自動車運転の「危険予知トレーニング」
あなたは片側一車線の道路を運転しています。
前方には電動キックボード乗りが走行しています。
また、対向車線の先には新聞配達のバイクが見えます。
あなたは、電動キックボード乗りを追い越して直進したいのですが・・・
前方には横断歩道と信号機のない交点がありますね。
この状況で起こりえる危険な要因を予想してみてください。
いかがでしょうか?
模範解答がありますので紹介します。
①電動キックボード乗りを追い越す際、バランスを崩した電動キックボード乗りと接触する。
②右折してきた新聞配達のバイクと衝突する。
(直進するとは限らない)
③横断歩道を渡ってきた歩行者と衝突する。
(電動キックボードと新聞配達のバイクだけに気を取られていると、ゆっくりとした歩行者の動静を見落としてしまう)
図にするとこんな感じです。
これだけの危険要因があらかじめ予想できれば、おのずとどういった運転をすればよいか見えてきますね。
私の場合は、
交差点を過ぎるまで電動キックボードの後ろを距離を保ちながら徐行します。その際には横断歩道に歩行者や、車などが左右の脇道から出てこないかを確認します。それと同時に新聞配達のバイクがどちらに向かうかを確認します。
ほんの数秒の間にいくつもの動きを見なければなりませんね。(汗)
あと、私自身も気をつけなければいけないのが、思い込みによる勝手な判断です。
『電動キックボードは直進するだろう』
『新聞配達のバイク直進するだろう』
ついつい、走りなれた道路や交差点では「思い込み」と違う動きがあるととっさに対応できないかもしれません。
この場面では
「電動キックボード」
「バイク」
「歩行者」
「自動車」が登場してきますが、
事故になってしまった場合に一番責任を問われるのは「自動車」です。
起こりえることを予測しながら運転しなければなりませんね。
どうぞ今日も安全運転でおでかけください。
記事と画像の出典:「月刊自動車管理」様より