IKEAに行けゃ・・・
次男坊の就職が決まり、埼玉へ移り住む事になった。
鉛色の空から雪の降り積もる寒い日本海側から晴れの多い関東へ。
先日、住民票の転入のために現地の市役所へ行ってきた。
カミさんと、次男坊本人と先に社会人になった長女の4人で。
無事転入届けが済み、住民票も発行してもらった。
次は免許証の住所変更のため、地元の警察署に行った。
警察署に着いたのが午前11時55分頃、
住所変更の受付をしてもらった。
待っている間にお昼のアナウンスが館内に流れた。
すると、受付のカウンターの上のブラインドが一斉に下ろされた!
「えっ?昼休み?」
昼休みが終わるまで待ってなきゃいけないのか?と思ったが
セーフだった。
住所変更は免許証の裏面に印字されてすぐに渡された。
あとから来たおじさんは下げられたブラインド前で1時間後にもう一度来るように説明を受けていた。
かわいそうに・・・
これも働き方改革なのか・・・
主要な用事が済んだ。
でも、カミさんの主要な用事は別にあった。
お昼をどこかで食べたら「IKEA」に行きたいと言い出した。
事前に調べたら欲しいものが写っていたという。
「IKEA」?
恥ずかしながら自分はよくしらない固有名詞だった。
発音は「いけや?」正しくは「いけあ」
「IKEA」に行くにはどう行けゃぁいいんだ?
おやじギャグを発したが反応する者は誰もいなかった・・・
その「IKEA」に到着。
その大きさ、広さに驚いた。
「固定資産税はいくらかかるんだろう?」と、
その場の状況と全く関係ない心配が浮かんだ。
とにかく広い。
家具インテリアの提案をするブースが至る所にあった。
60過ぎのオッサンにとっては座るところが欲しかった。
展示してあるソファーを転々とし、腰を下ろした。
さんざん歩き回ったあげく、カミさんがお目当ての物を見つけた。
さわり心地の良さそうな犬のぬいぐるみだった。
娘とふたり「カワイイ~」を連発。
一体づつ買うことになったのだが、
レジがそこいらにないのだ。
天井からつるされた案内サインには矢印があるのだが、
一向にレジにたどりつけず、迷路のような売り場を歩き回った。
いつかはたどりつくとは思ってはいたが・・・
こんな店舗は初めてだった。
普段はせいぜい歩いて3000歩ほどなのだが、
この日は軽く1万歩を超えていた。
足が棒だった。(そんな訳ないだろ~)
この先なかなか全員が揃うこともないだろう。
エレベーターの中の鏡に向かって4人で記念写真を撮った。
ここで一句
「IKEAに行けゃ足が棒」