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「ひだりゅうは何がしたい?」投資家 冨山智広さんに出会って変わったこと

前回のnoteでは僕の自己紹介をしましたが、
その中で少しご紹介した、僕にとって重要な人物である「冨山智広」さんについて今回はお話しします。

前回の記事: ひだかりゅうのすけ という人間
https://note.com/ryubvbhidydayo/n/nea89fc4390d9


ー 初めて会った冨山さんと話したこと

僕は大学在学中、教育系スタートアップにインターンとして入社しました。
“NOW ROOM”という家を探すアプリを使い、勤務地である池袋のシェアハウスに入居。インターンを辞めた後、フリーランスで映像制作の仕事をしていましたがそれも挫折し、またインターンで働ける企業を探していました。
その時、シェアハウスで出会った友人に冨山智広さんを紹介してもらったのです。

冨山さんはエンジェル投資家として様々な企業へ投資・支援している方で、冨山さんのVC(ベンチャーキャピタル)でインターン生を探していました。初めてお会いしたのはそのインターンの面談です。正直、冨山さんと話しながらも「VCってなんだ??」と悶々としていました(笑

面談は品川の立派なホテルで会うことになり、先に現地に着いていた僕は、かっちりしたスーツ姿のなんだか偉そうな人が来ると思って、緊張して俯いていました。

「ひだかくん?」

呼ばれた声に気づいて顔を上げると、そこにはホテルの厳格な感じに合わないようなラフ〜な格好のおじさんが立っていて…めちゃくちゃホッとしました笑
そんなラフな姿と、フレンドリーに接してくれる人柄に僕はすっかり安心してしまい、気がつくと3時間くらい話し込んでいました。

その中で僕のこれまでの話を聞いてもらい、人間トラブルということではないけど、僕の周りではいろんなことが起きているということに「面白いね」と言ってもらえたことがすごく嬉しかったです。

冨山さんがなぜいろんな企業に投資をしているのかを聞くと、今までの歴史の中で、先陣をきって挑戦して行った人たちやリスクを背負いながら頑張った人たちが文明を発展させた。だから、リスクテイクする人を増やしたくて、それで支援を続けていると話していただきました。

この時冨山さんからは、「ひだりゅうくんも起業したらいいよ」という言葉をもらいましたが、僕はフリーランスでもあまり上手くいかず、インターンをやっていた会社でネガティブな出来事もあったのでそういったことに消極的になっていました。
しかし冨山さんが作りたい世界の話を聞いて、僕もすごく共感し、素敵だなと思ったのです。

僕も日々考えていたことがありました。
僕たち人間が人生を歩んでいく中でいろんな選択支はあるけれど、その選択支を知らない、見えていない人がたくさんいて、周りに刷り込まれた幻想的な正解に囚われている人が多いと感じます。
自分自身の決断で人生を歩んでいくことが大切で、そのためには社会や新しい情報を知ったり、他人の意見を聞くべき。
やりたいと思ったことを、幻想ではなく、自分自身で決断して人生を歩めるそんな世界であってほしい。
そんなことを冨山さんに話したら共感してもらえました。

価値観というか、やりたいことや作っていきたい世界観が似ていて、冨山さんのところで学びたいという気持ちになりました。


ー 沖縄で出会った刺激的な人たち

初めての面談も終わり、その後、冨山さんに沖縄へ一緒に行かないかと誘ってもらいました。
目的は、冨山さんの投資先の企業が沖縄で活動しているため、そこの視察ということでした。

学校もまだ通っていた時だったため少し迷ったのですが、何か起きる予感がして、付いていくことに。
すると、また驚くことの連続だったのです。

まず、宿泊したホテルの豪華さ。(笑
なぜ僕はこんなことをしてもらえているんだと、夢のような感覚でした。

次に、投資先であるソーシャルデザインという会社。
沖縄に移住者や多拠点移住している人たちが集まる公園のようなものを作るというプロジェクトに驚きました。
そこに投資をしている冨山さんもクレイジーだなと。
投資といえばITやDXに投資して一攫千金を狙うイメージでしたが、こんな変わった企業にも投資するんだなぁと不思議に思いました。

そして、冨山さんの同行していたVCのチームである方々。
RiskTakerというチームなのですが、本当に優秀な方々で、話しているだけで学びがあり刺激になりました。こんなすごいメンバーを率いているということで、冨山さんへの信頼がさらに増しました。

そんなこんなで、冨山さんの周りの挑戦している人たちに感化され、僕もなにかに挑戦したいという気持ちが芽生えたのでした。


ー 起業家シェアハウスの始まり

沖縄でNOW ROOM CVOの北野さんに出会い、その場に冨山さんも同席していたのですが、冨山さんの希望で起業家シェアハウスをやってみよう!となりました。
後日、冨山さんから起業家シェアハウスの資料を見せてもらい、北野さんと僕を含めた4名の立ち上げメンバーで、最初は調布で起業家シェアハウスを始めました。

北野さんは自身の事業もやっている方なので、あまりシェアハウスに時間をさけなかったこともあり、結果的にぼくが一番シェアハウスのことで動いていました。
せっかく作ったコミュニティを潰したくないということと、シェアハウスのことをやっていると自分の存在意義を感じられ、本気になれたのです。
それで北野さんに、僕が代表になってシェアハウスをしっかり運営していきたいということを伝えてOKをもらいました。
シェアハウスの立ち上げメンバーになったのは、単に経験してみたいと想いだけだったけど、活動している内に真剣にやりたくなりました。

起業家シェアハウスでは最初40名もの起業家が集まってくれたのですが、おそらく宿泊費を無料にしていたから集まったというのもあります。しかし、2期では有料でも50名が集まってくれました。
それが自信になったし、起業家たちのピッチのレベルも上がっているので、僕も負けてられないという気持ちになりました。0期→3期でだんだん起業家たちの緊張感も増していて、各々の熱が感じられます。

そんな起業家たちに負けないように、常に挑戦することを忘れず、目の前の台湾進出、目標としてアメリカ、中国など世界展開も視野に入れて起業家シェアハウスは動いています。


ー 冨山さんの印象的な言葉

「Think Big」
冨山さんとはたくさん話す機会がありましたが、一番印象に残っているのがこの言葉です。
物事を大きく考えること。まずは大きく考え、そこから砕いていけばいい。
僕はいつも安パイな方向に行こうとするけど冨山さんはリスキーだけど自信があるところをいつも狙っている。
僕もそんな風になりたいと思いました。

あと印象的な出来事は、沖縄で記憶をなくすくらいお酒を飲んだのですが、その酔っ払っている時に冨山さんが頼んだ親子丼を僕が食べてしまったそうです..!
冨山さんは怒ることもなく、「こいつ面白くなりそうだ」と思ったそうです。(笑
とっても寛容な方だなと思いました。

冨山さんのおかげで間違いなく僕の人生は好転していると言えます。
ただ、そんな冨山さんに甘えることなく、これから自分の道を切り開いていきます。
こんな気持ちにしていただいたこと、とても感謝しています。

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