【🇨🇦 カナダ学生ビザ重大変更】ビザ発給数減、PGWPの変更など🪐

こんにちは、皆さん！留学コンサルタントのコウダイです。

今回は先日9月18日（水）に移民大臣のマーク・ミラー大臣より発表されたカナダ留学において必要になる「学生ビザ」に関する変更内容の詳細の発表に関してお話ししたいと思います。

すでに今年の春に大きな変更が行われることが伝えられていた「学生ビザ」に関する変更内容の詳細が少しずつベールを脱ぎ発表されはじめています。

特に日本人が気になる部分としては、通称ポスグラ（PGWP）と呼ばれる、公立カレッジ卒業に取得できる最長３年間のワークビザの取得要件かもしれません。

詳細と背景について理解しておくこと、今後カナダ留学で訪れる方にとって、非常に重要な情報ですので、ぜひ最後までお読みください😊。

早まった移民のペースと変化するニーズ🌞

2023年にコロナ明けの反動から100万人近くの留学生がカナダに押し寄せ、労働者不足も起きていたことから「出稼ぎワーホリ」というパワーワードは多くの人が耳にすることになりました。

しかし、その後多くの留学生や移民が集まったが故に住居不足が発生し、仕事の取り合いが発生してしまいます。そこで大きく2024年は留学生ビザの発給を制限することにし48万5000人としましたが、カナダ政府は2025年度の留学生受け入れ上限をさらに10％削減の43万7000人とし、卒業後の就労許可取得条件も厳格化することを発表しました。

まだ2026年度もこの水準を維持する方針を明らかにしました。そして、秋、具体的には11月1日に卒業後の就労許可プログラムにも変更が加えられ、移民政策と労働市場のニーズとの整合性が図られることとなります。

カナダの新学年は9月から始まり、今年9月からは大きく留学生の数が減ったと報告が出ているようですが、まだまだ対応は続きそうです。

Canada imposes further cap on international students and more limits on work permit eligibility

新たに追加される施策の詳細とは？

・留学生の受け入れ上限は大学院生にも拡大されますが、受け入れ枠の12％が大学院生に割り当てられます。

・11月1日以降に卒業後のPGWPを申請する学生は、カナダ言語能力基準レベル7（大学卒業生）またはレベル5（カレッジ卒業生）の語学力を証明する必要があります。

・11月1日以降、公立カレッジの卒業生は、専攻分野がカナダの労働市場における人材不足分野に関連する場合にのみ、卒業後のPGWPを取得できます。

・年内に、留学生の配偶者の就労許可は、16か月以上の修士課程に在籍する学生の配偶者に限定されます。

・オープン就労許可は、高度な専門知識を持つ外国人労働者の配偶者で、管理職または専門職、あるいは人材不足分野に従事している場合に限定されます。

Toronto Star

目標としてこれらの施策が施行されることによって30,000人のビザ発給削減を目的としています。

上記の中でも気になる発表がPGWP、通称ポスグラビザの発給制限です。今までは、どんな分野のDiplomaであっても公立カレッジで2年以上の学位を取得すればPGWPの申請により最長3年間の就労ビザ（PGWP）を取得することができました。

これが11月1日以降は、カナダ労働市場の「人手不足」とされる専門職種に限定して発給されることになるのですが、具体的な職種に関する詳細はまだ発表されていません。これが11月1日に突如として発表されるのか、それとも細かな詳細がアップデートされるのか、ロビー活動も活発になっていそうです。

また、少し気になるのはPGWP取得のために、DiplomaレベルはCLB Testというカナダの語学力を測るテストにおいてレベル5以上、UniversityレベルはCLB Testのレベル7が必要となっていますが、CLB レベル5はIELTS 5.0 程度であり、レベル７はIELTS 6.0 です。

マークミラー大臣も少しはにかみながらこの「英語力」について語っていましたが、むしろ大学やカレッジ入学に必要とされるより低いスコアですので、きちんとした大学に進学予定であれば英語力の心配をする必要はありません。

しかし、逆を言えば、英語力が皆無であってもPGWPを取得できてしまう裏道が存在していたということを暗に示していますので、闇の深さを感じます。

今後の展望と対策：カナダ移住と就労への道

加えてランディ・ボワソナルト雇用大臣は記者会見で、「これは微妙なバランスの問題だ」と述べ、「国を発展させるために必要な仕事に就き、適切なスキルを身につけ、適切な訓練を受けることができる十分な人材を確保するという課題がある」と指摘しました。

これまでの留学生数抑制策により、高等教育機関はすでに今秋の留学生数がオタワの意図した35％削減を上回る減少を経験していると報告していますが、実際収入源でもある留学生の減少にて多くの大学やカレッジが学生を失い、コスト削減に苦しんでいる背景もあるので難しい問題です。

さらには間接的に米国大統領選の影響も受けることも予測されますが、最も知りたい詳細はPGWPの職種要件かもしれません。

11月1日から適用されることになりますが最新情報に耳を傾けておく必要がありそうです。

今回の発表は、カナダ留学を検討されている方々にとって、非常に重要な情報であり、今後、カナダ留学のハードルは上がることが予想されますので、留学計画は早め早めの準備が大切です。

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それでは、次回のブログでお会いしましょう！

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