別れ話のFriday nightにケーキを

今はSaturday nightですが。
ちなみにスペルをきちんと書く自信はないのでiPhoneの変換に任せています。
どれだけ勉強さぼってきたか、大人になって所々で露呈されてしまいますね。

今日は午前中からおでんを煮ました。
しみしみでたまりません。
一通り煮たあとにバスタオルで土鍋をくるんでおくと、ゆっくり冷えて味が染みます。

よく、朝に煮込んでタオルでくるんで仕事に行ってました。

旬のものは良い。
寒い季節の野菜のが好き、大根、白菜は最強。
似ても炒めてもサラダでも漬物でも最高。

ああ、ずっと寒い季節でいて…

そう、昨夜のフライデーナイト(もう格好つけずにカタカナ)

金曜、就業後の帰り道の
開放感と達成感とテンションの上がっていく感じ

たまりませんね。
ドMだから？
いや、多くの人がそうだろう。

昔からジャニーズとは縁遠い生活ですが
思わずSMAPのShakeを聴いて帰りました。
サブスクにないんですね、SMAP。

キムタクのプルルルルゥフゥゥゥハァァァ！！！！
から始まるあの曲

明日は休みだ仕事もない
早起きなんかしなくてもいい
渋滞のタクシーも進まなくったって
イライラしないぃイェー
その通りだ。

しかし仕事のことで友人に相談したい電話があり、1時間程自宅で電話してたのです。

その後、彼に連絡とってみたら
もう帰り道だよと

早いじゃん。

私電話でボロ泣きしてたし、まだお泊まりの準備なんもしてない

いつも早く帰るって言いながら遅いじゃん…

となんだかんだ焦って、なんとなく荷物詰めて
自転車もり漕ぎで彼の家へ。

なんか、いつもと様子が違う。

ハグしながら、

「お仕事頑張ったね。うちの彼女はえらいなー」

キスして
ハグして

「ケーキでも買ってくればよかったね」

ん？？
ケーキ？？？？？


「なんかお祝い事あった？」

「いや、フライデーナイトだからさ
さっきコンビニ寄ったのに、しまったな
なんか買ってこればよかったね」

は？？？？？

毎週あるフライデーナイトに、ケーキ？？？？
誕生日でもケーキ買ってこない人が？？？？？

浮気でもしたのか
やましいことがあるのか
わかりやすすぎるぞ
ケーキなんて口にしたことないだろ…


しかしこれは、私が先週末、なんとなく別れを切り出したからに違いない。

なんだか、大事にされてないなって感じてしまっていて
もう付き合うのやめにしてもいいかもと思って

「あなたは、私がいなくても平気だよね？
いつも忙しいし、お友達も多いし、平気よね？」

そう言ったら
「平気なわけないでしょー」と半笑いだった彼も

「私たち、友達としてでもやっていけると思わない？」
と言った私の本気度に気付いたのか

怒ってきた。
おお、さすが経営者、営業マン、ここからどういう展開にして自分の意思を通すんだい、と思っていたら

色々過去の事柄掘り下げて、これだけ大変な思いして、あなたと一緒にいることを選んだんだってことを話していた。

確かに。
嫌な思いとか、しんどい思いいっぱいさせてきた。

私がやっと元気になって
彼の地元に越してきて
仕事も始まって忙しくなって
なんとかやってるけど

今でも私が心配だと。

そっか、ごめんねと、私は泣いた。

洗脳しやすいいい顧客だ。

でも彼に想われていると知ったからだ。

単純。

でも本当に、もう友人としての方が気楽なんじゃないかと思っていた。　

他の人の方が、大切にできるし、大切にしてくれるんじゃないかと思っていた。

一通り話をして、泣いて、スッキリした私は
(ここらへん女くさいよね)

「お願いがある。週末ここへ来たら、ハグしてキスして欲しい
私はこの週末のために、日々頑張っている」

と話した。
彼は、そんなこと？と笑っていたが

それからだ、彼の行動が変わったのは。

夜、いつも連絡なく一晩何してるかわからない状態で翌朝電話してきたりしていたのに

夜の移動中に数分でも電話をくれたり
早朝、ランニングのついでに顔見にきてくれて
「朝から〇〇の顔見られるの最高」
なんてLINEくれたり
仕事の話聞いてくれたり

今日はご家族の御用で朝から東京に行かなくてはならなかった彼が
「仕方ない御用だけど、一緒にいられなくてごめんね」
「居ないけど、遊んじゃだめだよ」
なんて言ってきたり

あなた、いつもなら
今日はこの会合があるから
今日はこの集まりがあるから
なんて言い放して、週末だろうがなんだろうが
ごめんね、なんて言ったことないじゃない。

それなのに、ケーキ？？？

私がどれほど週末に向かって激走しているか
理解してくれたのだろう。

それにしても。

人は、言葉にしなければ伝わらないことが多くあると思う。
そういう生き物なのだ。

それなのにプライベートな男女関係は
親密になればなるほど、言葉少なくなる気がする。

それもまた、そういう生き物なのだからなのだろうが。

でも私は、日々のありがとうや、ごめんねや
好き、そんなことを口に出すことが
長く一緒にいるための大切なことではないかと思う。

これまた珍しく、フライデーナイトにセックスをした。

いつもなら、気絶するようにいつの間にか寝てしまう彼がだ。

しかし、これはまた慣れてくる。
また慣れてきたら、釘刺さないといけないんだろうなと思った。

そういう生き物だからだ。
そこら辺を、実際に釘刺すというガツンとした行動ではなく
日々の積み重ねや何気ない言葉に
「油断すんなよ」
を含めていけたらいいなと思う。
日々思い知れってことだ。
それはお互いにね。
私達は、血縁関係でもなければ戸籍上ですら他人だ。
バイバイじゃあねの同意でほぼ片付く。

しかし、彼のことをとやかく言うのもいいけど
私は私で気をつけなければいけないし
努力しなければいけない。
思いやらなければならない。
大切な人だから。

彼が今週、そうしてくれたように。

家族でも友人でも恋人でも職場でも

大なり小なり
お互いの努力と思いやりがあるからこそ長続きすると
私は思っている。

そういう生き物だからだ。
だからこそ、いい。

冬物語はおでんに合うよ。