【カナダ】本場カナダで寝正月してお年玉ねだってみた【留学】

極寒の地(−12°)からみなさまごきげんよう!

現在高校留学でカナダはノヴァスコシア州にいるパンピーのイッセイです!
いよいよ1月になりカナダでは毎日−10℃前後を行ったり来たりしていて、日本から持ってきた夏用のズボンが部屋のカーテンになっています。

さてそんなカナダですが12月と1月には大きなイベントが猛吹雪と共に押し寄せて参りました。

そう、日本でもお馴染みクリスマスニューイヤーです!
今回はカナダのど田舎でのリアルなクリスマスを紹介しようと思います!

そもそもカナダのクリスマスとニューイヤーは日本と何が違うの?

こう疑問に思っているそこのあなた! 日本の国民的()クリスマス映画「ホームアローン」を想像してください!
親元を離れた子供や親戚が一堂に集結し、七面鳥を食べそのままニューイヤーを過ごし家族の絆を確かめ合う非常に重要なイベントです。
さらにはホリデーシーズンを利用して旅行に出かけたり、大きな買い物をしたりします!
日本ではクリスマスより正月に比重が置かれていますが、カナダではどちらも同じ比重なのです!
その代わりお年玉制度がないのがタマにキズですね。

クリスマス

クリスマスに最も必要なものといえばなんでしょうか?
そうです、クリスマスツリーです!
これなしで家の中でどうやってクリスマスを実感すればいいのでしょうか?プレゼントはどこに置けばいいのでしょうか?
それぐらいここカナダでは重要なクリスマスアイテムなのです。
ではカナダ人はどうやってツリーを調達するのか?
答えは簡単、切ります!
なんとクリスマスツリーを売っている専門のお店があるということなので、行ってきました!
しかしお店といっても広大なカナダの大地に大量の松の木が群生しているだけで、木は自分で切るセルフサービススタイル!なんともカナダらしい、、
↓切ったものがこちら、、、想像の5倍は大きくて腰抜けました。

ホストファミリーが今まで切ったツリーの中で一番大きいらしい

ツリーを調達した今、やることはただ一つ。
そう、デコレーションです!
カナダ人母ちゃんがデコレーション好きなようで大量のクリスマス用品を地下室から発掘。中には母ちゃんが生まれる前から存在するものもあるそう。
母ちゃんによるとデコレーションは気を抜くと一気に見栄えが悪くなるので、考えてやることが大切だそう。

あんなに大きかったツリーもデコレーションでいっぱいに、、、めちゃくちゃゴージャス。

正直もうクリスマス満喫したんですが本番はこれから。
そう、僕らキッズにとっては待ちに待ったプレゼント開封の儀です!!
クリスマスの支持率がキッズの間でケネディ元大統領並みに高いのはプレゼントのおかげと言っても過言ではありませんよね!
え?留学生もプレゼントもらえるのかって?
なんと貰えるんです!しかもかなり豪華!
プレゼント開封の儀は家族全員で集まって、クリスマスツリーの麓にあるプレゼントの山からそれぞれ手渡されていき、一人ずつ開封していきます。
どのプレゼントボックスが自分のになるのかワクワクしながら待機。
ちなみに一際目立つ大きなプレゼントが僕のものだと踏んでいたのですが、残念ながらペットの犬用だった模様、、、

僕のプレゼント。後ろに見えるのは他の人の分。

そんなわけでプレゼントをもらいました!
中には一体何が入っているのでしょうか、、、

日本だとJAPANって書いてある服着てる人はいないけど、こっちだと案外CANADA服着てても違和感ないです。

なんと!雪を彷彿とさせる白色のど真ん中にカナダの字!愛国心の非常に高いパーカーをもらいました。
これで僕もカナディアンファミリーの一員になれたような気になりました。
しかもプレゼントは一つだけではない模様!!!!
他にもパジャマズボンや靴下、大量のお菓子をもらいました。
日本だと複数プレゼントをもらうことはなかったので、非常に嬉しい誤算。

ちなみに僕からもファミリーへプレゼントを渡しました。

日本の風呂敷。今は洗濯して縮こまってるが依然存在感はデカい。

僕は風呂敷を渡しました。
ファミリー(特にカナダ人母ちゃん)は喜んでくれたようで、その日からテーブルクロスの確固たるスタメンの座を手にしている模様。
これから留学に行く方には和模様の製品を強くお勧めします!
カナダでのクリスマスは日本よりも気合の入れ方が別段階で、お腹いっぱいになるまで満喫しました。
しかしまだイベントは残っている、、、
そう、ニューイヤーが!

ニューイヤー

皆さんはニューイヤーといえば何を思い浮かべるでしょうか?
まだまだお年玉がもらえる年齢の僕は勿論のことお年玉が浮かぶのですが、読者の皆さんはおそらく実家帰省が上がるのではないでしょうか。
冒頭でも触れた通りカナダでも日本と同様に、実家帰省は家族の中では非常に重要なイベントです。
特に田舎ではやることも少ないので、家族と過ごす時間が至福のひとときでもあるのです。
さて僕のファミリーの息子さんと娘さんも例に漏れずこちらに帰省してきて、一緒にニューイヤーを過ごしました。
息子さんも娘さんもどちらもフレンドリーでしたが、特に息子さんの方はアニメが好きなようで会話が弾みました。
何やらNARUTOが好きなようで、NARUTOファンにはお馴染みの攻撃する時に使う言葉「螺旋丸!」を一緒に大声で叫ぶという謎行動をしました。

そんなこんなで団欒の時を過ごしていると、なんとディナーの時間!
クリスマスからまだ数日しか経っていないのに心と胃の準備が、、、!

カナダ人父ちゃん自慢のギガサイズピザ。トルコ人ホストブラザーの手(胃)を借りてなんとか消化。
左からミニハンバーグ、チキンナゲット、甘辛手羽先。 ミニハンバーグが絶品。
デザートにはフルーツポンチ。さすがカナダ人、抜かりなし。

ピザのサイズが凶暴化し、チキン達の味付けも心無しかいつもより濃いニューイヤーエディション。
真ん中の写真にあるような肉を保温する容器があるのもカナダを感じられて今にも吹雪いてきそうですね。(カナダ=吹雪の法則)
胃も心も非常に満足したところで、ニューイヤーまで残り3時間。
それまではカナダ人御用達ネットフリックスの時間です!
カナダでは家族のいる家庭はほとんどネットフリックスに加入しているほど普及率が高いので、留学してから日本にいるときの5倍はドラマや映画を見ています。
カナダ人母ちゃんが大のゾンビもの好きなので、ウォーキングデッドを見ることに。
あまりの怖さに僕とトルコ人ブラザーは途中でリタイアしました。
自己防衛が大切だということを学びましたね。

さて、いよいよ12時が近づいてまいりました、、、
どういうふうにカウントダウンするのかなと思っていると、カナダ人母ちゃんが何やら渡してきました。
ん?これは! 線 香 花 火?
なんと僕のファミリーでは毎年ニューイヤーカウントダウンの時には線香花火で祝うそう。

トルコ人はいつでもカメラ目線。

遂に、ハッピーニューイヤー!!
12時間前に日本の友達からあけましておめでとうのメッセージが届く中、海外でニューイヤーを迎えるのは非常に新鮮な体験となりました!

このままニューイヤーイベントを終えてもいいのですが、日本人の血がそうは許しません。
そうです、太陽の昇る国の日本人たるもの、お年玉を回収せねば気が済まぬというもの。
ファミリーにお年玉の概念を説明した後ねだったところ、取引があるとのこと。
聞いてみると ”昔のカナダでは新年に子供が家族に5ドルを渡す風習があったから、お前も5ドルを渡してからお年玉の話は考える” と交渉してくるではないか!
このカナダ人…やり手だ!
大切な5ドルは命に変えても失いたくないので、なんとか和平交渉で話の折り合いをつけることに。
やはり交渉はどの場でも役に立つものだ。
しばらく経って5ドルを渡す文化について調べたところ、全くの嘘だった模様、、、騙された。

様々なイベントがあったけれど、カナダでのクリスマスとニューイヤーを終え、僕も着々とカナダに馴染んできてると実感している毎日です。
これからも不定期にはなりますが、カナダの田舎のリアルを発信するためにnoteを更新していきますので記事が気に入ったら是非いいねをよろしくお願いいたします。

それではまた、bye!


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