。 日本語のピーマンはトウガラシを意味するフランス語 - Piment(ピマン)が語源です。アンケートやオードブルなど意外にもフランス語から日本で使われている言葉も多いです。
今回ご紹介したちょっとしたニュアンスの違いも少しづつ覚えておくと、会話力のレベルアップになると思うので是非意識してみてください。
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