京大女子のカナダ交換留学(振り返り)
最後に
これまでずっと私のnoteを読んでくださった方、ありがとうございました。
♡(好き?いいね?)をいただいたり、時々コメントをいただいたりするのはとても嬉しく、いつも励みになっていました。
留学は私を総合的に成長させてくれたと思います。
もちろん京大から交換留学で来ているので、学業面で成長するのは当然なのですが、個人的には人間的に成長する機会の方が貴重だったと感じています。
英語の勉強は自分に厳しくいれば日本でもできます。留学をする目的は、英語力を向上させるため、ではなく、日本とは大きく異なる環境を知る、その環境に適応する力を養う、こういうためにあるのだと私は思います。
京都にいた時にも私は多くの交換留学生と関わっていました。
でも、彼らはみんな日本が好きだから京大に来たのであり、カナダで新たに知り合った、日本のことをあまり知らないはずの人たちとは環境が大きく異なります。
日本とは?
日本のことをあまり知らない人(特にステレオタイプがある人)は
日本人がみんなアニメや漫画を見るものだと思っています。
だから私がアニメや漫画のことをよく知らなかったら、"日本人なのになんで?"って驚かれることが非常に多かったです。
これは私としても恥なので、日本に帰ったら時間のある時に海外で有名なアニメや漫画について多少は知っておこうと感じました笑
・友達との関わりから感じた"日本"
そして、多くの人が日本のことが大好きです。
これはよく聞いたことがあったのですが、やっぱり本当でした。
例えば、自分の出身国について話している時にも、私が”日本”出身というだけで、みんなの話の食いつきが他の人と全く違います。
「寿司が大好きなの!!」
「東京に行ったことがあるよー!」
「ドンドンドンキって知ってる?」(ドンキホーテのことをなぜかみんなドンドンドンキといいがち笑)
いつもこんな感じ。
日本ってこんなにも多くの国の人から好かれてるんだなって改めて思いました。
ショッピングモールに行っても、ハローキティやシナモン、ちいかわ、トトロ、ピカチュウ、鬼滅など日本のグッズをたくさん見ます。
日本のカルチャーはこんなにも世界で愛されているんだと感じました。
・授業で感じた"日本"
一方で、少し残念だったこととしては、日本が政治的、経済的に世界に及ぼす影響が少なくなっているということでした。
国際政治の授業でも、アジアの話題が出ると、だいたいいつも中国の話。
"日本"という言葉が出ることはほとんどありません。
国際関係学の話で"日本”の例が出されたのは、人口問題、少子高齢化について扱っていた時だけでした。
私が生まれた頃はまだ世界でGDPが2位だった日本が、2010年には中国に、2023年にはドイツにも抜かされ、今ではただの少子高齢化の進んだ国というイメージなのだろうな、と私はとても寂しく思いました。
・生活から感じた"日本"
"日本人は礼儀正しい"というイメージがあります。
そしてカナダで4ヶ月間生活していて、このイメージについて考えることはたくさんありました。
・時間を守る
日本人だから時間を守る、そういうわけではもちろんないです。
でも、日本にいたときの方が、みんな時間通りに行動することがとても多かったと思います。(そして遅れても必ず謝罪をする)
こちらでは、待ち合わせ時刻の30分後に相手が来ることもよくあるし、そういう時に何も謝られないことがほとんどです。
人を待つことがどれだけ退屈か、そして何よりそれに対して何も謝罪がないことがどれだけ不快なのかをしっかり味わったので、日本に帰ったら絶対に時間通りに行動するように、5分前行動を常に心がけます!!
・ルールを守る
ダイニングホールの机に食べ終わった皿をそのままおいて行く人がどれだけ多いことか!!
私たちの食堂、ダイニングホールでは各自食べ終わったらその皿を自分で片付けることになっています。
でも、"そんなの気にしないよ!自分が片付けなくても清掃員の人が片付けるよ!"ということで、そのまま放置する人がたくさんいます。
多分彼らの中には、"なんで自分が片付けなきゃいけないの?片付けるのは清掃員の人がすることでしょ"と考える人も多いと思います。(極端な人の場合、"もし自分たちがこれを片付けると、清掃員の人の仕事を奪うよ”なんて、こんなことを言う人もいそうですね。)
正直私には考えられないです。
まず日本ではそんな光景を見たことがありませんでした。
中高も、大学にも食堂がありましたが、もし皿やコップがあったら、"また戻って来はるんやろうな"、と思うはずです。
あと、試合観戦後のゴミ!!
これもびっくりしました。
近くにゴミ箱があるのにも関わらず、みんな食べ飲み終わった飲み物や皿をそのまま放置していきます。
日本の学校教育にある掃除の文化、これをぜひカナダにも持ってきたいですね。
使ったものは自分たちで片付ける、日本だとあまりにも当たり前のように思われるのに、国が違うだけでこんなにも捉え方が変わるんですね。
日本ってやっぱりすごいんやなって改めて思わされました。
こうやって日本を客観視する機会、これは留学に来たからこそ感じることができたことだと思います。
私は改めて日本が大好きになりました。
ところで、今更ですが、
なぜ私がnoteを始めようと思ったのか
について説明させてください。
これにはある友達と、ある先輩の存在が大きく関わっています。
まずはある友達のお話です。
その友達とは6月のある日食堂でたまたま一緒になりました。
これまでも同じサークルの中で話すことはあったのですが、2人きりということはなかったです。
そこで日記をつける習慣が自分を変えたという話をしてくれました。
食堂で話が盛り上がりすぎて、吉田食堂の営業時間を過ぎた後も近くの藤棚のベンチで2人で話していたことは今も覚えています。
私は元々日記をつける習慣はありませんでしたが、友達の話を聞いた私は急に思い立ってその日に日記を買い、毎日を記録するようになりました。
日記を綴るのは楽しくて、その瞬間は時間を忘れていました。
次はある先輩のお話です。
私はその先輩が留学を終えて日本に戻られてから知り合いました。
留学生の友達も含め、その先輩とも一緒に京都を観光している中で留学中の話をたくさん伺い、先輩がnoteを書いていたということもそこで知りました。
私はそれまでnoteの存在を知らなかったのですが、いざその先輩のnoteを読んでみると、留学中の交友関係や、体調を崩した時の話など、留学生活の様子がありのままに綴られていて、感動しました。
先輩のnoteを読んでいるのはとても興味深かったし、その先輩のnoteのおかげで、自分のカナダでの留学生活も思い描きやすくなりました。
そして、せっかくなら私も自分の留学生活を誰かに共有したい。誰かの参考になればいいなと思いました。
だからこの2人の存在のおかげで私はnoteを始めようと思いました。
noteを始めてから
毎日を振り返ることが本当に楽しくてnoteの執筆は趣味になっていました。
noteは私にとっての日記であり、一番の目的は私の留学体験を記録するためです。
だからありのままの毎日を綴るように心がけました。だから、気分が落ち込んでいる時でも、それを隠そうとはせずにそのままを綴っていたつもりです。
noteを綴ることで新たに気づいたことがあります。
それはただ記録だけでなく、自分の考えがよりまとまったり、私という人間がよりよく理解できるようになったりしたということです。(自分について客観視する機会が増えたから)
そんなの当たり前じゃんって思う方もいると思います。
でも私自身がnoteを始めた時にはそんなメリットがあるなんて全く気づいていませんでした。
また、記事を書く時には
この表現で誤解を生まないかな(別の捉えられ方はないかな)
全ての人に配慮できている文章になっているかな、
冗長になっていないかな
こういうことに注意していました。
これが結果的に文章力を向上させることにもつながったのではないか、と感じています。(もちろん私の文章はまだまだでこれからも向上する必要があります!)
「あのね帳」を書くのが嫌で嫌で毎日大号泣していた小学生の頃の私からすれば、こうして自ら毎日noteを綴っていたことは大きな進歩です。
あと!!
個人的に嬉しかったこととしては
日本にいる両親や祖父母、友達など、時差の関係でビデオ通話をするのが難しくても、私の近況報告が(自動的に)できる
私のnoteをみて両親が私のことを心配しているという話を聞いた時には、”ちゃんと読んでくれていたんだ!”って嬉しく思いました。
おしゃべりな私が、話し相手が見つからない時でも、noteを書いていると誰かに話した気になれる
(これはかなり個人的な理由です。"あっこの話、誰かにシェアしたい!でも話し相手が今いない!" そんな時でも寂しい思いをすることはありません笑)
さあ、そんな話はさておき!!
これから私は少しの期間アメリカを旅行してきます。
その間noteを更新することはありません。
旅行中は、live in the momentをモットーに毎日を過ごすつもりです。
でも、やっぱりnoteを書くのは楽しいから、
アメリカの話は帰国後にまとめて書くと思います。たぶん。
だから新たに記事を出したらまた読んでいただけると嬉しいです。
それ以降もnoteを続けるかどうかはまだわかりません。
3年生になったら授業だけでなく就活も始まるだろうし、家族や友達との時間、サークル活動、バイトもあります。
だから正直に"わからない"とお伝えしておきます。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。
このnoteが少しでもみなさんの参考になればいいなと思っています。
私のアメリカほぼ一人旅が無事にいくことを願っていてください!
そしてみなさんも安全で健康的な毎日が送れますように!
それではまた!