一流は石ころからでも学ぶ
どんなことからも学びとれる機会がある
昔ある経営者の方から教えてもらった言葉。
一流の人は、普通の人が素通りしてしまう物事からも学び取る。
この石はなぜ存在しているのか?
この石はどこからやってきたのか?
この石はどのように作られたのか?
こういった背景や原理原則を知るだけで知識の幅は広がっていく。
例えば、石ころから学ぶと、
川の下流にある石は丸い形で小さいものが多い傾向がある。
これは川の上流から流れていく間に、
川の流れによって石同士がぶつかり削られて、丸い形に変化していくから。
川の上流にいけばいくほど、川で流れる前の角ばった岩石のような大きさのものが多く存在している。
さらにその岩石はどのように作られたのか?
実は岩石には形成の仕方によって3種類ある。
・火成岩
マグマ近くでドロドロに溶けた石が再度地表や地下で冷えて形になり形成されたもの。
・たい積岩
雨や風によって、土砂が削られて運ばれた土砂がたい積して固まって形成されたもの。
・変成岩
地中で強い圧力を受けてもとの岩石に新たな鉱物が加わり変化して形成されたもの。
こんな感じで全く何の変哲もない小石から様々な情報を得ることができる。
この意識は解像度を上げることに直結する。
解像度をあげることがコーチの仕事
僕がコーチとしてセッションするときもこのことを意識していて、
多くの人の悩みのほとんどが解像度が低いことが原因で起きている。
ざっくりと下記みたいな話。
「キャリアに不安」
「上司と合わない」
「やりたいことを見つけたい」
これらは言わば「小石」の状態。
キャリアの何に不安なのか。
お金、やりがい、AIに搾取される、家庭との両立。
内容によって全くアプローチが異なる。
悩みのほとんどは解像度が低いから、
解決するためのアプローチ方法がわからない。
解像度が上がれば自ずと悩みの解消するための方法が見つかる。
これは仕事のどんな場面でも活用できる。
一つの事象を深掘りしていくことで本質の課題が見えて、適切なアクションを取ることができる。
一つの物事の背景を知る癖をつけていくことで、仕事の仕方は劇的に変わっていける。
自分だけでは気づけない悩み解決の糸口を見つけてあげるのはコーチの役目。