【麒麟がくる・感想】 「織田信長」編
こんにちは、RYUです!
大河ドラマ「麒麟がくる」の登場人物ごとの感想、今回は「織田信長」について書いてみました!
織田信長を演じるのは、染谷将太さん。
2011年の「江 姫たちの戦国」では、信長の小姓・森坊丸を演じていましたね。
あの時は気にも留めなかったのですが、今回の信長は存在感抜群!!
信長が暮らす尾張は、海運が豊かな国。
それを象徴するかのような猟師姿での初登場シーンは、今でも印象に残っています。
私が思う信長像って、面長でスラッとしていてカリスマ性に溢れたまさに「魔王」のようなイメージ。
例えば、2006年の「功名が辻」の舘ひろしさんみたいな。
舘さんの信長がね、本当にカッコイイんですよ!
でも、染谷くんの信長は一味も二味も違う。
丸顔で人懐っこくて、ちょこちょこ走るのが可愛いくて(笑)
黄色を基調とした着物も斬新ですよね。
誰もが思い描く信長のステレオタイプとは全く違う感じだから、正直違和感はありました。
でも、その「違和感」が最近気にならなくなっています。
例えば、弟の信勝を殺す場面。
信長は父・信秀だけではなく、母との関係性も良好ではない。
信長が抱く、母から可愛がられてきた弟に対する嫉妬、恨み、悲しみ、怒り...。
一人の人間が許容できる感情の範囲内を超えるほど、非常に複雑で繊細な心のゆらぎ。
それを染谷くんは、見事に演じていた。
いや、演じていたと言うより、もはや信長の魂が乗り移ったような感覚。
このシーンを見た瞬間、彼が信長役に抜擢された理由がよく分かりました。
やっぱこの人凄い...!
年齢を調べてみると、染谷くんってまだ27歳なんですね。
20代で信長を演じるとなると、2002年の「利家とまつ」の反町隆史さん以来かな。
いずれにしろ、信勝の死は忘れられないシーンになりました。
直近で印象に残っている信長のシーンと言えば、やはり「桶狭間の戦い」!
織田信長の名を天下に知らしめた大一番とも言える戦ですね。
決戦を控えた信長は帰蝶に子ども(のちの信忠)を託したりするなど、この時点では自分が天下を治めるなんて夢にも思っていなかったんだろうなぁ。
むしろ信長の中にあったのは、「ここで死んでも構わない!」という強い決意。
決意することで、迷いが無くなる。
迷いが無いから、今川義元の圧倒的な兵力の隙を突く策だって降りてきた。
さらに、天候も信長に味方した。
雨が降りしきる中で出陣する場面、見ていて心が震えました。
なんかこう、心の奥底から奮い立つ感じって言うんですかね。この高揚感は大河ドラマならではだなと改めて感じました。
今川義元を見事討ち果たした織田信長。
この時から、染谷信長はあの誰もが知る信長像に近づいていく...。
いや、もしかしたら、信長のイメージを良い意味でまた裏切ってくれるのかも?
光秀との再開も待ち遠しい!
そんなことを考えながら、放送再開を楽しみに待ちたいですね!
以上、「織田信長」編の感想でした!
次回は、駒について書こうと思います。
では、また!