映画メモ『インフル病みのペトロフ家』
情報
タイトル:インフル病みのペトロフ家
監督:キリル・セレブレンニコフ
脚本:キリル・セレブレンニコフ
公開:2021年
制作:ロシア・フランス・スイス・ドイツ合作
主演:セミョーン・セルジン
メモ
走り書き
急にバスから下ろされて人を撃たされた。どういうこと?
タバコ吸ってる男がもたれているガラス越しに見える店内で誰かが延々暴れてた。治安が悪い
図書館の職員が他人の借りている本についてあれこれ言うの、確かに嫌だよな
文学サークルで乱闘。社会の、特に不穏な空気は隅々にまで染み渡る。
白昼堂々行われた殺人に関するニュース、残酷な歌詞の歌が流れる子ども番組。社会全体が狂ってる
急に「演劇でした」みたいな展開になってびびった。え? どこからそうなの? はじめからか?
自殺願望のある男。準備は徹底している。自殺を手伝って引き金を引く。あっという間
チャクラとかオーラとかは危ないけど、ドイツ語と英語ができるのはすごいな
急に緊迫した雰囲気、かと思ったらUFOが。インフルが見せる夢はめちゃくちゃ
マロースおじさん、ほぼサンタやんけ
男が投げ飛ばされて場面転換。パッと照明の色が変わる。見事
モノクロのシーン、ヨーロッパ映画特有の気だるい雰囲気満載で好き
同じ日のヨールカ祭がいろんな視点で繰り返される。幻覚みたいだ。「あなたは本物?」
調べたこと
ペレストロイカ
ゴルバチョフが推進した政治改革。1986〜1991年?「再建築」の意味ヨールカ
ロシアの祭りの一つ。飾りつけたもみの木のまわりで年末年始に子どものために行われる。「小さなもみの木」の意味
感想
何だ? 私は何を見せられたんだ? 徹頭徹尾謎だらけの映画。TSUTAYAの準新作コーナーで発見。タイトルに惹かれてレンタル。語呂がいいよね。
全くもって訳がわからないです。あれは紛れもなく高熱が見せる幻覚ですね。だって、あれが現実なら辛すぎる。
この映画には全編通して「死」の空気が付き纏っていました。知人の自殺を手伝う主人公、公園で男を殺す妻……。
特典の劇場版予告を観てようやくちょっと理解した。過去と現在がごちゃ混ぜになっているのね。ソ連とロシア、私には映像だけではあまり違いがわからなかった。不勉強だなぁ。
ロシア映画って独特の雰囲気があるよね。のんびりしているように見えるのに、その薄氷が割れれば殺伐としてドロドロしたものが溢れ出てくる。BGMに多用されているアコーディオンのせいかな。
今回の教訓、作品を楽しむためには教養も必要