【全文文字起こし】220822 維新が維新であるために-私たちは何のために戦ってきたのか- #足立康史 街頭演説 京都四条高島屋前 #One維新 #日本維新の会代表選挙 #維新代表選挙 #維新代表選 @adachiyasushi
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皆さん、こんにちは。京都の皆さんこんにちは。
ご紹介賜りました、日本維新の会・代表候補の足立康史氏です。
私ほんと京都に来るとね、ほっとします。学生時代、6年間京都で学ばせていただきました。 本当に京都に来るとね、学生に優しい街。伝統と文化の香り豊かな街。そしてイノベーション。ハイテクの企業もたくさんある、素晴らしい町であります。
先月の楠井さんへの大きなご支援、本当にありがとうございました。
私は学生時代、京大に通っているその6年間に、人生の大切なもの、学ばせていただきました。いわばこの京都が、私の人生の原点のようなものであります。従って今日は、京都の皆様に、私が「維新の原点」をどう考えているのか、「維新の会って何なんだ」ということを、ぜひ皆様にお訴えをしたいと思います。
私は今回の代表選挙で、私が考えてきたこと、やらなければならないと思っている公約を、28ページの冊子に書いて、考え語って印刷をして、そして皆様にできるだけお伝えをする努力をさせて頂いております。
しかしね、そもそも政策論議をする以前の状況。それが今回の代表選挙では起こってるんですね。皆様、今朝の読売新聞。取っていらっしゃる方、ちょっといらっしゃるかな?(ちょっと読売新聞もっとちゃんとね、部数をね、ちょっと頑張ってもらわないといけませんが。)読売新聞の社会面のトップに、「維新代表選ルール違反」。そういう見出しで今日は、読売新聞の社会面を飾ってしまいました。本当にね、残念なことです。
維新の「存在意義」:透明で公正公平な政治行政を作るれるのは維新だけ
日本維新の会はなぜ生まれたか。なぜ自民党や立憲民主党ではなくて、日本維新の会がなければならないかといえば、それはまさに、透明で公正公平な社会を作るためです。
私たち日本維新の会の「存在意義」「レゾンデートル」はまさに「透明で公正公平」。当たり前ですよね、当たり前。
ところがね、(拍手)当たり前でしょ。私たちのレゾンデートル、存在意義は、「透明で公正公平な政治行政を作ること」。それしかないじゃないですか。当たり前です。
その当たり前が、自民党が、立憲民主党。維新以外の野党はできてないんです。自民党みてください。統一教会、未だに腰が引けている。隠し事ばっかり。
その点、公明党は偉いですよ。創価学会。創価学会の全面支援を受けていることを隠したことがありません。それが本来の政治と宗教の関係ですよ。でも自民党、立憲民主党。都合の悪いことは隠してばっかり。
そんな政治では、新しい時代、令和の時代を切り開くことは絶対できない。そうした思いで、私たちは10年前12年前から、この維新の会。維新の会を新しく立ち上げて、私もそこに参画をして、新しい透明で公正公平な経済社会を作りたい。その一点で私もこの10年、永田町で頑張ってきました 。
票を減らしてまで、足立康史が守りたいもの
そらね、立憲民主党の悪口を言ったら小選挙区の票は減るんです。「足立さん、言い過ぎ」と何度も言われた。ね。いろんなね。橋下さんにね、橋下さんにも私は言いたいことを言ってきました。ほいたら大阪の票はガタ落ちですよ。私の方は。松井さんにも、後継指名。「後継指名するのが本当に党のためなんですか?」。僭越ながら、まことにまことに僭越ながら、ツイッターで申し上げたら、松井さん記者会見でね、記者のぶら下がり会見で記者の皆様に 「足立はボケカス」ってね。「幼稚園か小学生かお前は」っていじめられました。
しかし私は自分の票が減っても、 自分の党の中での立場が悪くなっても、大阪の皆様の有権者の維新支持者の票が減っても。でもね、守りたいものがあるんです。
私が何を守りたいか 、それは維新の会です。
維新の会を守りたいんです。
10年前12年前に、 橋下さんが作ったときの維新の会。それは本当に突き抜けていましたよ。どんな不正も許さない。徹底して透明で。上西小百合さんがひどいことやっときもね、不手際があった時も、橋下さんは全面公開の記者会見で全て正して、そして有権者の判断を仰いだじゃないですか。
私達日本維新の会の存在意義は、一つです。
「透明で、公正公平な社会を作る」。
維新代表選の現状と理想
ところが今回の代表選は、既にもう透明でもなければ、公正公平でもない。
広島そして宮城そして大阪でも。
京都は大丈夫ですよ、京都はね、京都の執行部、ちゃんとしてますから。でも広島・宮城で大規模な名簿の流用があらわになりました。それだけでありません。現執行部がサポートしている陣営は、「票の取りまとめ」。すなわち、一般党員の方の投票ハガキを集めて、それで投函しようとしている。私はもうね、日本維新の会じゃないと思いますよ、この状況は。
私はね、維新の会の悪口を言ってるんじゃないんです。私こそ、維新の会を守ろうとしているんです。維新の会が掲げてきた旗を、「透明で公正公平な社会を創る」という私たちの理想を、私が一人で今、守ろうとしているということを、ぜひ有権者の皆様にはご理解をいただきたいと思います。
本当のことを言うと角が立ちます。でも内輪で、私がなぜこういうことを訴えたかと言うとね、私の党員。私が紹介者となっている党員から、広島に住んでいる党員から通報があったんです。「こんな不正がありますよ」と。宮城もそうです。宮城の私の後援会員でもある党員の方から、私の紹介者の党員から「こんなことをやっています、宮城は」。
私それ握りつぶしたら良かったんですか?
それ、維新ですか?
私は今、日本維新の会の3人の代表候補の中で、維新の会を守ろうとしてるのは私ただ一人だと訴えたい。皆さん、馬場さん、梅村さん。それぞれに素晴らしいものを持っています。
しかしこの問題。維新の会が潰れかねないこの問題。あそこにいる藤田幹事長は甘いですよ。
藤田さん、大丈夫ですか?こんなことで。
透明で公正公平な社会を作ろうとしているのに、自分たちの党の、この初の代表選挙を、透明で公正公平にできないで、どこが維新なんですか?
藤田さん、どこがあなた維新なんだ。
私はちょっともうやめますけどね。
でも私が本当に怒っているのは、維新の会が潰れるからです。
維新の会がなくなるからです。
梅村みずほさんは、「維新を維新する」と言って立ち上がられました。梅村みずほさんは、「維新を維新する」と言って立ち上がられた。気持ちは分かります。でもね、維新はひとつしかないんです。One維新ですOne維新。維新が駄目だから、じゃあ維新を改革して、何か別のものが作れるか。「維新を維新」するなんてね、茶番です。嘘です。
私がこの10年、12年、体を張って大切にしてきた、維新らしさ。これは「透明で公正公平」な価値観です。自民党には絶対、できません 。
だからこそ私はこの代表選挙に立候補して、 維新とは何か、 私たちが作ってきた維新とは何かということを訴えてきてるんです。
ちょっとね、皆さん引いてらっしゃるかもしれませんが、私が国会で本当のことを言うと、いつもみんな引いてましたよ でもようやく、私が言い続けてきた結果、立憲民主党がもう野党第一党の体をなさなくなってるじゃないですか。私が言った通りです。
私が言っていることは、その時はみんなびっくりする。
人気も下がりますよ、私は人気も下がる。
でも自分の票が減っても、守るべきものは守らなあかん。
そうした思いで今回の代表選挙も戦い抜かせていただきます。
代表選で「足立康史」と書く意味:維新の原点への1票
もう、27日が投票日を迎えます。私の票は、私に投票して頂く。
これね、もう私じゃないんです。私の名前を書いていただくということは。維新の会の「透明性」。維新の会のこの12年大切にしてきた、公平性。「透明性と公平性」。これを「もっともっと大事にしなければならない」という強いメッセージを、私に託して「足立康史」と書いて欲しいんです。
私は、自分はいいです。もうね、人気低迷です。しかしね、私がこの選挙で惨敗をしたら、私がこの選挙で惨敗をしたら、やっぱり維新の会は、「透明じゃなくてもいいんだな」って、「公正でなくてもいいんだな」ということに絶対なります。 今の選挙はそういう選挙です 。
だから有権者の皆さん、全国の党員の皆さん。もうね、全国、投票のハガキの締め切り過ぎてましてね、あとは関西ですよ。だから代表に押し上げていただいたら、もう一度、もっと透明で、もっと公正公平な代表選挙をやります。そういう有権者の声だと受け止めて、半年間、もう1回ルールを作り直して、来年の5月改めてまっとうな初めての代表選挙。まっとうな初めての代表選挙を私が辞任することによって執行する。これを今日、この場でお誓いを申し上げたいと思います 。
統治機構と大都市構想
皆さんね、東京と大阪とよく言いますけど、関西はひとつです。大阪が副首都とか言ってるけどね、違いますよ。経済は京阪神。政治はね、国会がもし機能不全に陥ったら、国立国際会館があるじゃないですか。岩倉に国会。第二国会を作りましょう。
日本維新の会、これまでの発想は小さすぎる。これからは、東日本の危機は西日本でしっかりバックアップしていく。大阪・関西において、新しい政治・新しい行政。「公正公平で透明な、新しい政治・新しい行政」をつくっていくことを誓いして、この高島屋前でのお訴えとさせて頂きます。
是非皆さん、最後まで力を与えてください、頑張ります。
「透明で公正公平な社会」。よろしくお願いします、ありがとうございます。
あとがき
初めに言っておくが、私は日本維新の会の支持者ではない。
教育・福祉と維新の会には越えられない壁がまだまだそびえ立っており、たとえ自分の尊敬する議員が(御兄弟が障害者福祉に、ご本人が就労移行支援のオンライン支援を認めさせた)足立康史・衆議院議員だとしても、党の綱領に示された「自立」の定義とは折り合うことの難しい社会像を持っている。
それでも、私は足立さんを尊敬している。
あの構想力、論理力、抽象化能力。そうした卓越した凄さを持ちながら、人情味(と、不器用さ)を抱えて走り続ける足立康史が大好きなのである。
そんな自担が、闘っている。
他の候補者ではなく、理想を掲げきれない同士たちと。
相手にだって事情があるのだろう。
音喜多さんだって、柳ヶ瀬さんだって、藤田さんだって。参院選ではプチおっかけをして夜の事務所前に押し掛けたぐらい、人間的魅力にあふれた大好きな人たちである。その気持ちに今も変わりはない。
そんな素晴らしい人たちが、明らかな間違いを語るとは思えない。
理不尽を見逃すとは思えない。
きっと、何か背景があって、もしくは自分には及びもしない因子があって、やむを得ず自担と折り合いがつかない。この人たちだって、本当はもっと高い理想を掲げたいはずだ。そう信じて、彼らの発信を温かく、それはそれの気持ちで見つめ続けている。
私にだって明日がある。
私にだって仕事がある。
明日の職場は、ささやかな特別な日。
だから寝たい。
そう思っている。
だけど。
今日の維新代表選街頭演説会での足立康史は、控えめにいって神がかっていた。推し補正がかかっているのは十分承知である。これを機に、私は「足立信者」だの「アンチ大阪維新」などと言われるかもしれない。
それでも、この演説は単に政治に興味を持った一社会人としてだけでなく、すべての既得権・すべての理不尽と闘う人たちにとって、それでも正義をどのように実現していくべきなのか。たとえ不条理なルールであっても、そのルールの下で王道を走りぬく。是非はともかく、その姿勢は間違いなく誰かを勇気づける。そう確信している。
1人でも多くの人に、この演説を聞いてほしい。
そうするべきだと思ったから、誰でもできる文字起こしに取り組んでいた。
少しでも足立さんの力になれますように。