娘からもらったお年玉
親元を離れ働いている娘からお年玉をもらった。
袋には「お小遣い」とあったが。
なにか形に残しておこうと思い、
「お父さん、欲しいものがあるからそれ買わせてもらうよ」
買ったら報告すると、娘にLINEした。
寒がりで汗かきの自分に適した衣類は、もっぱら登山用品メーカーの「モンベル」の製品を愛用している。
普通のインナーでは汗が引いたあと体が冷えてしまう。
登山を想定した製品は、かいた汗を素早く乾かし、防寒効果も優れている。
娘からもらったお年玉で買える予算で注文したのが
暖かい生地の「ハイネックセーター」と
軽くて暖かく、雨もはじく「防寒ジャケット」だった。
注文したのが、1月3日の地震直後。
昨日佐川急便で自宅に届いた。
中身は「ハイネックセーター」しか入っていなかった。
「モンベル」からメールが届いた。
「商品出荷についてのお詫び」の件名
内容は、
能登半島地震で、石川県にある物流倉庫が被害に逢い商品発送の業務ができないとのことだった。
いつ通常の発送業務が再開できるかの目途が立っていないそうだ。
『こんなところにまで影響が及んでいるのか』
「使用予定に間に合わずキャンセルを希望される場合は・・・」
とあったが、
娘からもらったお年玉
それで買った、被災地から送られてくるジャケット
「待つしかない」と思った。
「ありがとう」と
「がんばろう」がこもったジャケット
身に着けて大事にしなければ。