かぶにっき(8/6)

昨日のnote更新前に母親から電話がかかってきた。
「今日は大変だったわね~、ところで信用取引とかもうやってないわよね?」
ギクッとした。しどろもどろになりながら、嘘にならないよう、しかし心配はかけないように必死に受け答えをしていた。
案の定、めちゃくちゃ怒られた。母親にこんなに怒られたのはいつぶりだろうか。
それはさておき、昨日を乗り切れたのでそんなに問題はないはずだと思っており、ガチホし続ける予定だった。今日の寄りを見るまでは。

今日の日経平均株価は3217.04円の上昇となった。歴代1位の上昇幅である。朝スマホで寄り付きの状況を見た時、全てが終わったように思えて呆然としていた。
どう考えても普通の相場ではない。

自分が海外投資家ならどうするか、なんとなく考えてみたところ、こんなニュースを目にした。

明日の午後に内田副総裁の記者会見があるとのこと。
おそらく一度引き締めに回ったらもう緩和へ戻ることはできないので、市場に配慮した発言は期待できないだろう。
これに合わせてありったけの売りをぶつけて、日銀にNOを突き付けるのはどうだろうか。やる側に回れたら楽しそうだ。

我ながら妙に現実味のあるシナリオのように思えた。
岸田首相は最後の仕事として異次元の金融緩和を終わらせて、全て悪者になって去るような気がさえしている。
今は恨みを買うだろうが、数年後数十年後見返してみると英断だったと言われるような、そんな風にも思えている。
引成でダブルインバースを買うことすら考えてしまったが、流石に買いと売りの往復ビンタを食らいかねないのでやめた。
全力で逃げないとと思い、利益のある現物ポジションの大半を投げた。
でも信用ポジションの解消の勇気が持てず、困っていた。
間違っているのは明らかに株価の方だし、長期的に見れば業績に沿った株価になるはずだ。業績がいいのは自分が一番わかっている。

これを切ると年初来でマイナスになってしまう。せめてトントンくらいでは・・・など色々考えていた。
経験上、損失の確定を回避する方向に思考が進むときは損切りをした方がよいサインなのだが、そんな弱い自分を言いくるめる方法がなかなか思いつかなかった。

昼休みも終わりかけ、今日は切れないかな・・・と思っていた矢先に年初来の確定損益を見て一つの回答を見つけることができた。

今年はマイナスにして、来年以降損益通算しよう。

4年に1度の暴落なのであれば、4年かけて取り返せばいい。
そういう考えに至ることができ、心を落ち着けて損切りすることができた。
ちなみに今日現在、今年の特定口座の確定損益は-370,349円である。
転職しようかななんて呟いたが、きちんと需要のある先に転職できれば意外と+40万はいけなくはないラインな気がしている。もちろん自分の経歴に需要があればだが。
退職金をもらえれば、年収が±0でも余裕でチャラになったりする。
働きやすい環境を考えるとワンチャンあるかもなあと思ったりした。
相場でできることが無くなりつつあるので、自己投資を少し頑張ってもいいかもしれない。

今日が逃げ場だったのか、買い場だったのかは後になってみないとわからない。通常の値動きではないのは確かなので、私は旧つみたてNISAも利確してこの先も全力で逃げるつもりだ。
つみたて投資は本来そういう投資でないのは分かっているし、現行のつみたてを止めるつもりはないが、今はキャッシュポジションが偉大な相場だと心の底から思っている。
怖いのは今の発注で受け渡しが明後日になり、下げをモロに食らう可能性があること。明後日の相場がどうなっているかわからないが、まだ米国相場はそこまで問題ないと信じたい。

日経平均についてはディザスター状態だと思う。
プットオプションの売買を見ていると、30000円割れもあり得ると正直思っているし、そのラインで買い出動すると決めている。これが外れて全部上に行ったらノーポジの馬鹿だなと笑ってください。


このnoteをご覧の皆さんへ、お互い生き延びられますように。
損益通算という手もあるので、捕まっているポジションがあるようなら、負けを認めて引くのも一つの手です。
くれぐれも無理はなさらずに・・・
ではでは。


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