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vsサガン鳥栖戦を終えて
こんにちは。
昨日5月27日は、明治安田生命J1リーグ第15節サガン鳥栖戦が駅前不動産スタジアムにて行われました。
試合前まで鹿島は公式戦を7戦無敗、対するサガン鳥栖は前節アルビレックス新潟に勝利し、初の連勝がかかった一戦となりました。
鹿島、そして鳥栖の両チームともにここ数試合クリーンシートでの試合が続いておりこの試合はお互い難しい試合となることは間違いありませんでした。
☆スターティングメンバー
鈴木優磨 垣田裕暉
仲間隼斗 名古新太郎
ディエゴピトゥカ 樋口雄太
安西幸輝 関川郁万 植田直通 広瀬陸斗
早川友基
鹿島は予想通りリーグFC東京戦とメンバーを入れ替えることなく同じメンバーで挑みました。
そして、注目していた知念選手のところにはこの試合は染野唯月選手がベンチ入りしました。
昨シーズン、ホーム鳥栖戦では4-4と壮絶な闘いを繰り広げましたが、3-4と1点をリードされた中劇的な同点ゴールを挙げたのがその日途中出場した染野唯月選手でした。
持ち前のバネと決定力で後半の苦しい時間帯にチームを助けられるようなプレーそして、得点に期待大でした。
☆前半
鹿島は終始鳥栖の中を上手く締めた守備に手こずり、鈴木優磨選手や垣田裕暉選手のところに縦パスが入らず、ロングボールを蹴らざるを得ない状況が続いてしまいました。
何度も言いますが、アウェイ鳥栖戦は本当に圧倒できた試合はなく毎試合苦しい試合になります。この日も鳥栖がボールを握り、左サイドの岩崎悠人選手を中心としピッチを広く使った攻撃を展開していました。
『サガン鳥栖戦前日』でも書いたように鹿島としては、ある程度外に人数をかけてくる鳥栖に対して、ボールの取り所をハッキリと統一して戦えてたら良かったのかなと思いました。鹿島のボランチが外に釣り出されてしまう事が多いところをワンタッチ、ツータッチで中に侵入されてしまっていたので、しっかりと中を締めて中央に侵入させない、クロスボールに対応できる出来るだけのリスク管理をしなくてはいけませんでした。
そして前半27分。案の定、外に釣り出されてしまった鹿島は上手く中を使われクロスボール。そのクロスをしっかりと折り返され、エリア中央にいた森谷選手が折り返しを見事に合わせて先制されてしまいました。
鳥栖がやりたい事、鹿島が絶対にやられてはいけない場面が先制の場面で出てしまいました。鹿島としては嫌な形での先制となりましたが、続く前半34分、上手くセットプレーを獲得した鹿島は、その流れの中からエリア内にいた鈴木優磨選手の折り返しにいち早く反応した名古新太郎選手が頭で押し込み見事同点、前半の内に折り返す事ができました。
前半はこのまま進み1-1で折り返しました。
☆後半
両チームともに選手交代はなく前半と同じメンバーで挑みました。
正直、終始守備に追われていた右サイドバックの広瀬陸斗選手に代えて常本佳吾選手を頭からでも良かったのかなと思いましたが、ここは代えず。
後半も鳥栖の攻撃、守備に終始手こずり気温も高い中鹿島は体力だけが消耗していくそんなゲームとなりました。
58分には仲間選手に代えて佐野海舟選手、67分には名古選手、垣田選手に代えて土居聖真選手アルトゥールカイキ選手を投入しました。
ここの垣田選手の交代もちょっと早かったのかなと、カイキ選手を出すのであれば仲間選手ないし名古選手のどちらかと変える方が良かったとも思います。
そんな中後半70分、鹿島は最終ラインのビルドアップのところでミスがありそのミスを逃さなかった鳥栖に勝ち越しを許してしまいます。関川選手課題の集中力がここにきて露呈してしまい痛い失点。本人も失点後頭を抱えていましたが、おそらく自覚はあるでしょう、今日からの練習に期待します。
2度目のリードを許してしまった鹿島は、77分広瀬選手、ピトゥカ選手に代えて常本佳吾選手、染野唯月選手が投入されました。
全交代枠使い切った鹿島は残りの時間で如何に鳥栖ゴールに迫れるか、土居選手を中心にサイドから攻撃をしていきました。
そして後半アディショナルタイム、左サイドバックの安西選手のクラスに合わせたのはエース鈴木優磨選手!見事なヘディングシュートで劇的な同点ゴール🙌
試合はこのまま終了し、2-2のドローとなりました。
☆総評
この試合鹿島の唯一の収穫は勝ち点1を手にした事で、非常に課題の多い試合となりました。まだ5月とはいえ気温の高い中での試合、これから夏に向けて今日のような集中力を切らしてしまう試合が続くのであればタイトルは絶対手にできないし、失点も増えます。暑いからというのは言い訳には出来ないこの世界の中でどれだけ頭は冷静に戦えるかが大事になってきます。
もう一つは、選手交代。この試合に関しては全て後手を踏んだ采配となっていた印象でマネジメントにも課題が残りました。カイキ選手、染野選手を投入したのであればチームとして上手くセットプレーを取りに行かないといけなかったし、この試合鹿島はコーナーキックが『0』と勝ちきれなかった原因の1つでもありました。
前半のメンバーでもセットプレーで戦える選手はいたので、ロングボールばかりではなくミドルレンジからのシュートや通らなくても縦パスを入れ続ける事が出来ていれば相手に怖さを出す事ができ、ギャップも生まれたはずです。
やらないと何も起こらないのがサッカーです。ダメでも続けてみる、アクションを起こすことが重要で監督の要求通りに進めていくサッカーに未来はありません。戦術プラスαでチームが勝つために手を打てる選手が増えることを次の試合から注目して見て行こうと思います。
この試合を勝ち点1取れたと考えるのか、勝ち点3取れたと考えるのかどっちを取るかで鹿島の今後が見えてくると思います。
僕は後者であってほしいと切に願います。
次節はまた1週間空きますが、リーグ戦2試合連続で失点に絡んでいる関川選手の今週1週間の取り組みや、チームとしての意識を改めて変えてもらい、次節までに修正してほしいと思います。
次節も共に闘いましょう!!
ここまで読んで頂きありがとうございました😊