
日航123便墜落事故を考察する『救助が遅れた理由』
墜落時刻は18時56分30秒頃
発見自体は翌朝5時過ぎにはハッキリと確認され、救助開始が8時30分頃とか言われてます。
16時間何やってたん?
が率直な疑問です。
色々と言われてますよね。
●放射性物質があったから
●事故の隠ぺいをしてた
●自衛隊員の射殺もあった
●米軍の救助を拒否した
●火炎放射器で焼いた
とりあえず、その辺のクソ面倒な話は置いといて、個人的に気になった所を1つずつ消化していきます。
夜のうちに空から場所は分かってた
NHK「空白の16時間」
航空自衛隊が現場に向かっていて、20時過ぎには到着。
航空自衛隊隊長の林3等空佐(当時)
「山が赤く燃えているなど、光が見えた。山の尾根に赤く」
米川末雄2等空曹(当時)
「降りようとしたけど、降りれる場所が見つからず探していた。月明かりが無くて、気が生い茂ってて・・・上からサーチライトを当てても、かすかに見えるけどすき間が無く、二次被害を避けるしかなかった。そのまま引き返したのは残念だったし、悔しかった」
ちなみに1985年8月12日の月齢は25.1 月が出てくる時間は翌1時過ぎです。
まぁ自衛隊出身のせいか、妙に腹据わったような表情で分かりませんけど、実際に写真も撮っているんで、火災があった事は分かります。
本当に被害防止で断念したのかは、表情から読み取れません。
つっても、心理とかの専門じゃないんですけどね。
消防ヘリは無かったのか
結論から言うと、当時ありませんでした。
長野・埼玉・群馬ともに平成に入ってから設置されてます。
長野県はハッキリと分かりませんでしたが、令和2年に納入されたブツどうのこうので、20年にわたって名前を引き継いできた・・・とか書いてたんで、少なくとも平成。
群馬県は1996年に設置。埼玉県は1991年に設置とありました。
ちなみに長野県のHPでは運行時間が日の出から日の入りとなってました。
夜間はあぶねーから飛ばさないよ、ってか?
場所が特定できてたとして
慰霊碑の辺りをみると、等高線の入り方が結構密ですね。
線1本で10mごと。太線が50mです。
かなりの距離で、かなりの勾配です。
登山道が作られててコレなんだから、確かに夜間に行くのは場所が特定できてても結構厳しい場所ですね。
でも自衛隊なら行けるのでは?と思っちゃいます。
慰霊碑あたりの地形断面図を見てみました。
そりゃ、ヘリ降下はできませんね。ロープで人を降ろすなら出来るでしょう。
佐久からダイレクトに行こうとすると、2000m級の山超えが必要。
上野村からでもアップダウン付きの10km超え。
南相木からでもコレ。まぁ、直線ルートの話ですけど。
北相木でも同じ事。現場に向かうには距離もあれば、アップダウンも結構ある、過酷な場所です。
だったら空から行けよ。って思うんですよねぇ。
本当に難しかったんでしょうか?
自殺行為?それとも可能だった?
中部航空方面隊司令官 松永氏
『救助は危ない。自殺行為だ』
と言ってるが、米陸軍准尉 ガーザー氏は
『米軍なら余裕。夜間作業など問題でもないし、救難隊ならだれでもできる』
軍事評論家 神浦氏
『着陸は無理だけど、ロープを垂らして助ける事はできたかもしれない。サーチライトもあるし無線機もある。まぁ基本的には明るくなってからやるけど』
軍事評論家 小川氏
『場合によっては米軍を断る事もある。どうも官邸では警察と自衛隊、どっちが主導権を握るかでもめてたらしい。そんな所、米軍が「やりましょか」なんて横やりが入ったから、メンツに関わるとして政府が「こっちでやるわ」と言うのは、まぁ考えられる』
自衛隊は今こそ、結構ヤバい連中というのは知られてますけど、当時はポンコツだったんでしょうか?
一旦まとめ
山深い所だから、救助が難しく時間がかかった
というのは、個人的には言い訳にしか思えないです。
そりゃ陸路は難しいでしょう。でも、自衛隊がすぐ動いていれば陸路16時間もかからんかったのでは?
なぜなら
位置は空から確認できてたから。
火災で間近に降りれなかった?そんなん当たり前。離れた所に降りたら?
いや、自衛隊の方々は尊敬してますよ。でも、救助任務できなかったの?と疑問と怒りがわいてきますね。
米軍や自衛隊の隠ぺい工作はあったか
状況的に見たら、おかしい。と思う所はあります。
本当にロープ垂らして降りるの無理?位置は空から確認できてるのに、なんで埼玉県警が「御座山」とかホザくの?TACANによる位置特定は、そこまで誤差はなかったみたいだし
悪いように考えたら、ワザと遅くしてない?って思っちゃいますよね。
まぁよく言われる火炎放射器で燃やしたとか何とかは、とりあえず置いといて
ワザと遅くした理由があるとしたら何だろうか
特定できてるのに動かない理由は、官邸まで動いてしまった事か。
警察主導か自衛隊主導かでモメて、ゴチャついている間に時間がどんどん過ぎる。そんな事で遅くなったんか!?と言われたら、不祥事どころじゃない。だからワザと救助難しい。情報が錯そうした。みたいな建前を作ったか。
警察も自衛隊も公務員なんで、トップが動いてしまうとクソ面倒なもんで、上の指示命令には従わないと何されるか分からないでしょう。
火炎放射器で焼いてた説を考えてみる
ジェット燃料では出ないベンゼン環が現場で検出された事をもって、火炎放射器で焼いたんだ!
という説がありますが
個人的には、うーん。です
どうしてかというと、火炎放射器で焼いたとしてもその燃料由来のベンゼン環は残らない可能性の方がはるかに高いから。
燃料を燃やしてる段階で、もうそれはエネルギーに変換されてて、残るものは水とかですよ。
仮に燃やしてるとしたら、ワザと不完全燃焼をするような使い方なんかしません。証拠が残るから。
じゃぁ、何でベンゼン環が出て来るのか、というと
ただの不完全燃焼です。機体残骸も結構あったわけで、空気との混合率が良くない部分もあったはずです。
そういう所では完全燃焼できなかった事も考えられるので、ベンゼン環が形成される事は十分あり得ます。
また、炭化も酸素との混合率が悪いと起こりやすいです。
ジェット燃料ってのはガソリンみたいには燃えませんが、発熱量はガソリンよりも高いので燃焼効率が良いんですよね。
野焼きでも揮発性有機化合物やダイオキシン類が発生します。
そもそも広範囲で火炎放射器で焼くだけの人数と燃料をヘリから降ろして作業するの、どんだけ大変やと思う?
それに、やるなら1人残らずやります。素人集団ですか?
ということで、この説は個人的には無い。ってレベル
ステルス戦闘機の接触を隠ぺい?
当時のステルス機は、こんな形じゃなくて特殊塗料がメインだったらしいですけど。
これが流出したらヤバイから引き延ばさせた・・・
うん、まぁ無くはないですね。
自衛隊の不祥事を隠したかった?
防衛費アップも考えてた中曽根総理
今よりも自衛隊の印象って当時は良くなかったですしね。マスコミとか日教組の印象操作で。
だからこそ、とにかく隠したかった・・・・
にしては、メディアを抑えつけられてませんよね。椿事件やら吉田証言でやらかす朝日ですら、中途半端な感じなので
本気で政府にケンカは売れないけど、メッセージを出したい。そんなトーンともとれるし、本当は何でもなかったのに印象操作をしたかったのか、の2択かな?
一旦まとめ
米軍ニアミスの隠ぺいのために引き延ばした:まぁある
自衛隊ニアミスの隠ぺいのために引き延ばした:まぁある
肯定するだけの材料もないけど、完全否定も出来ないって感じ。
自衛隊不祥事だとすると、特に朝日や毎日系列がヨダレ垂らしながら喜んで書きたがる話だし、赤旗も喜ぶ事件でしょう。
なのに半端で終わってると言う事は、ただの印象操作狙いなのかな?と思いますね。
もちろん、日本政府が全力で隠してるという場合も考えられます。
ただ、ちょくちょく上がる「火炎放射器で焼いてた」説は、どうもしっくり来ないですね。
今回のまとめ
夜間の登山は危険。位置的にも救助活動が難しい。などなどのリアルに大変だった説は・・・あると思うけど、言い訳じゃない?
米軍ニアミスの隠ぺいのため・・・まぁ、無くはない
自衛隊ニアミス隠ぺいのため・・・まぁ、無くはない
1番意味不明なのが、空から確認できてるのに「御座山」とホザいた埼玉県警と、それに飛びついた人たちですね。
頭おかしいのか?
火炎放射器で焼いた説は、個人的には否定します。
でも、官邸のクソみたいな動きはアリそうだな・・・と見てます。
主導権争い、指揮命令系統のゴチャゴチャは本命ではないかと。
それでは、またの