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4年ぶりに24mm画角のレンズを使ってみた。

最初に

以前の日記でZfを買ったことで2019年に手放して久しかったニコンのシステムに約4年ぶりに帰ってきました。この4年間くらいはずっと富士のカメラを中心に写真を撮っていたのですが、ひょんなことからZfを手に入れたため資金収支のために富士フイルムのシステムを丸ごと手放すと同時にNikkorZ24mmF1.8Sを買いました。

個人的には大好きだった富士フイルムのシステムですがZfの魅力に負けた私はXFの18mm、23mm、35mm、56mmの4本とX-E4を泣く泣く手放しました。
ただ、Xシステムでも18mmと35mmの出番がほとんどで出かける際もこの2本で写真を撮ることがほとんででした。
同時にライカのシステムも28mmと50mmという2本があれば自分の街中散歩で写真を撮るという目的を大体果たす事ができるのでZfのシステムでも広角と標準があればいいかなと考えました。

最初は広角〜中望遠、広角のズームで考えていましたが単焦点レンズの24mmをチョイスしました。
また、ズームレンズならば複数の焦点距離を使うことができて便利なのですが、明るい単焦点レンズを選べばどんな条件でもシャッタースピードを切りやすくなると考えました。そして単焦点レンズの方が軽いという特性も少しだけ考慮しました。

Nikkor Z 24mm F1.8S

今回僕が買った商品のページはこちらです。中古で出玉も結構あるので新品より買いやすいお値段で手にいれる事ができました。このレンズと同じようなスペックのものがFマウント時代にも発売されていたのですが、前世代の24mmよりも現行の方が光学面でのスペックはものすごく向上しているようです。※私はレンズの詳しい話については完全な素人です。
前世代の製品はこちら…

両者を見比べるとMTF曲線を見るとZの方が高解像でヌケの良い描画が期待できそうです。そしてレンズの構成図を見る限り一から設計しなおしているみたいで収差の補正もかなり強化されているようです。実は私が以前Dfで写真を撮っていたときは24mmF1.8Gの方でも写真を撮っていました。なので今回のZレンズでの撮影はどうなるのか結構楽しみでした!

と、下手な素人なりに考えてみました。レンズの違いを楽しむために街に写真を撮りに出かけました。

写真散歩に連れ出してみた。

冬の逆光というシチュエーション。枝や葉っぱの周辺にパープルフリンジが出てきそうですがあまり見当たりません。


一方順光で撮った写真です。明暗差が出ている枝などは青空との境界で若干紫色っぽい感じになっています。でもほとんど気にする必要はないレベルかと思います。撮って出しでは拡大すると若干出るという感じでしょうか。RAW現像のソフトで追い込めば問題ないとは思います。

マクロレンズのようなことはできませんがかなり近寄る事ができます。センサー像面から25cmまで寄ることができます。F2.8で撮りましたがかなりしっかりした描画です。

F1.8で撮った風景写真
F8で撮った風景写真

絞り開放と絞った状態をなんとなく実験してみました。F8で撮ると遠くにある建物は結構コントラストがはっきりと写っています。
日常的なスナップ写真などでは絞り開放でガシガシ使って大丈夫そうですが風景写真と撮るような場合はF5.6より絞った方が綺麗に撮れそうです。開放ではなんだかんだで光量落ちや描画のゆるさが若干出てきます。

日記の最後に

久しぶりに触る24mmは不思議と苦手意識なく撮る事ができました。ここ数年間ずっと28mm程度の画角を持ち出していた影響かは分かりませんが構えてから構図を探すことにそこまでの違和感を持たずに写真を撮って回ることができました。これはiPhoneなどで広角側で写真を日常的に撮る事が増えたことに影響されているかもしれません。また、レンズ自体のスペックがかなり高いおかげで収差などを気にせずに楽しむことができました。これはここ数年で思いきり進化した光学設計のおかげかもしれません。
次回は、24mmレンズで街を散歩しながら撮った写真を他にもご紹介できればと思います。

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