昼からほろ酔い勉強会。の話
こんばんは。ウイスキー専門店のバーテンダーであり、エイジングケアアドバイザーの竜之介です!
先日はとあるウイスキー蒸留所のセミナーへ行ってまいりました!蒸留所のこととテイスティングの感想について綴っていきます、よろしくお願いしまーす!!
日本初上陸のスコッチウイスキー
LAGG(ラグ)蒸留所
スコットランドの西側に位置するアラン島は「スコットランドの縮図」と言われるほど、北から南にかけての環境の変化に富んでいるんです。さらに、かつての呼び名では「密造酒のブルゴーニュ」と評されたほど酒質の高さで有名。
そんなアラン島の北部で1995年にアイルオブアラン(現ロックランザ)蒸留所が設立され、
その系列である第2蒸留所として、
島の南部にて2018年にて設立されたのが
ラグ蒸留所。
今回は!
ラグ蒸留所
ディスティラリーマネージャーの
Graham Omand氏
アランディスティラーズ
アジアパシフィックマネージャーの
Rob Gray氏
によるスペシャルな講演会。
蒸留所設立を目指す僕にとって
非常に楽しみであり重要な時間。
テイスティングしてみた。
今回のテイスティング内容は全て、
ラグ蒸留所のシングルモルト。
「ピート麦芽」を用いているので、
スモーキーなテイストが特徴です。
それではテイスティングしていきます!
まずは樽熟成前の透明な蒸留液
「ニューメイク」を。
感じたのはモルティで甘味があるということ。熟成前だとアルコールの刺激が強く舌が燃えるような感覚になるものが多いのですが、粘性が強くとろっと優しい甘味すら感じました。「糖化」という工程での撹拌作業が影響の1つだと考えられます。
次に
・100%バーボン樽熟成品
・バーボン樽とオロロソシェリー樽熟成品
・バーボン樽とリオハワイン樽熟成品
を飲んでみました。
どれもスモーキーで、乾いた土のようなフレーバーがありました。ワインのテイスティングで言われる「アーシー(earthy)」なフレーバーですかね。
リオハワイン樽のものに関しては、雨上がりの土のようなじっとりとしたスモーキーフレーバーを感じましたね。
スモーキーな、スコッチウイスキー。
スコッチウイスキーに多い「スモーキーフレーバー」は伝統的に燃料として使われてきた「ピート(泥炭)」の燻された薫り。もともとはウイスキーをスモーキーにしようなんて考えていなかったとか🤔
てなわけで今回は、ラグ蒸留所のセミナーを受けて、テイスティングなどについて綴っていきました!
蒸留所の皆様、ウィスク・イーの皆様、そして連れて行ってくださった会社のパイセン方、ありがとうございました!!
ほな、乾杯。