かぶにっき(8/12~8/16)
日経がかなり戻したが、大して利益が取れなかった。
ビビりまくって短い時間軸の取引しかできなかったのが全て。
こまめに利確したおかげで年初来の評価損益、確定損益ともにプラ転したが、8月月初から見ると悲惨な数字が残る。
とりあえず損をしなかっただけ良しとしたいが、実は一番ひどいトレードをした週だ。
暴落はコントロールできないが、トレードの内容自体はコントロール可能なので、本当に反省せねばならない。
来週かなり痛い目に遭う可能性が高いため、反省のため書き残していく。
※政治と経済は切っても切れない関係にあるので、にわか知識で政治の話もします。出来る限り思想色の強い話はしないようにしていますが、苦手な方はご注意を。
1、8/13
1、場中
現物売り :ニデック、ソラスト
信用返済売:ニデック、ソフトウェア・サービス
ポジション整理の日としていた。
アノマリーだが8/15は例年株価が上昇傾向にあること、日本において重要な日に経済的にネガティブなイベントは流石に起こさないだろうという謎の自信があった。
二番底が来るなら、8/14か8/16だと思っていたので、念のために備えて利確の日とした。
今週はそういった方針で以降もトレードを行っている。
ニデック、ソフトウェア・サービス、ソラストを利確。
ソフトウェア・サービスを利確したのは、8/16ごろ予定された月次発表に備えてのものである。需給が歪んでいたので、発表されて下げてから買おうと思っていた(重要)
ソラストも一部売り。ようやく同値まで戻ってきて、感慨深さを感じたのでどや顔したくなる前に売った。
2、引け後
現物買い:マツキヨココカラ
なんとなくヘッドラインを眺めていたらマツキヨココカラの自社株買い開示が。決算はコンセンサスを下回ったものの、野村證券と組んで300億規模の自社株買いを1日で行い、後日償却するとのこと。
オアシスの動きといい、ドラッグストア界は本当に複雑怪奇だなと思って眺めている。
PTSを見ると決算を悲観して投げ売りが入っているが、需給を考えると明日だけなら相当な買い支えが入るのでは・・・?と思った。
そのため、PTSで500株拾って今日の終値ベース(2268円)で指値をセットした。
暴落に備えて余力を作っておくとはなんだったのか。
一応言い訳すると、先物が強いことを確認して明日の暴落はなさそうと踏んで買っている。
今週全ツッパで良かったのではと言われそうだが、何事もなく終わった今の視点なので仕方がない・・・
2、8/14
1、場中
現物買い:エムスリー
信用買い:NTT
現物売り:マツキヨココカラ
マツキヨココカラは9時2分に刺さった。おそらく野村の大口買いが入ったのだと思われる。
もう少し欲張った値をつけても良かったかもしれないが、終値は2201円なので、一歩間違うと損になっていた。
株式市場で小銭を稼ごうとすると案外すんなりいくことが多いが、欲をかいて大金を稼ごうとすると大体失敗する。
私が下手なだけかもしれないが・・・
さて、8/15の暴落はないと踏んでいるため、この日は買う日となった。
マツキヨココカラの利確で得た資金をもとに買い進めていく予定だった・・・
とりあえず、エムスリー(これは長期目線)、NTTを買ったところで、次は何を買おうと考えていたら岸田首相の次回総裁選不出馬のニュースが飛び込んできた。
岸田首相の評価については毀誉褒貶が激しいが、市場からの評価は首相足を見れば明らかだろう。
日経平均株価のバブル以来の最高値更新、新NISA開始をはじめとした「新しい資本主義」についての取り組みは投資家的には素晴らしいと言わざるを得ない。次やる首相がこんなに株価を上げてくれるイメージはない。
岸田ショック的な何かが起きるのでは・・・?と思い、二の足を踏んでしまった。また時間軸の短いトレードをしようと決めた。
2、引け後
現物買い:日経2倍ブルETF
帰宅後ふと日経先物を見ると下げている。
おそらく米国のCPIを見越してのリスクオフの動きだと思うが、PPIで上げていたのにCPIで下げるはないだろうと思ってしまった。
また、8/15に下げるとは思えない(なら場中に買え)ので、日経2倍ブルのETFを買って、CPIを跨ぐことにした。
作戦は成功して、CPI後に先物は上昇した。
また、ソフトウェア・サービスについての月次の開示資料を再度確認していたが、売上高は保守込、受注残はソフトウェア、ハードウェアのみとなっていることに気付いた。
私の7月の見立ては売上高◎、受注残△(前年のハードルが高すぎる)だったが、売上高◎であれば月次跨いで下げても決算まで待てば上がるのでは・・・?と思えてきたため、思い切って明日買って月次の開示を跨ぐことに。
そんな高尚な理由をつけているが、ズルズル上がっていくのを見るのがしんどかったというのが全て。
3、8/15
1、場中
現物売り :日経ブル2倍ETF
信用買い :ソフトウェア・サービス
信用返済売:NTT
今日は売る日になる。NTTを早々に利確。
目論見通り日経も上がったので、ブルETFを引成で利確。
エムスリーも上がってくれたが、これは7/28に長期目線で持つと決めていたため様子を見ることに。新株発行権行使条件が2946円~なので、それまでは持ち続けたい。
昨日注文していたソフトウェア・サービスも買えた。どうせ上がるさとタカをくくっていた。
ここから20%下げても耐えられるだけのポジションはあるし、株価の動きを見て、開示がいいという情報が漏れていてもおかしくないのではと思っていた。
2、引け後
現物買い:メドレー
先物が崩れていないので、PTSでめぼしい銘柄を探していた。
なんとメドレーが投げられているではないか。
決算が良くないとされているが、どうもそうは思えない。
高すぎるコンセンサスを超えられなかっただけで、それほどでは・・・?と思ったため、PTSで買ってみた。
これは少しリバるまで持ってみようと思う。
以下は決算説明資料より引用。
本当に頑張ってほしいものである。
4、8/16
1、場中
制度信用:NTT、ダブルインバース、メドレー(返済忘れ)
現物買い:資生堂
現物売り:ソラスト
何も起きなかったので今日は買う日となった。
台風とそれに伴う体調不良に備えて休みも取らせてもらった。
この地合でも時間軸の短いトレードなら大丈夫だろう。
そうタカをくくって制度信用を使ったいわゆるデイトレードをやってみた。メドレー、NTT、ダブルインバースを触ってみた。
ダブルインバースを触ったのは、金曜だし引けに向けて手じまい売りがあるのでは・・・?と考えてみたもの。利確、ロスカットのラインをあまりに浅めに設定したため、すぐに切れてしまった(-200円)
NTTでは小銭を拾うことができたが、それぞれ板が厚すぎてデイトレ向きな感じはあまりしなかった。
0.1円幅で小銭を拾うようなトレーダー向きではあると思うが、それならもっといい銘柄があるかもしれない。
とはいえ、安全性も高めなので、今後逆張りデイトレードのすすめのような形でかなり下にスケベ指値を入れるようなことは毎日できればやってみようと思う。
資生堂を買った理由は、親中政権の誕生を見越してのもの。
今後の米国の景気後退を見越すと、日本の国益を考えると親中政権が誕生した方がよいと見た。
かくいう米国もその傾向がみられており、民主党のハリス氏が副大統領候補として擁立したディム・ワルツ氏も親中派として知られているようだ。
2025年に台湾有事が起きるというシナリオがささやかれていたが、世界が融和に向かうシナリオが現実味を帯びてきただろうか。
そうなれば、第二の本社として位置付けている中国で不買運動が進んで苦戦している資生堂にも逆転の芽があると見た。問題は私にそこまでの握力があるかというところ。適当にリバるか下がったところで見切りをつけかねないので気をつけないと・・・
家族に優待(丸2年保有が条件)をプレゼントするのを目標にホールドし続けようと思う。
ソラストはまた上げたので一部売った。もしかしたら反発の始まりかもしれないが、私は今後大きく成長するように思えなかったので、一部は残しつつも資生堂、エムスリー等にリソースを分配していく予定だ。
一件事件が発生した。IFDOCOでメドレーの注文を間違えて、制度信用なのに場中で返済注文ができなかったのだ。
月曜の寄りで売られてしまう・・・
全力で祈り続けるほかないが、残念ながらそれなりの損失は出るだろう。
いい勉強だったというしかない。
ちなみにメドレーがなぜ売られているかだが、ジョブメドレー(人材紹介サイト)のビジネスモデルについて懐疑がみられ始めているという点があるようだ。
人材紹介の成果報酬が極めて安価で、代わりに勤続支援金を支給することで他社と差別化できていたところがメドレーの強みだったが、勤続支援金の禁止が決まった場合、成果報酬を値上げせざるを得ないとのこと。
このあたりを嫌気して株価が下がっているのであれば、エムスリー化する未来も見えてくるので恐ろしい・・・
ちなみに外資は決算を跨ぐ形で空売りしているし、モルガンスタンレーに至っては8/15に売り増しているらしい。
画像は空売りネットより。
どこまで見越してのものかわからないが、やってしまった可能性はある。
この辺の空売りポジションがひと段落してくれればよいのだが果たして・・・
2、引け後
現物買い:日経ブル2倍ETF
現物売り:日経ブル2倍ETF
なんとPTSで買って売るというトレードをしてみた。
自分の参考にしている逆神(トレーダーな〇)がダブルインバースの買い煽りをしていたのでブル2倍ETFを買ってみた。
多少反発したのですぐに売った。
小ロットなのでPTSでもギリギリできる動きだが、あまり意味のある動きではなかったかもしれない・・・
そんな小銭稼ぎはどうでもよく、問題はソフトウェア・サービスの月次開示。
予想では売上◎、受注高△としていたが、結果は売上〇、受注高×だった。
受注残をもう少し捌いて受注につなげてほしいが、かなり伸び悩みがみられるだろうか。
粗めに計算した納品高(6月受注残+7月受注高-7月受注残)が2,564百万円で、保守等で780百万円稼げているのは大きいように思えるが、売上の伸びは鈍化傾向にあると認めざるを得ない。
弊noteで見越していた診療報酬改定に備えての改修作業等を見越した受注があるとはなんだったのか。他の電カルベンダーも改修作業が多いようだが、そんなにいい数字が出ていないようである。
やや3Qは苦しくなってしまったので反省しかない、需給が歪んでいるためかなり焼かれる未来がみえる。
逃げ場があれば早めに逃げたいところだが果たして週明けどうなるか・・・
こいついつもソフトウェア・サービスでやらかしてるな。
当初のプラン通り月次を見てから買えばよかったが、上がっていく株価を見て待てなかったのは本当に反省しかない。
とはいえ何もなければ9/6の決算まで持つつもりだが、果たしてどうなるか。
それまで市場が持ってくれるだろうか。
5、おわりに
1、信用買いの是非について
今回の暴落で相当な数の投資家が退場に追い込まれたようである。
自分もそれなりの損は出してしまったが、退場に追い込まれるようなダメージは受けなかった。レバレッジをかけながらこの暴落を食らって、年初来プラスで耐えられているのであれば、頑張っている方なのではとすら思えてきた(ポジティブ)(特定口座はまだマイナス)
逃げ遅れには気を付けて今後も適切なレバレッジを意識しながら続けていきたい。
レバレッジETFを買わない理由は、ビジネスモデルを理解している個別株でレバレッジをかけたいから。
業界誌、厚労省の事務連、議事録等は仕事柄毎日読み込んでいるし、その辺の業界人より医療業界については詳しい自信がある。
自分の投資に優位性があるとすれば、業界知識が多少あるところと異常独身男性なのでリスクは取り放題なところだと思う。
といいつつやらかし気味だが、今年はこれで勝負したい。
どうなったかは年末の振り返りをお楽しみに!
2、今後の動きについて
暴落を食らうのはコントロールできないが、今回のソフトウェア・サービスの売買の判断とメドレーの注文ミスは擁護できない。本当に気をつけたい。
日経比で反発が遅い銘柄を拾っては売るようなトレードをしていたら、かなり反発してきてしまって、決算でやや不当に売られた長期目線でしか買える銘柄が無くなってしまった。
資生堂、エムスリーは長期目線。メドレーは反発待ちとみている。
もしかしたらメドレーはしばらくダメかもしれないが・・・
週明けは調整しそうな雰囲気がある。どのくらいになるか、ソフトウェア・サービスのダメージがどうかを見ながら考えたい。
来週は大人しくできればよいが果たして・・・
株の振り返りはこの辺で。
岸田ショックが来ないのが気になっている。
これだけ株価を上げた首相なので、安倍首相辞任の時のように何かしらの揺り戻しが来てもおかしくないように思えるが・・・
利益の最大化は図れなかったが、安全は常に意識しつつやっていきたい。
ではでは。
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