磁石のN極、S極のように教師と子どもたちが近づく教室〜ひなた教師ドリームカフェ(第2回)〜
先月、宮崎県教育委員会の方から依頼をいただき、「ひなた教師ドリームカフェ」の協力をしました。ざっくりいうと、将来先生を目指す中学生・高校生に、先生の面白さ、魅力、やりがいなどを考えてもらうイベントです。今年度2回目の実施。初回は、教育実践研究家の菊池省三先生とご一緒しましたが、今回は、宮崎県内で活躍されているスーパーティーチャーの先生方とご一緒しました。
私は、前半のトークライブのファシリテーションと最終セッションとして、全体のリフレクションの担当をしました。
その中で、今回特に、書きたいのが、後半行われたスーパーティーチャーの先生たちのミニ授業での気づきです。
気づいたら、のめり込んでいるミニ授業
イベント会場にいる中高生のために約20名の先生方が、それぞれの得意を生かした授業を行っていました。初めて先生方の授業を受ける生徒たちなのですが、一瞬で授業に引き込まれて、のめり込んでいる様子が伺えました。正直、
「まじ、すげぇ」
と思いました。授業のつくり方、準備物、子どもたちへの問いかけ、どれもこれも参考になるものばかりでした。
こういうのマグネティズムと言うんだよね、というコメントの面白さ
先生方のミニ授業を参観している方の一人が、
「これってマグネティズムだよね」
と。話してくれました。耳馴染みのない言葉だったので、内容を聞くと、その場で見えるように、先生の熱量に引き寄せられて、生徒たちの姿勢が前のめりになっていることを表現されたようでした。確かに、そうだと。なんでこうなっているんだろう、、、気になる感じでした。
生徒たちが前のめりになる理由の一つは「ほめ言葉のシャワー?」
それぞれのミニ授業に近づいて、先生たちの生徒たちの言葉がけが聞こえます。じっくりと聞くと、どの先生たちも、生徒たちの良いところ(発言や行動など)をしっかりと見逃さず、褒めていらっしゃることが共通していました。まさに、初回の菊池先生がお話されている、「ほめ言葉のシャワー」が先生からその場の生徒たちに浴びせかけられている感じがしました。生徒たちが生き生きと学びはじめる理由の一つがこれかもしれないと思いました。先生方は、授業も上手だし、人も素敵である。ただ、何より、人のことをしっかりと見て肯定してくれている人なんだろうなと思いました。そういう場を見ることができて、とても嬉しかったです。
先生って、やっぱり良い仕事だなと思ったという話です。
改めて今回関わらせてもらったことで、先生って良い仕事だなぁと思いました。だからこそ、微力ながら、その魅力をお伝えできる支援が今後もできると良いなと思ったところです。
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